マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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さあ翼さん!貴女のステージです!

「だけどどうせキャロルが」これ以上は言わせないですよ!

皆様は本編へどうぞ!


翼さんの覚悟

イグナイトの使用した翼さんを覆った闇は直ぐに打ち払われて、制御されて新たな力となった。

 

「勇………貴方に見せてあげるわ。私のこれまでとそして私が掴みたいこれからの未来を!」

 

「イグナイトを完全に制御しましたか。流石は旦那様に惚れた方です。しかしあくまでもテストを受ける資格を得ただけですわ。故にここからが本番ですわ!」

 

ファラさんは剣を構えて斬りかかった。原作では自身を〈翼〉と定義することで哲学の牙を打ち崩したが、今の翼さんはそれ以上の何かを感じる。

 

「見せて下さい翼さん!貴女の想いを!」

 

「ええ!そこで見届けてね。」

 

翼さんは〈蒼ノ一閃〉や〈千落ノ涙〉でファラさんに反撃を始めたが、流石は哲学の牙だ。簡単に攻撃を防いでしまったが、翼さんの顔に焦りはなかった。

 

「やはり貴様の哲学に出力は関係ないようだな。だがそんなことは些末な問題だ!」

 

「ええ。いくら出力をあげたところでそれが剣であるなら噛み砕く。それが私の〈剣殺し〉です。貴女に勝ち目はありませんよ?」

 

「否!私は嘗て自らを剣と定義して人々を守る為に生きてきた。それは今でも変わらない!だが!同時に人としても生きると私は誓った!」

 

「それは先程も聞きましたわ!ですがそのようなことで私を越えられると思わないことですね!」

 

そう。今のままなら勝機はないぞ、どうするんだ翼さん?

 

「私にあるのは剣のみに非ず!まずはこの歌を聞いて貰おう!」

 

そう言って翼さんが歌ったのは「恋の桶狭間」だった。

 

「あら?先程の荒々しさがなくなりましたわね?もう諦めたのですか?威勢の割りに残念ですがその歌が貴女の最後の曲ですわ!」

 

そう言って斬りかかったファラさんを翼さんは蹴り飛ばした。

 

「なんと………ここで剣を捨てますか。ですがそのような思いつきで私を倒せるなどと!」

 

「ああ!思わないさ!故に私は羽ばたく!この私!〈翼〉の覚悟を受けて見よ!」

 

そうして翼さんは〈羅刹零ノ型〉を発動した。ここで勝負を決める気なんだね。

 

「なるほど!自らの名前である〈翼〉と定義しましたか。それでこそ旦那様に見いられた者です。しかし私もここでは終わりません!来なさい〈ラファエル〉!」

 

ここでファラさんは天使を解放して〈護る者〉を発現させて受け止めきった。

 

「なるほど!それがお前の扱う〈天使〉か!ならば私も新たな友より託された力を見せてやる!

行くぞ〈サンダルフォン〉!」

 

翼さんに宿った天使はサンダルフォンだった。だけどこの局面じゃあ………

 

「勇………心配はいらないわ。だって私は迷っていないもの。」

 

翼さんは優しい顔をしていた。そこに不安はない。なら僕のかける言葉はこれだ!

 

「僕はどんな結末も見届けます!その美しさを目に焼き付けます!」

 

「ならば私も全力で参りましょう!

ラファエル!〈蒼穹を喰らう者〉!」

 

ファラさんのあの技は!嘗て平行世界の十香さんに手痛い一撃を与えた烈風か!キャロル………なんて領域まで至ったんだ。

 

「そうだ。これでこそ私だ!決めるぞサンダルフォン!

〈最後の剣〉だ!」

 

烈風と斬撃が激突して膨大なエネルギーが周囲に溢れた。これは不味いな。

 

「ラジエル!ザドキエル!ガヴリエル!ハニエル!ラファエル!」

 

僕は直ぐにラジエルを展開してこのエネルギーの流れと規模を観測して、ザドキエルを展開。その内側に流れと反対向きの風を発生させて威力を減衰。ガヴリエルをこの外側で覆って被害拡大の防止。ハニエルでガヴリエルをコピーして更に強化。

 

「周囲への心配は要りません!翼さんは全力で剣を振るって下さい!」

 

「勇!ありがとう!私も気兼ねなく力を放てる!行くぞファラ!」

 

「ええ!私に聞かせて下さい!貴女の歌を!」

 

やがてエネルギーは弱まり、二人は肩で息をしていた。だけど翼さんはここで奇跡を起こした。

 

「エクスドライブ!?それも自力でですか!?なんと………奇跡まで味方に。貴女はどこまで………しかし私も使命があります。最後までやらせて貰いますわ!」

 

そう言って斬りかかったファラさんに翼さんは、

〈蒼ノ一閃・滅破〉を放った。

 

「その攻撃が剣であるなら!」

 

ファラさんは〈剣殺し〉を発動したが防げなかった。

 

「一体………何故。私の定義は発動していた筈。」

 

「それは私がこれまでの全てをあの一撃に乗せたからだ。剣としての生き方。翼としての在り方。後輩を導く姿。歌姫としての私の全てをな。だからお前は防げなかったのだ。」

 

「なるほど。そう言うことでしたか。では旦那様。先にシャトーでお待ちしています。マスターの悲願まであと一つです。」

 

そう言ってファラさんはシャトーに転送された。

 

「キャロルの悲願か。それはきっと彼女の愛の形なんだろうな。」

 

僕の呟きの意味を正しく知っているのはこの場では僕以外いなかった。




ええ……奇跡を自力って……マジですか?

「事実私はやり遂げたぞ?」

奇跡が安すぎる!

(大型の斬撃に呑まれた作者)

翼「次回のタイトルは、
[最後の〈自動人形〉]よ。
皆は楽しみにして欲しいわ。私はやることがあるから、これで失礼するわね。」

(後に切り刻まれて、袋に詰められて燃やされる作者の死体)

また、活動報告に、今週限定でリクエスト回を受け付けています。よろしければ皆様の意見をお願いします。

一話の長さはどちらの方が好きですか?

  • 一話を濃密にして話数を少なく
  • このまま切りの良い範囲で
  • どちらでも良し
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