〈錬金術師と心火を燃やしてみよっか?〉とのコラボ章が始まります!
今回の此方の時系列では、番外編にてキャロルとの関わりを勇君が持ち、澪さんと接触した帰りに起こった出来事がこの章となります。
そして第一話は勇君が謎の人物と接触する話です!
それでは皆様本編へどうぞ!
精霊と謎の人物
僕達が澪さんと別れたその直後に視界が急激に変化し、僕は闇に覆われた!
「!不味い!キャロル!どこに………?」
キャロルがいない!何でだ!何が起こっている!?
《勇!どこにいる!返事をしてくれ!》
キャロルの声だ!そうだ!僕が呼び掛ければれば!
「キャロル!僕はここだ!返事をしてくれ!」
《何故勇の姿が見えず声も聞こえない!勇!どこにいる!返事をしてくれ!》
なんでだ!?僕はキャロルの声が聞こえる……だけどキャロルからの返事はない。僕は閉じ込められた……?だけど一体何故………?とにかく!早く状況を打開しないと!
「くそ!こうなったら!〈ラジエル〉!〈ミカエル〉!」
僕はこの状況の原因を探る為、そして打開にラジエルとミカエルを展開した。これで状況の原因と打開策さえわかれば!!あとはミカエルで脱出して立て直す!
『やっと能力を使ってくれたね!じゃあその力をいただくよ!』
僕は謎の声に〈ミカエル〉と〈ラジエル〉の力が奪われた感覚がした。そして僕の中の〈ミカエル〉と〈ラジエル〉の力が失われていくことを理解してしまった。
「何が……起こっ……て……いるん……だ?」
『ありがとね。貴方のおかげでようやく完成するわ。そして私達の世界へようこそ。歓迎するよ。』
「世界だと!?まさか貴方は!」
「心配しなくても大丈夫だよ。貴方には幸せをあげるんだから。」
その女性は〈灰色のフルボトル〉と〈黄色のフルボトル〉を持っていて、力を奪われた僕は、そのまま意識を刈り取られてしまった。
「ここは?」
僕が目を覚ますと森の中にいた。
「まずは状況を把握しないと。」
〈ラジエル〉を展開しようとしたけど、展開できなかった。ならあの出来事は………
「ラジエルの見せた予知夢でもなければ、〈ミカエル〉の力も感じない。あの人物に力を奪われたってのがオチだな。」
僕はこういう時に一番信頼している天使を奪われた。いや………天使を構成する要素と、その為の霊力を奪われたな。
「師匠の教えの一つ。
〈未知の状況に陥った時はまず冷静であれ〉
今の僕に残っている物は十個の天使(内一つは収束した形だけど)と、錬金術師としての力。そして〈アレ〉が三体分と八割近いの霊力か。しかし〈ジェム〉は無いけど何故か〈奥の手〉はある……か。だけど何故?」
霊力は最悪食事と休憩で補充可能だけど、奪われた天使は厄介だな。情報が無いのは不味いし、何よりキャロルのことが心配だ。小道具の方はあったら御の字だからまあ良いけど〈奥の手〉は使いどころが重要だな。
「せっかく僕達は新しい関係を始めたのに、出鼻を挫かれたな。流石に許せない!絶対にキャロルと二人で帰る!そしてキャロルの望みを叶える!」
しかし怒りに身を任せても状況は変わらないので、まずは現在地を探ることにした。
「こんな時に〈ラジエル〉があればすぐにわかるんだけどなぁ。」
恐らくそれを防ぐ為に〈ラジエル〉は奪われた。僕が相手でもまずは情報系の能力を奪取・封印するから、敵は複数且つ、さっきの人物と同等以上の人物がいる筈だ。
「そして心配なのは何よりもキャロルのことだ。僕と分断されてるのはわかるけど、この世界にいる保障は……」
そこで僕は言葉を止めた。この直前に僕達は澪さんに会って何で言われたかを思い出したからだ。
「僕とキャロルの魂は溶け合っている。つまりキャロルは必ず僕を見つけ出せる。なら僕は今使える手段を以て情報を集めよう。僕とキャロルなら必ず乗り越えられる!だって僕達はこんなところで倒れる訳にはいかないから!」
僕は自分の持っている能力をもう一つ思い出した。
「もしここが〈異世界〉でも、この力は通じるかも知れない。ただし触媒は用意できないから僕自身の霊力を使うことになるけど。」
僕はこの森の中で平地の場所を探して、陣を描くことにした。〈錬金術〉だ。
「観測用の術式は嘗て師匠達がティキで行った物を参考にすれば……」
僕は元結社の序列五位だ。ブランクはあっても研鑽は………最近は霊力便りだから不安だけど、まずは起動しないと始まらない!
「さて。この(仮称〈異世界〉)の規模と自分の位置、そしてキャロルの所在が判れば、多少のリスクはやむを得ない。どうせ天使を取り戻さないといけないから、襲撃して来る分は返り討ちにして取り戻す!」
そして僕は観測の為の大きな錬金術式を展開して、全容の把握の為に集中することにした。だけどそんな僕に………近づいて来た人物がいた。
「君が私達をここに閉じ込めた錬金術師だね?なら、君は私の敵だ。心火燃やして…ぶっ潰す!」
仮面ライダーグリスが強襲してきた!
「仮面ライダーグリス!?」
ここはビルドの世界なのか!?でも、このグリスの声は女性の物だった。本来のグリスは男性の筈だ!でも間違いなく、僕の目の前にいるのはビルドの世界の仮面ライダーだ。本編を視聴していない僕でも名前を知っている程の主要人物で、仮にも悪の敵だった人だ。何でそんな人が僕を!
「待ってください!貴女は誰なんですか?少なくとも僕達は初対面の筈です!貴女の敵である必要が無い!」
「いや。君は私の敵だよ。この結界を発生させている錬金術師は君だろう?その大がかりな術式が何よりの証拠だね!」
僕は初めて出会った仮面ライダーに、望まない形で関わることになってしまった。
七海さん視点は神咲さんの投稿で確認をお願いします。
https://syosetu.org/novel/222283/
上記のリンクよりお願いします。(僕も楽しみです!)
さて……勇君は七海さんと最悪の形で対面しました。
仮面ライダーと力を一部奪われた精霊が語る事とは?
次回の更新をお待ちください。
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