彼が原作のとある時期に、散々な目をして後悔する未来が決定しました。
しかも自分のアドバンテージを失うことになります。
師匠に自分の内心を伝え、能力を晒すっていう大ポカをしでかしてからおよそ三週間が経過した。実はあのあと師匠たちから、要約すると「無闇に能力を晒すのは三流のする事よ。気をつけなさい」って別の説教をされた。
でも師匠たちは気付いてますか?無意識かもしれませんが僕にはわかりましたよ。
「子供を慈しむ母親の顔」をしていたってね。
以前の僕は恥ずかしくて、師匠を「お母さん」とは言えなかったが、あの日は嬉しくて、うっかりと言いそうになってしまった。というより、カリオストロさんがいなかったら絶対に言ってたな。
そんなことを考えていたら、僕はカリオストロさんに呼び出された。
「あーしがまとめた、日本の今の動向について報告するわ」
そうだった。原作知識の詳細に自信のなかった、ここにきた当時の僕は、日本の動向を調査してもらっていた。
修行時代に一度尋ねたことがあったが、カリオストロさんはこう言ってあしらわれてた。
「そうねえ。今の現状は一言で言うなら、
〈特に大きな変化がない〉もしくは、〈重要ではあるが、後に伝えても問題は無いこと〉しか起こっていなかったらしいわ。それよりも今は修行しなさい。貴方の成長を私たちは楽しみにしてるのよ ♥️」
そんな人が今、僕に伝えようとしているということは、僕に伝える時期が来たということだろう。だから僕は次の言葉を待った。
「まず、〈特異災害対策機動部二課〉長いから次からは、〈二課〉というわね。設立は2033年で、初代司令官に〈風鳴 訃堂〉が就任するも強硬的な姿勢や、聖遺物の〈イチイバル〉紛失を理由にわずか3年で引責したわ。
そしてその後任が翌年に〈風鳴 弦十郎〉になり、他者との連携や、協調を動きの軸にすえたわ。そしてその頃から、あらゆる部門に顔を出す研究者の、〈櫻井 了子〉の出入りが激しくなったわ。
彼女が今代の〈フィーネ〉で間違いなかったわね?」
やっぱり僕の原作知識は、穴があったな。今回は比較的まだ良かったんだけど、抜け落ちが怖いな。でもおおよそは大丈夫そうだな。
「その表情なら問題なさそうね、続けるわ。
そして現司令官の姪で非公式且つ秘密裏にノイズを倒していた〈風鳴 翼〉の相方として〈天羽 奏〉が現れたわ。そして2人は、〈ツヴァイウイング〉ってユニットを結成したわ。
以上が私たちが把握している今の日本の動向よ。貴方の希望通りの情報を手にいれるため、ここから一年半は特に情報精度向上のためにも、メンバーを何人かは日本にも派遣するわ」
そうか。もうそんな時期だったんだ。しかも、僕のために本来なら負わなくて済んだ仕事を増やしてしまったな。申し訳ない。
「も~う。そんな顔しなくても良いわ。派遣するのは、術師として悩んでた人たちが名乗りでてくれたし、
うまくすれば日本にも貸しをつくれるから問題ないわ。
そして今後の貴方への情報の通達は、プレラーティからも行われるわ。定期的な物資の搬入の際の報告と、事態の変化があった時は、彼女達はマメにしてくれるわ。最近少しキャロルといがみ合いをしているけどね」
ありがたい。ここからの詳細な流れを覚えてなかった僕とっては、その申し出は本当に助かります。
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