よろしければ装者全員のデートを最後まで楽しんで貰えたら嬉しいです。
本編へどうぞ。
八月某日のある日
「勇!私とデートに行かないかしら!」
朝から堂々とマリアさんが突撃して来た。やっていることが響なんですけど。
「構いませんけどキャロルが許したんですか?エルの話だと正妻はキャロルで決まったと聞いてますが。」
そう………キャロルの立場が、僕の正妻になった話をエルから聞いた時は驚いた。そこまでキャロルは情熱的な愛を僕に抱いてくれていたからね。
「ええ。私達はあのあと、〈精霊同盟〉を結んだわ。コレがその証書のコピーよ。」
マリアさんが取り出した物は確かにキャロルの字で作成されて、八人全員の側室署名がされた証書だった。
「なら今回の件をキャロルは知っているんですか?下手をすれば世界がまた危機に立たされるんですけど。」
「その点は問題ないわ!キャロルさんから勇をデートしてデレさせたら〈その先の関係〉まで同伴で許可がおりたわ!だから私は貴方にデートの誘いをしているのだけど……」
最後の方は自信が無いのか言葉に力がなかった。
「きちんと話の順序がわかるので大丈夫ですよ。デートはいつ・どこで行う予定ですか?」
「明日貴方と海水浴に行きたいわ。司令達の保有するビーチに、私と勇の二人だけのデートをしましょう?」
多分原作で使っていたビーチかな?でもあそこは確か……
「う~ん……確かにそこなら情報面は心配ないですけど……やっぱり海の家の料理がビーチで食べたいなぁ。」
「ええ。私もその話を聞いた時にそこが残念だったの。だから今回は緒川さんが調理してくれるそうよ?」
「マジですか!?ガチじゃないですか!今から楽しみになって来ました!」
「明日のデートにするから食べたい物を教えてね。緒川さんが材料を調達して現地で作ってくださるそうよ。」
「明日ですね!楽しみにしています。後で食べたい物をメールします!」
「ええ。明日は最高のデートにしましょう!」
その日の晩までに僕はマリアさんに食べたい物をメールした。明日が楽しみだ!
~~翌日~~
朝九時に玄関のチャイムがなった。
「おはよう。よく眠れたかしら?」
「そうですね。最近はよく眠れるようになりましたね。」
するとマリアさんは申し訳なさそうな顔をしていた。
「その………ごめんなさいね。勇はキャロルが好きだったのにあの時は……」
「大丈夫ですよ。確かにキャロルのことが気になっていました。ですが今はそんな心配はしていませんよ。もう気にする理由がなくなったので。」
「ええ。今の私達はキャロルさんには勝てないわ。だから貴方を正々堂々と虜にしてキャロルさんにも私達の仲を認めて貰うのよ!だから私達は今まで以上に、勇にアピールやアタックをしていくつもりよ。楽しみにして欲しいわ。」
なんだかマリアさんらしいな。これからも楽しみになりそう。
「ええ。今日のデートを楽しみにしています。さあ行きましょう!」
「ええ。現地までは私の車よ。ドライブデートも兼ねているんだから。」
~~更に移動中~~
「この季節でもドライブは良いものですねぇ。」
「ええ。私も緊張していたけど、勇といると楽しくて仕方ないわ!」
「目的地までもうすぐですか。マリアさんの水着を今度はちゃんと見ますよ。だってもう浮気じゃないですからら。」
「~~ッ!照れるじゃない!でも良いわ。私の新しい水着で見とれさせてあげるんだから!」
そんなやり取りをしながら僕達は目的地に到着した。
「さて。着いたわよ。勇……早く行きましょう!」
「ええ。まずは何からしますか?」
「パラソルを立てましょう。そして着替えたら泳ぐわ!」
こうして僕達はパラソルの設営を開始した。そして着替えるタイミングとなった時、マリアさんはなんとその場で着替えだした。
「マリアさん!更衣室はあっちですよ!」
「?私と勇しかいなくて、私は勇に全てを捧げると誓ったのよ?今更体を見られても恥ずかしい訳じゃあないでしょう?」
