マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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自己紹介の下りで文字数あり過ぎて分割してたら置いて行かれてた!(打ち合わせガバルドン!)

このままでは神咲さんにご迷惑がかかる!(手遅れ)

なので、本日はもう一話更新します!


〈前回のあらすじ〉

自己紹介の最後に現れた謎の仮面ライダーブラッド。そのブラッドに対して、一度敗北した七海さんとキャロルさんは雪辱を果たす為に。勇は奪われた力の手掛かりを掴む為に初めてキャロルと共闘してブラッドと交戦します。

それでは皆様本編へどうぞ。


襲撃者と戦ってみよっか?

「お前はブラッド!?なんでここにいるの!?」

 

キャロルさんの驚く声から、この人物が今回の黒幕の一人であるブラッドだと理解する事ができた。

 

「やはりお前達も来ていたか。だが今の私はお前達に興味はない。故に消えておけ。そうすれば命は助かるぞ?」

 

その話し方に何か覚えがあるような気がしたが、それよりも威圧感が凄まじいモノになっていた。

 

「さて……と。ブラッド……お前の目的は勇君の力だね?なら私はここでお前を倒せば良い訳だ。そうすればすぐに終わらせられるからね!」

 

七海さんはそういうと変身を済ませてブラッドに戦いを挑んだ。そしてその様子を見てキャロルさんも援護をするべく変身して、同様に挑んだ。だけど奪われた天使を自由に使えるならかなり厄介だな。……あれ?シャナさんはどこへ?

 

「キャロル……今の僕達の勝算がどのくらいかわかる?」

 

「ミカエルを使いこなされていたら一割を切り、そうでなくても良いとこ二割だろうな。」

 

やっぱりそうなるか。だけど退く訳には行かないな。僕だって力を取り戻したいからね。それにシャナさんはどこに行った?……まさか!

 

「行くよキャロル。まずはあの仮面ライダーを倒す。そして僕の力を取り戻す!」

 

「任せろ。オレ達のコンビネーションを奴に見せてやろう!」

 

僕達が作戦を立てている間にブラッドは、七海さんとキャロルさんを吹き飛ばしていた。そして木に叩きつけられた二人は意識を失ってしまったみたいだ。……多分実力はシェム・ハよりも高いスペックだと考えないとダメだろうね。……果たして今の僕達でも勝てるのかな?

 

「ッ!不味いよキャロル!今七海さん達が!」

 

恐ろしい事にブラッドは倒れた七海さん達に止めをさす為に胸を貫いていた。不味い!これは早く治療しないと!

 

「勇!ザフキエルの〈四の弾〉だ!アレなら修復が出きる!」

 

「それじゃあダメだ!確かに怪我は直せるかもしれないけど、今ブラッドを倒さないと多分この間に奴は何かを準備している!その阻止をするのが多分間に合わない!」

 

僕の予想が正しいなら多分だけど、〈エデン〉はまだ完成していない。だから今はブラッドを倒す事を倒す事が最優先だ。ならここで使う弾は間違いなくあの弾だ!

 

「ザフキエル!〈八の弾〉だ!」

 

僕は〈八の弾〉を使って八人の分身を作り出した。そして七人の分身それぞれに一つずつ完全礼装を纏わせ、残る一人には錬金術を発動させた。

 

「キャロル!僕は七海さん達の治療に二人の分身を連れて行く!だからキャロルは残りの分身の援護を頼む!」

 

「ッ!そういう事か!わかった!確実にアイツに全力を叩き込むぞ!」

 

キャロルはエレメンタルブレイドを纏い、分身達の援護を始めた。早く僕達が動かないと手遅れになる!

 

「頼むぞハニエル!〈千変万化境〉だ!」

「行くぞガヴリエル!〈鎮魂歌〉だ!」

 

僕は分身達に傷の修復と、鎮痛作用のある歌を奏でた。

これで少なくとも予断を許さない状況からは脱せた筈だ。

 

「なるほど……奴の話の通りに他の力も所持していたな。では、遠慮なくその力もいただくとしよう。」

 

「勇!ヤツが消えた!気をつけろ!」

 

「ふむ。やはり分身体の実力はたかが知れているな。もしくは後方支援用の能力故か?だが貴様には過ぎた力だな小僧。」

 

キャロルの叫びも虚しく、ガヴリエルとハニエルを展開していた分身がブラッドに胸を貫かれて消滅してしまった!そしてその間際に分身は各々、緑と藍の光となって〈フルボトル〉に吸い込まれていった!

