マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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最後のモジュール回です!

皆様は是非クリスちゃんの覚悟を見届けてください!

それでは本編へどうぞ!


抜剣!イグナイトモジュール⑤

ギアを纏った姉さんはレイアさんに食ってかかった。

 

「よくもあたしの幼馴染み達を傷つけやがって!てめえは絶対にあたしが倒す!そしててめえの主に泥棒はてめえだと教えてやる!」

 

「ほう……。先程までの守られるだけの弱者の目から一転して良い顔つきになった。それでこそ私が派手に叩き潰すのに相応しい!」

 

レイアさんは二つの黒い拳銃を持ち出して構えた。あの構えは〈ガン=カタ〉か。確かに様になっているな。二人を退けたぐらい接近戦も強いし、もともとあの人は遠距離戦が滅法強い。原作では指で弾くコインが銃弾以上の速度になる。銃を奪っても姉さんの苦戦は免れないだろうな。

 

「持って行けよ!挨拶代わりだ!」

 

姉さんが放ったのは〈MEGA DEATH QUARTET〉だった。どうやら全力で戦闘出来る精神状態みたいだ。

 

「あたしは九年前にバルベルテで両親を理不尽に失って勇とはぐれることになった!」

 

「その報告はマスターより派手に聞いている。そして旦那様はその五年半後にマスターと運命の出会いをしたこともな。だからどうした?」

 

「あたしにとっても心の支えはそこにいる響と未来。そして愛しい勇なんだよ!なのにてめえ等ときたらあたしから勇を奪うだと!そんなことをこのあたしが認める訳ねえだろうが!仮に結ばれるにしても義姉に対する態度がなってねえ義妹なんてこちとら願い下げなんだよ!更にその上であたしの幼馴染みを傷つけた!てめえにも!キャロルにも!あたしの意思を見せてやるよ!

イグナイトモジュール!!抜剣!!!」

 

〈ダイン=スレイフ〉

 

 

 

 

~~クリスside~~

 

イグナイトがあたしに見せたのは九年前のバルベルテだ。パパとママを失い、勇と離れ離れになったあの忌々しい場面だ。だけどこんなことにつまづく気はもうあたしには無い!闇だろうが!呪いだろうが何でも乗り越える!そしてあたしはこの想いを果たす!

 

〈なるほどね。貴女も家族に恋をした乙女だったのね。こんにちは今代の候補者さん。〉

 

「ああ?誰だてめえは?今のあたしは忙しいんだよ。用がねえなら他を当たりな!」

 

〈あら?随分な嫌われようね。私の名前は「琴里」。嘗て義兄に恋した義妹と言っておきましょうか。そして貴女に力を託す為の試練を与える者よ。雪音クリスさん。〉

 

「あたしの名前を知っているだと!?そしてなんだよ!試練って!」

 

〈貴女も見たことはあるでしょう?彼の傷を癒す炎。そして圧倒的なまでの砲撃の力を。〉

 

「おいおい。冗談はよしてくれよ。てめえの能力と勇の力が同じな訳ねえだろう?」

 

本当に冗談じゃない。勇の力がこんな訳わからねえ奴と同じなはずが無い!

 

〈そうね。言い方を変えるわ。私達は前任者なのよ。彼がこの世界で力を覚醒させたことで、私達の力は彼に継承されたわ。でも彼にだって力を支える者は必要でしょう?貴女はその力の一つを継承出来る可能性を得た。これなら納得出来るかしら?〉

 

「なんかとんでもねえスケールの話だな。さしずめ精霊って言いてえのか?勇はいつも力を振るう時は天使の名前を呟いていた。もしてめえの話が本当なら、てめえの力はカマエルってことになるぜ?」

 

〈………何よ。疑り深い癖に察しが良すぎるわよ。私が説明すること全部知ってるじゃない。〉

 

「そりゃあ愛しい弟の力だ。お姉ちゃんは気になって仕方ねえってもんだろう?」

 

〈なんだかいろいろ腑に落ちないけどまあ良いわ。貴女の試練は私の問いに本心で答えることよ。〉

 

「なんだよ………。試練って割に優しいじゃねえか。なら!さっさと始めようぜ!」

 

〈本当に話が早いわね。でも質問をするわ。

貴女は想い人の一番になれないかもしれない。それがわかった時にどうするつもり?〉

 

「想像するだけで腸が煮えくりかえりそうだが、あたしは諦めねえ。一番に見て貰う為の努力を続けていく。だけど弟ってのは姉のもんだ。もし勇が恋人を作ることになってあたしじゃねえなら」

 

そこであたしは敢えて言葉を切った。そしてこう続けた。

 

「恋人以上に愛される姉を目指す。それこそ恋人が可哀想になるほどにな。」

 

〈ふーん。面白い答えね。…………………………………………というより、私の答えの行き着く先ということみたいね。〉

 

「何だ?えらく歯切れが悪い答えか?」

 

〈いいえ。とても素晴らしい答えよ。それこそ嘗ての私よりも……………ね。だから貴女にはカマエルの力を継承するわ。その力で弟を支えなさい。〉

 

「へっ!そんなちょせいこと言われなくてもあたしはやるよ!あたし様の愛しい弟だからな!」

 

〈それと彼に伝言を頼めるかしら?〉

 

「ああ!別に良いぜ!今のあたしの気分は最高だからよ!」

 

〈ありがとうクリス。「奴らは本物よ。それも全盛期の力を備えた」ってね。意味は彼が理解してくれるわ。二亜の奴がもっと早く気付けば苦労しなかったのに………〉

 

「わかった!必ず勇に伝えるさ!ありがとうよ琴里!」

 

継承された力の強さが体に伝わる。だから必ず力を使いこなす!そして勇と添い遂げる!だからレイア!まずはてめえからぶっ飛ばす!




クリスに力を託した精霊 〈五河 琴里〉

彼の世界では義兄に恋をした妹だったが、その恋は叶わなかった。そしてクリスもその家族(義弟)への恋心が叶わないことを悟っていた。(勇君の中から見ていたので)
試練としてその未来と覚悟を問うような形にした。
そして次の敵とならる〈魔術師〉が、本物であることをクリスに伝言させた。これにより四期の対策を黒幕達も考えることになる。

「作者馬鹿じゃないの?〈エレン〉達をその世界に呼ぶなんて勝算を捨てたの?」

あの……琴里さん?だってこうしないと四期が……

「後先考えずに修行時代を作ったツケか!貴方執筆当時無計画だったでしょう!」

だって師匠達は救済したくて……

「もう言い訳は聞かないわ!苦労する人物に代わり私自ら制裁をくだすわ!来なさいカマエル!〈砲〉よ!」

えっ!ちょっと完全礼装は聞いてな………(ここからは作者が灰になった為聞こえない)

琴「さて読者の皆様ごめんなさい。馬鹿な作者に代わり私が次回予告を担当するわ。

次回は〈姉の意地〉よ。クリスの覚悟を是非見届けてね。そして更新をお待ちください。

さて、残りの処理を始めようかしら」

(この灰になった作者は袋詰めされてゴミ箱に捨てられていました)

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