マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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デート編第三回は切調コンビです!

そのお料理に込めるモノとは一体何なのか?

本編へどうぞ。


お料理は心を込めて

八月某日のある日

 

「勇さん!私達と!」

「お家デートをして欲しいデス!」

 

今日のお客様はザババの二人だった。

 

「う~んキャロルは僕の正妻で、嫉妬深いんだよ?もしそんなことがキャロルに知られたら、二人の命の危機になる筈だよ?」

 

「そこは大丈夫です。私達はちゃんとキャロルさんにお願いをしました。」

「そしたらキャロルさんは許可をくれたのデス!そしてあたし達は直々に審査して貰えるのデス!」

 

どうやらキャロル公認のデートらしい。

 

「ん?キャロル直々の審査?」

 

「はい。キャロルさんは私達にこう伝えてくださいました。」

「〈そのデートならオレ自ら審査してやろう。もし素晴らしいデートであれば切歌と調には機会をやろう〉とあたし達は許されたのデス!」

 

なんだかすごい話になってきた。キャロル自ら出向くなんてどれだけ注目したデートなんだろう。

 

「ちなみにデートはいつにするの?」

 

「今から始まります。」

「まずはあたし達とスーパーに行って欲しいのデス。」

 

どんなデートなんだろう。

 

「わかった。どこのスーパーに行くの?お金は僕が出すから、たまには好きな物を買うと良いよ?」

 

「大丈夫です。そこのスーパーに用事があるんです。」

「そしてキャロルさんとの待ち合わせの場所でもあるのデス。」

 

キャロルと待ち合わせか。久しぶりにショッピングデートってことかな?

 

~~移動完了~~

 

スーパーの入り口に着くと、キャロルが待っていた。

 

「キャロルさんお待たせしました。」

「勇さんをお連れしたのデス。」

 

「ああ。切歌、調の二人は存分に買い物をするが良い。オレは入り口で勇と待っている。それとコレがロッカーの鍵だ。お前達の成果をオレは期待して待っているぞ。」

 

そう言って二人は店に入って行った。

 

「キャロル~。なんで僕達は店に入らないの?」

 

「すまんな。いくら勇でもそれは答えられない。大事なことなんだ。ああそれと、帰ったらエルのところへ向かってくれないか?エルからも大事な話があるらしいんだ。」

 

「わかった。帰ったらエルのところに顔を出すよ。」

 

そんな話をしていると、二人が店から出て来た。

 

「キャロルさ~ん!無事に買えました~!」

「ロッカーの品物も無事に回収できましたのデス!」

 

二人の荷物の量はカートで運ぶ量だった。なるほど……だから僕を呼んだのね。

 

「二人の荷物は僕が持つよ。夏場は暑いからね。」

 

「勇さんは優しいのデス。」

「だからキャロルさんが惚れたですね。」

 

「すまんな二人共。エルの奴からの頼まれ事でな。」

 

「エルの頼み?なんだろう。」

 

わからないけど、何故か嫌な予感はしなかった。

 

~~帰宅後~~

 

「切歌ちゃん!冷蔵庫にいれる物は全部入れたよ~!」

 

「ありがとうございますデス!勇さんはエルのもとに行って欲しいのデス!」

 

「んっ!りょ~かい!じゃあ二人共!後はお願いね。」

 

そう言って僕はエルの部屋に向かった。

 

「エル~!来たよ~!」

 

「あっ!勇さんありがとうございます!実は勇さんにご報告があるんです!ガリィとフィーネさんからの報告なんですが、やっぱり仮説が当たりそうだと言っていました。つきましては、勇さんの持っている〈アレ〉と、ガリィの〈新作〉の調合がしたいそうです。次の〈機会〉に〈準備〉していただけばと思うのですが………」

 

「わかった。次までには準備しとくから、今日は器の作成ってことになるのかな?」

 

「はい!なので、勇さんの霊力を結晶化していただけばと思います。」

 

僕はその言葉を聞いた後で、〈霊結晶〉の作成にとりかかった。やっぱり十個作ると体がしんどいな。

 

「ありがとうございます!必ず今回で完成させますから、待っていてください!」

 

僕はその作業の手伝いをしながら過ごしていると、キャロルから連絡が入った。エルを連れて来て欲しいらしい。

 