 

「そのボトルは!?……まさかあの時もお前が僕の力を!」

 

「残念だが先の二つの力を奪ったのは私ではないな。だが奴は私の協力者だという事だ。だがどのみちお前達は私を倒さないとこの状況を打開できないだろう?」

 

クソッ!今この状態でまた天使を奪われて、更に別の敵がいる。しかも取られた力が厄介すぎる!

 

「ほう?焦っているな?奪われた力の所在とそこで転がる塵芥、そして惨めな小娘と力の欠片は間に合わず。これではただの絶望だろう?故に再度勧告しよう。おとなしく残る力を私に寄越せ。そうすればそこで転がる奴等やお前の伴侶の命も保障してやろう。この力があれば私の悲願は達成まで後少しになるのだからな。」

 

そう言ってブラッドが伸ばした左手を、僕は叩き落とした。

 

「面白くもない冗談ですね。出会ったばかりとはいえ、貴女は僕の目の前で二人の女性に……キャロルに手をかけた!だから僕はお前を許さない!」

 

僕はダヴルダヴラを纏い、ブラッドを拘束した。そして残る霊力を拳に込めてブラッドの左頬を殴りつけた。

 

「お前は命の重みを何とも思わないのか!?人の想いがわからないのか!」

 

僕が込められる力は全て込めた。だけどブラッドの声色は変わらない。まるで痛みを感じないかのような抑揚だった。

 

「やはり軽い攻撃だな。天使の名を冠する力を手に入れたところで、たかだか二十もいかない少年の拳など痛みにもならないな。」

 

「勇から離れろ!お前は危険だ!今ここで倒す!」

 

キャロルは残る分身を連れて僕のいる場所に駆けつけて来た。だけど僕は何故かブラッドに勝てるイメージを壊されていた。

 

「そろそろ遊びの時間は終わるとしよう。貴様等の敗北でな!」

 

ブラッドが力を溜め始めた!不味い!ここで奴が動いたら七海さん達が!

 

「ここで倒すぞ!全員最大火力だ!」

 

キャロルの声に合わせて分身達が最大火力で技を放った。確かに僕達の攻撃に溜めはほとんどない。……なら残る一割の勝機はここしかない!

 

「メタトロン!〈砲冠〉だ!」

「ザドキエル!〈凍鎧〉だ!」

「カマエル!〈砲〉だ!」

「ラファエル!〈蒼穹を喰らう者〉だ!」

「サンダルフォン!〈最後の剣〉だ!」

「「ミリアドキューブ!!」」

「エレメンタルブレイド!」

 

僕は各々の分身に天使が持つ最大火力の技を発動させ、錬金術の分身とオリジナルの僕は師匠より名前をもらった〈ミリアドキューブ〉を発動させた。ザフキエルよりも安定性に負けるけど、銃弾よりは火力が出るから今回はこっちがこのましい筈だ!

 

「ここで倒すぞ!全力で倒れるまで放つ勢いだ!」

 

ここで倒れる訳にはいかないけど、アイツからも力を取り戻す必要がある。最低でもさっき取られたボトルは壊さないと!

 

「……攻撃主体の天使でもこの程度か。やはり凡人には過ぎた力だな。私の目的に誤りはないな。では幕引きとしよう!」

 

煙が晴れる前にブラッドの余裕がわかってしまった。嘘だろ!アレだけ天使・錬金術・キャロルの全力を直撃させた筈だ!なのに……なんでそんなに余裕なんだ!

 

「まずはその力をいただこう。」

 

ブラッドが呟くと〈カマエルの分身体〉が胸を貫かれて光へと変わった。そして先程同様ボトルに吸い込まれて赤色のボトルとなった。

 

「そしてお前を倒せば残る力は」

 

ブラッドが呟きを終える前にキャロルが背後から斬りかかった!