「そんな堂々と言えるマリアさんが羨ましいです。でも僕は向こうで着替えたいのですが……」
「大丈夫よ。私達は勇とキャロルの〈愛〉のビデオを見たわ。だから勇もここで着替えましょう?大丈夫よ。同意なしに〈事〉を始める気はないわ。」
そんなやり取りの間にマリアさんは紅い水着を着ていた。なんだかんだで体の魅力は姉さん以上のところもあるしね。
「勇……日焼け止めをお互いに塗り合いましょう?」
「そうですね。今日のこの場所を全力で楽しみましょう!」
僕達はまずお互いに日焼け止めを塗り合い、海で泳ぎの競争をした。
「ほらっ!あそこ岩まで競争よ!私が先に着いたら勇を抱きしめさせて欲しいわ!」
「なら僕が勝ったら、マリアさんを後ろから抱きしめてあげますよ?」
「その言葉忘れないからね!」
そんな勝負とは言えない勝負をした結果、マリアさんの勝ちだった。素直に悔しい。
「約束通り勇を抱きしめるわ。ロンドンの時は窒素させてしまったけど、今回は柔らかくするからね?」
僕達がパラソルに戻ってすぐにマリアさんそう言って、僕の顔を胸にうずくめる形で抱きしめた。……ああ。コレが男のロマンだったんだね。今度キャロルに頼んでみよう。多分その後の展開も予想はつくけど、楽しみは楽しみだね。
《お二人共。昼食が完成しました。建物の方までお願いします。》
「マリアさん!お昼ができたみたいですね。」
「ええ。早速海の家料理を楽しむわ!」
緒川さんに呼ばれた建物にいくと事前リクエスト通り僕にはラーメンと餃子(にんにく無し)、マリアさんは焼きそばが準備されていた。
「コレが海の焼きそばなの!?いつもと違う場所で食べるとこんなに美味しいのね!」
「ラーメンも定番だけど、餃子も美味しい!海の料理は何故かロマンを感じる!」
「デザートにかき氷があります。持って行って向こうで食べますか?」
「「緒川さんありがとうございます!是非そうします!」」
「ええ。ごゆっくり。」
僕達はそう言ってかき氷とスイカをパラソルの下まで持って行って二人で食べた。お約束のアイスクリーム頭痛もしたけど、それはそれで良い思い出になった。
「ゆ~う~!スイカ割りの準備できたわよ~!」
「今行きま~す!」
この後緒川さんに回されてマリアさんの誘導でスイカを割ることになり、マリアさんの企みでバストダイブアクシデントを起こされた。
「きゃぁ!」
「~っ!マリアさんごめんなさい!」
「良いのよ勇になら……私は貴方が狂おしい程好きなのよ?それに別のスイカには辿りついたじゃない………」
マリアさんの顔が紅く、僕はその仕草にドキドキしてしまった。
「あらあら~?流石マリアね。旦那サマを虜にしかけるなんて。コレはマスターも喜ぶワァ!旦那サマの新しい一面を見れたとね。だから誇りなさい。マリアは私達の同志よ。追ってマスターより連絡が入るわ。貴女のもうひとつの望みを叶えてくださるそうよ?」
「~~ッ!キャロルさんが許可をくれたの!?」
「えぇ。マスターより直々にね。だから研鑽しなさい。夜の旦那サマはすごいわよ?」
ガリィの登場で動揺した僕達だったけど海のデートは楽しかった。今度はキャロルと行きたいなぁ。
観測者からの報告による評価 マリアの場合
デートプラン 素晴らしい!
勇のことをああいう風に抱きしめると喜ぶのか!ならばオレはあの姿で勇と海のデートに行かねばならん!そして恥じらいを見せる勇と情熱的なキスをしなければならん!故にそれを気付かせたマリアは〈あの機会〉をやらねばならんな。ああ!ヘソの下がこそばゆい!
そして番外編も同時に更新しています。よろしければあらすじのリンクよりお楽しみください。
次回は未来さんのデート回です!
「夏祭り」
更新をお待ちください!
感想もお待ちしています。
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