次の投稿は番外編もあります。本編の更新も明日の20時にありますのでご安心ください。
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さて前書きが長くなりました。
……奇跡を身に纏う響達とキャロルの戦いの結末とは……
本編へどうぞ
「皆行くよ!私達の勇君への愛がキャロルちゃんの愛に負けないって!勝って証明する!」
響は震える体に鞭を打ち、みんなに声をかけた。
「ならば行くぞ翼!先陣は私達からだ!」
「応とも!皆の気持ちは今や一つだ!まずはキャロルをシバく!各々の争いなぞ終わってからでも充分間に合う!」
「ザフキエル!〈八の弾〉だ!」
翼さんとマリアさんが先陣をきり、マリアさんの体が増え始めた。やっぱりザフキエルの力は陽動なら最適だな。
「行くぞサンダルフォン!〈蒼ノ一閃〉!」
「くらえキャロル!砲撃の雨だ!」
一撃一撃を必殺とするマリアさんの砲撃が、ザフキエルの力でおびただしい数になった。これは流石に涼しい顔は僕でもできないな。
「良い狼煙た。しかし!オレはとうにその領域に到っている!ザドキエルよ!我が力と化せ!」
「ッ!私達の砲撃が氷塊に防がれた!?どこまでの霊力が込められているというの!?」
「更にこうしよう!」
キャロルは作り出した氷塊でマリアさんの砲撃を受け止めた。そして残った氷塊を剣で刻んで、更にラファエルとザフキエルを召喚した。そして先程切り刻み作った礫と銃弾を用いて凶器の雨を降らせた。
「なんて数なの!分身が維持できない!」
「この威力!防ぎきれん!」
その威力はすさまじく、マリアさんは分身を維持できず、翼さんも剣のみで防ぐには限界があった。
「更にオマケをやろう!ラファエル!
〈天を駆ける者〉だ!」
だが今のキャロルに慢心はない。体勢を立て直す前に風を操り二人に烈風を浴びせにかかる。
「翼!手を放すな!体勢を崩されるぞ!」
「だがマリア!すまないがこれ以上は無理だ!」
「「うっ!ぐあぁー!!」」
二人は追撃の烈風に耐えられずに吹き飛ばされ、複数のビルを突き抜けて尚衰えない勢いの状態で相当遠くに飛ばされた。復帰するだけでも相当時間はかかるし、ダメージも馬鹿にならないだろうな。
「よくもマリアを!」
「あたし達を舐めるなデス!」
「待って二人共!翼さん達が戻るのを待たなきゃ!」
「「ラファエル!〈蒼穹を喰らう者〉!!」」
未来の言葉も虚しく、二人はキャロルに対抗する烈風を放った。しかしキャロルの表情に変化はない。それどころか余裕の笑みすら浮かべていた。
「ミカエル!〈開〉!そしてもう一度だ!」
「私達の攻撃が!」
「吸い込まれたデス!」
ザババコンビの烈風はミカエルが形成する門に吸い込まれ、キャロルから再び現れた別の門により、自らの烈風を返された。
「切ちゃん!防がないと!」
「わかっているデス調!合わせるデス!」
「「ラファエル!〈護る者!〉」」
すごいね、あの二人は。もうあの天使の護りの力を引き出せたんだね。いずれ二人は間違いなく強くなる。だけどまだ今の局面はそう乗り越えられないかな。
「よく耐える!では褒美を受けとるが良い!ガヴリエル!〈輪舞曲〉!」
シャトーとの共振すらしているガヴリエルの音波は、最早シンフォギアの制御できるレベルをとうに越えた衝撃と化していた。
「ぐぅっ!このままじゃ!」
「盾を維持できないデス!」
意地と覚悟で耐える二人にキャロルは止めの絶望を与えてきた。
「まだ粘るか!では先に力を削ごう!ミカエル!〈解〉!」
ミカエルの力の一つである〈解〉は、対象を分解する力がある。その力で二人の形成する盾を分解してしまった。
「なっ!盾が!」
「バラバラになったデス!」