「エル~!キャロルが呼んでるらしいから上に行くよ~!」

 

「わかりました~!すぐ上がりま~す!」

 

そう言って僕達が部屋に戻ると、そこには夕食が並んでいた。でもこのメニューってもしかして………。

 

「はい。キャロルさんが一品。」

「あたしと調で一品ずつ。」

 

「「「そして三人で一品作ったの(デス)(だ)!」」」

 

「うわぁ!ホワイトソースのパスタに、揚げたての唐揚げ!ロールキャベツにプリンまで!」

 

「すごいご馳走だね。みんなで作ったんだ。」

 

「それで勇に頼みがあるの。私達が作った料理を当てて欲しいの。」

 

キャロルが敢えて少女キャロルの声にして問題を出した。なるほどね。コレを作って食べて貰う為のデートか。だからキャロルが同伴って。

 

「じゃあ唐揚げからたべようかな。」

 

一口食べると、しっかりと下味がついた美味しい唐揚げだった。

 

「じゃあ次はロールキャベツを食べませんか?」

 

「おっ!良いね。じゃあ貰おうかな。」

 

エルに促されて僕はロールキャベツを食べた。味がしっかり染み込んでいるのに優しい味がした。僕の事を考えて作ってくれたんだね。

 

「最後にホワイトソースパスタか。あれ?キノコやベーコンだけならまだしもピーマンと玉ねぎか。だけど良い臭いだから期待したいね。」

 

食べてみるとしっかりととろみがあるのに、すごく食べやすい味になってた。隠し味があるね。

 

「勇………どう?」

 

正直あの料理はキャロルじゃあないな。だけどあの料理を切歌ちゃんが作った事になるな。

 

「答え合わせを。」

「お願いするデス。」

 

「なら、この唐揚げは調ちゃんだね?下味がしっかりしていて食べやすい味だったよ。冷めても美味しい唐揚げのレシピだよね。良くできているよ。」

 

「当たりです。唐揚げは勇さんが男性だから好きだと思って作りました。」

 

「このホワイトソースパスタは切歌ちゃんだね?ベーコンだけなら直ぐ断定できたけど、野菜も入っていたから悩んだよ。そして隠し味がお餅だね。調ちゃんが唐揚げを作った時から優しい味付けにするつもりだったでしょう?」

 

「すごいデス!勇さんはやっぱり素敵な人デス!」

 

「最後にロールキャベツはキャロルが作ったよね?この僕の好みに細かく合わせた味付けをできるのはキャロルだけだもんね。流石僕の一番のお嫁さんだね。」

 

「すごい!嬉しい!勇の料理は美味しいから私達も勇の為に作りたかったの!だって今年の誕生日は私のせいで祝えなかったから………」

 

「勇さんはやっぱりすごいです!キャロルの愛の細部まで見抜ける勇さんの魅力に僕達は………」

 

「エル……そこまでにしよう?料理を美味しいうちにみんなで食べたいからさ?」

 

「はい!皆さんで食べましょう!」

 

という事は合作はプリンか。デザートで食べたいね。

 

「勇さんすみません。プリンに合う紅茶を入れて貰えますか?」

 

「良いよ。全員分入れてくるから待っててね。」

 

僕はそう言って席を離れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下 キャロルによる提案

 

「切歌も調も良い料理だった。お前達が望むならこの後オレ自ら〈その先の関係〉に混ざる許可をやろう。プリンの横のスプーンには、ガリィ印の睡眠薬が塗ってある。故にお前達ならば勇のスプーン以外はすり替えると良い。」

 

「本当に私達が!」

「機会を貰って良いんですね?」

 

「ああ。意識が保てる保証はしないからな?勇に愛された時の快楽に壊れても、その時の勇に遠慮は無いからな?〈抱える〉のが恐いなら変換術式を施すから安心しろよ?ちなみにオレ達は毎回施して臨んでいるからな。」

 

「切ちゃん!これはチャンスだよ!」

「調!今夜があたし達の変わる時デス!」




此方の更新に合わせて番外編も更新しています。

よろしければそちらも是非読んで貰えたら嬉しいです!

次回はマリアさんのデート回である、

「海のデート」です!更新をお待ちください!

また、感想もお待ちしています!

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