マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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最終決戦前の、最後の準備です。

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果たすべき責任

姉さん達は全員がイグナイトモジュールを使いこなせるようになり、それぞれが天使を覚醒させた。

そして響達が復帰したその日が運命の決戦であることは、その場の全員が理解していた。そんな時に端末にあるメールが届いた。

 

〈明日の13時にあのファミレスで待ってる。〉

 

差出人は洸さんだった。そしてそのメールを響では、なく僕に送ったということは覚悟が決まったということだろう。だから僕達もその覚悟に応えよう。その為に僕はキャロルに電話を入れた。

 

「キャロル。決戦前の最後の頼みを聞いてくれるかい?」

 

〈ああ。日時の指定だな。言ってくれ。〉

 

「明後日の正午で頼むよ。そうすれば装者が最高の状態で決戦に臨むはずだから。」

 

〈わかった。オレの準備も整った。では明後日の正午にエルフナインを通じて本部に知らせよう。〉

 

そう言ってキャロルは通話を切った。後は明日全てが決まるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

~~翌日正午~~

 

「勇君のところにお父さんからの連絡が来たんだね。」

 

「おじさんが変わったとあたしは信じたいな。」

 

「洸さんがどういう決断をしたのか、私達はまだ知らないけど、前へ進めることを願っているよ。」

 

メンバーはあの時と同じく幼馴染み全員で臨んだ。

そして約束の店に僕達が入ると、既に洸さんが座っていた。しかしテーブルの上には、あの時とは違い料理はなかった。

 

「お久しぶりです。顔つきが変わりましたか?」

 

「ああ。俺は目が覚めたよ。響を頼るつもりどころか、あわよくば丸投げするつもりだった。最初は男の意地とプライドがあったけど、雪音さんの話や、勇君のお父さんの話を聞いて、自分のプライドとやらなきゃいけないことの差をはっきりと感じたよ。だから今回は勇君に連絡したんだ。」

 

「お父さん………変わったね。」

 

「ああ。君達に誇れる姿でありたいからな。一度責任から逃げた以上は、ケジメをつけなきゃいけない。だから俺はお母さん達に三日前に謝って来たんだ。」

 

「なっ!おじさんが謝ったのか!?だけどその表情は………」

 

僕も意外だった。向き合って欲しいとは言ったし、僕達のパパとママの話はしたけど、それでも尚謝れるとは思っていなかった。

 

「ああ。クリスちゃんの言う通りめちゃくちゃ怒られたし、殴られた。だけど響達の痛みに比べたら、

〈へいき、へっちゃら〉だよ。響に教えた魔法の言葉だけど、今回俺に勇気をくれたのは君達だ。本当にありがとう。」

 

洸さんはそう言って頭を下げた。

 

「響はどうしたい?洸さんはケジメをつけた。それも自分のプライドを曲げてでもね。だから響の答えを僕達は知りたい。もちろんどんな答えでも否定はしない。響の本心であることは変わりないからね。」

 

僕は響に覚悟があるか確認したけど、心配はしていなかったし、未来や姉さんも僕と同じ同じ顔つきだった。

 

「私は、お父さんが最初の一歩を踏み出せたらまたお母さん達と家族全員で暮らしたいと思っていた。だけど今は少し違うんだ。」

 

響の言葉は途切れたけど、表情は悪くなかった。そしてこう言葉が続いた。

 

「私は勇君達と一緒に過ごしたい。私の初恋であり、今一番大切な太陽を賭けた女の戦いの最中だから。だけどお父さんの手伝いも全力でしたい!私達の新しい関係の始まりだから!」

 

響の言葉には力強さがあった。

 

「響………へっ!言うじゃねえか!なら響もあたしのライバルだ。勇のハートを掴むのは響でも未来でもアイツ等でもねぇ!このあたし様だ!」

 

「おやおや義姉さんは私との実力や貸しのことを忘れてませんか?勇君の隣は私の指定席だよ?」

 

ここで正妻戦争が始まって胃が痛かったが、洸さんが話を戻した。

 

「皆がこれだけ好きな勇君だからこそ響も惹かれたんだな。そしてそんな君に俺は大切なことを思い出させてもらった。ありがとう。」

 

洸さんはそう言って会計を済ませて退店して行った。

 

「お父さん………頑張って。

そして私こそありがとう………大切なモノを思い出せたんだから………私はもう絶対に諦めない!!!」

 

響の目が今までで一番力強さとなっていた。

 

「響が立ち直ったか………。あーあ。強力なライバルになっていったなぁ………。」

 

「あのままうなだれてたらあたしの優位は揺るがなかっただろうがなぁ。だけど今の響はあたしが排除しねえといけない恋敵だ。幼馴染みだからって遠慮はしねえ。」

 

「ん?勇君の幼馴染みで一番の婚約者はクリスちゃんでもマリアさんでも翼さんでも調ちゃんでも切歌ちゃんでも未来でもキャロルちゃんでもなく私だよ?だって私が(原作)主人公だもん!私が負けるはずないじゃん!」

 

「「それが一番納得出来ない(ねえ)!!」」

 

なんか響がメタいことを言ってた。

 

 




なんでだろう……響にポンコツキャラをさせると書きやすい気がする……

響「口は災いの元だよ作者ぁ!今すぐ死んで!もしくは私がメインヒロインに書き直せ!」

無理言うな!既に100話越えなんだから無理だろ!

「じゃあ殺してヤル!ゼッタイニユルサナイ!」

久しぶりに暴走ですか!?イグナイトいらないですか!?

(作者は 撲殺 されて しまった )

響「作者の代わりに私が予告するね。

次回は〈決戦!嫉妬の魔女①〉だよ。私達は絶対にキャロルちゃんに負けない!作者を殺してでも勇君と結ばれてやる!

皆様は更新をお待ちください。」

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