二人はその言葉を最後に地面に叩きつけられた。下手すれば意識を失っているだろう。
「切歌ちゃん!調ちゃん!よくも二人まで!ガヴリエル!〈行進曲〉!」
響は自分に強化を施してキャロルに突撃した。流石にこの攻撃はキャロルでも受けきれないはずだ。
「良い推進力た!故にこう喰らうが良い!カマエル!〈砲〉!」
「不味い!この攻撃が避けられない!」
キャロルは突撃する響めがけてカウンターの砲撃を放った。まるで響が来るのがわかっていたみたいに……〈ラジエル〉の力か!だから完璧なタイミングで攻撃を放ってきたんだ!キャロルに向かって直線の動きをする響はこの砲撃を回避できずに直撃してしまった。
「未来!二人の攻撃を重ねるぞ!」
「仕方ありません!合わせます!」
「カマエル〈砲〉!」「メタトロン〈砲冠〉!」
「良い心がけだ!その教訓は次に繋げるが良い!サンダルフォンよ!〈最後の剣〉だ!」
二つの高火力天使からの攻撃がキャロルを襲ったが、キャロルはこれを正面から打ち破った。
「不味い!未来!回避しろ!」
「義姉さん!この攻撃の規模は流石に無理です!」
声かけも虚しく二人はキャロルの放った斬撃に飲み込まれた。これによって装者は全員地に膝を着く、あるいは簡単に反撃ができない事態となった。それはやっと戻って来た二人も同じだった。
「強い……これがキャロルちゃんの勇君への想い……」
「なんという覚悟だ……。次元が違う……!」
「体に力がはいらねぇ………。くそっ!」
「立てない………悔しい!」
「勝ちたいのに!悔しいデス!」
「ちくしょう!ここまでなの!」
「あと少しだったのに!もう少しで勇君と結ばれる筈だったのに!なんで!」
装者全員は満身創痍で立ち上がれず、更に心すら折れかけていた。それほどまでに天使を通じてキャロルの想いが伝わってしまったのだろう。
「なんと情けない!こんな腑抜けだとは失望したぞ!オレ自ら引導を渡してやる!」
確かに僕も今の状況は見ていられない。だから一度だけ皆に助け船を出そう。
「待ってくれキャロル!最後に一度だけチャンスをあげて欲しい!こんな終わり方は僕も納得がいかない!もし響達がまだ諦めていないなら!一度だけで良いんだ!最後まで付き合ってやってくれ!」
「勇君………そうだ!これは私達の意地だ!」
「ここで折れるわけにはいかない!」
「諦めるのはあたし達らしくねぇ!」
「まだ立てる!戦える!」
「勝負はまだついていないのデス!」
「最後まで立ち上がる!」
「必ず辿り着く!」
響達が最後の意地を見せた。後は見守るだけだ!
「そうだ!それでこそオレの敵だ!その想いを最後までぶつけるが良い!」
「皆!私達のギアと天使の力を一つに重ねるよ!
私達の決意を!!想いを!!」
「天羽々斬!サンダルフォン!立花に力を!」
「イチイバル!カマエル!響を頼む!」
「シャルシュガナ!」
「イガリマ!」
「「ラファエル!!響さんの力に!!」」
「アガートラーム!ザフキエル!行きなさい!」
「神獣鏡!メタトロン!響を支えて!」
「ガングニール!今こそ放てえぇっ!!」
力を受け取った響は、ギアの力をガングニールに。天使の力をサンダルフォンに収束させた。そしてまずはギアが束ねた拳をキャロルに向かって解き放った!
〈Glorious Break〉!(七人ver)
この攻撃を見てキャロルはこの戦いで初めて攻撃の認識を改めた。最後の覚悟に気づいたみたいだ。
「良い一撃だ!故にオレの全力をくれてやる!我が天使よ!この剣に力を!」
〈エレメンタルブレイド〉(霊力全開ver)
キャロルの持つサンダルフォンにエレメントの力が宿り、更に霊力が奔流を起こした!そしてそのエネルギーが響達の一撃と激しいぶつかり合いを起こした!