 

「貴様ァ!勇の力を返せ!」

 

左手にダヴルダヴラ、右手をエレメントの剣で武装して奇襲したが、その動きは読まれて錬金術の分身に攻撃が直撃した。

 

「しまった!」

 

直撃した分身は黒の光となり消滅したが、その粒子はブラッドのボトルへと吸い込まれて行った!

 

「な!勇に還元もされないだと!一体何が!」

 

「答え合わせなど要らぬだろう?お前はここで倒れるのだからな!」

 

キャロルの鎧は腹部への左回し蹴りの一撃で粉砕し、キャロルは七海さんの横へと吹き飛ばされた!

 

「キャロル!やったなブラッド!よくもキャロルまで手をかけたな!」

 

僕はブラッドに右手で殴りかかろうとしたが、ブラッドに右腕を捕まれ、残る腕で腹部に強烈な拳をぶつけてきた。僕だけ体を貫かれていないのは、能力を利用する事が目的で、生け捕りを考える必要があるからだろう。

 

「あがぁ!」

 

「うるさいぞ小僧。すぐにお前もそこで転がる奴等と同じ場所に送ってやる。故に少し待つが良い。」

 

ブラッドがそう言って僕から力を奪おうとした瞬間に、キャロルさんが背後から技を発動させていた!

 

「喰らえブラッド!〈ジャッキングブレイク〉だ!」

 

キャロルさんが必殺技の蹴りを完全な不意打ちで放ち、その攻撃は直撃したが、ブラッドはみるみる怒りを表してきた。

 

「ほう?確実に胸を貫かれてまだ動けたか。だがその程度の攻撃では私を倒すなど無理な話だ。……そして貴様は恋人と違うところで朽ちると良い。私の逆さ鱗に触れたのだからな!」

 

ブラッドは僕から手を離すと、キャロルさんを崖の方までまで蹴り飛ばした!そして僕は幸か不幸か分身体が消えていて、残る天使は使えるようだった。

 

「不味い!あっちには崖が!メタトロン!〈天翼〉だ!」

 

僕はブラッドが意識を逸らした一瞬でメタトロンを展開し、キャロルさんのもとへ疑似的に転移した。そしてキャロルさんを抱えた。そしてラファエルを展開しようとしたが、さっき腹部に受けた一撃で肋骨が折れていたみたいだ。

 

「あぐぅ!ラファエルが……展開できない……」

 

僕はキャロルさんを守る為にもラファエルを使わないといけなかったが、傷の痛みに耐えかねて展開できなかった。しかしそれでも天使の展開は必要なので、ザドキエルで僕達を覆いながら崖下へ落下した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~ブラッドside~~

 

「ふむ。天使を操る小僧を逃がしたか。だがあの深傷を負った足手まといと共にいても恐れる事はないが、〈凶禍楽園〉の発動を阻害されるのは目障りだな。ならばこの力を用いて彼の世界より存在した人形を差し向けよう。奴等が仮にそれを退ける事ができた時は残る力を回収すれば良いだけだからな。」

 

ブラッドはそう言うと残る七海と(勇の世界の)キャロルを、勇達と別方角の崖から投げ捨てた。

 

「さて、私も計画の最終段階に入る準備を整えるか。」

 

ブラッドは変身を解いた事で初めて女性のような………否、嘗ての姿へと戻り戦場を後にした。

 

~~ブラッドsideout~~




ブラッドの圧倒的な強さに分断された主人公とその想い人キャロル(達)。しかしこの状況に追い討ちをかけるように別の人物が勇達に接触する。

次回の更新をお待ちください。

そしてこちらから神咲さんの作品へジャンプできます。
https://syosetu.org/novel/222283/
〈錬金術師と心火を燃やしてみよっか?〉
是非七海さん視点でもお楽しみください。

一話の長さはどちらの方が好きですか?

  • 一話を濃密にして話数を少なく
  • このまま切りの良い範囲で
  • どちらでも良し
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