「やはり貴様等の力は欠片に過ぎん!故にオレが勝つ!」
キャロルの一撃が押し始めた時、響のサンダルフォンに天使の光が集まった!
「なんでかわからないけど!この力の使い方がわかる!だから。私は信じる!そしてこの一撃にすべてを賭ける!いくよ〈滅殺皇〉!」
「あれば〈滅殺皇〉か!響が天使を束ねた形があの天使を形成した。やっぱり響はやってくれるね!」
響はそう言って嘗て剣を振り下ろしたあの構えをとり、一人で振り下ろした!もう一度見せてくれるんだね。あの技を!
〈Synchrogazer〉!!
「まさか!?オレ達全員の霊力をフォニックゲインで調律しきったというのか!?立花響!お前はどこまでも強欲なやつだ!故にオレも負けられない!」
押されていた響の拳もろとも振り下ろされた剣がエレメントの光を切り裂き、分断された拳は七色の光に別れてキャロルに降り注いだ!
「ザドキエル!ラファエル!ガヴリエル!ハニエル!」
しかしキャロルもハニエルをザドキエルに変化させてこの一撃を耐えようと防御壁を展開した。しかしそこにはキャロルの一撃を押し退けた斬撃が衝突し、強固な筈の護りが崩壊した。その結果キャロルは七色の光……つまり虹の旋律の直撃を受けた。
「ぐあぁー!!これが虹の旋律かあぁ!だが!オレは負けられない!その為に勝つ!」
キャロルの眼の闘志は未だに消えなかったが、体の方はこの一撃で既に限界を迎え、立ち上がれなかった。表情には現れなかったが相当な疲労があったのだろう。響達が死なないように必ず手加減をしていたキャロルは、戦い始めてからずっと神経を研ぎ澄ませていたからね。もし加減していなかったらこんな形にはならないし、それこそ最初から天使を使った筈だ。だけどそれをしなかったのは僕との約束を守る為だったんだろうね。そして対象的に響は満足とまではいかなくとも、確実に立っていた。相手を殺す気でかかる響達はその辺の配慮まではできない。その差が拮抗した時に出たのだろうね。なら……僕が責任をもってこの戦いを終わらせよう。
「ここまでだ!キャロルが地に伏せ、響達は立っている!これ以上は僕が認めない!これで決着だ!」
「オレは………また負けたのか。だが……今度はいつになく清々しいな。こんなに限界まで戦えたのはあの時以来………いや、それ以上の満足感だな。」
「勝った………私達が………?………やった!勝ったんだ私達!良かったぁ!本当に良かったぁ!」
「最早体に力がはいらない。だが、勝てたのだな。」
「実感がわかないけど勝てたんだな。あたし達。」
「何とか………。」
「勝てたのデスね。」
「この勝利は二度とできない奇跡の勝利ね。」
「ああ……良かった。私達は勝てたんだ。」
キャロルは本当に悔し涙を浮かべていたが、同時にある種の満足感もあるようだ。
「どうだった?シンフォギア装者達は?」
「これ程の戦いになるとは思わなかった。だから次は絶対に負けない。」
「うん。それで良いと思うよ。」
こうして響達とキャロルの譲れない戦いは響達の勝利で幕を閉じた。お互い全力の思いをを悔いのない形で伝える事ができたみたいだね。
決着がつき、少女達は互いの想いをぶつけあった。その結果をそれぞれがどう受け止めたかは次の話で……
次回〈ご褒美 / 語り合い〉です。
更新をお待ちください
また、前書き通りに次からの更新では番外編も投稿します。よろしければそちらもお願いします。
そして11月1日よりコラボ章が始まります。
お相手の神咲 胡桃さんの情報です。
投稿作品〈錬金術師と心火を燃やしてみよっか?〉
https://syosetu.org/novel/222283/
一話の長さはどちらの方が好きですか?
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どちらでも良し