マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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前回解説し忘れましたが、七海さんの世界の〈シェム・ハ〉は今後こちらでは〈シャルロット〉と名乗る事になります。そして後に合流するヒロイン枠となります。

それでは皆さま本編へどうぞ。


力を覚醒させる者達

~~奏side~~

 

アタシはシャルロットさん(長いから今度からは〈シャル〉って呼ばせてくれるようになった。)から託された試練に挑んでいる。

 

「ケルビエルは雷の天使ってシャルさんが言ってたな!だけどアタシは細かい動きが苦手だ。だから力のコントロールを練習するんだ!」

 

シャルさんはアタシが〈ガングニール〉を安心して纏えるように適合係数を引き上げてくれた。曰く了子さんの事をシャルさんは知っていて、その関係で改造してくれた。

 

「やっぱり礼装だけで制御するには独力じゃあ限界があるな。だけどその世界の前任者の動きを以前映像で見せてくれたけど……それでも難しいな。」

 

だからアタシはシャルさんに声をかけた。

 

「シャルさん……起きてるか?頼みがあるんだ。勇君のあの戦いの映像をもう一度見たい。お願いしても良いかな?」

 

〈良い心掛けだ。だが一つ重要な事を伝えよう。勇の霊力量は奏達の基準では受け止められないのが原則である。唯一キャロル・マールス・ディーンハイムのみが例外で無条件に受け止められる。これは勇とキャロルが互いを何よりも愛する故の例外だ。それを忘れるなよ?〉

 

めちゃくちゃシャルさんが饒舌に語ってくれた。だけどそうかぁ~!勇君のあの使い方は自分が相当な霊力量をわかっているからできる事なんだなぁ。ならその戦い方をすればアタシの体は持たないだろうな。それは〈ガングニール〉の適合の時に学んだからな。

 

「ん?勇君のあの動き……いや、浮遊する球体はどうして……。」

 

〈何か気付いたのか奏?〉

 

「ああ!もしアタシの勘が外れてないなら、一気に状況を進展させれるかもしれない!」

 

「ほう?面白い事を言うな。何か策があるのだろう?」

 

「ああ!アタシのガングニールにあの球体の力を融合させるんだ!そしてシンフォギアで霊力を制御する。他の奴等はどちらも独立して使えるけど、勇君と邂逅してないアタシには無理だからな。だからアタシは二つの力を合わせるよ。だからシャルさんはアタシの中で暴走したら止めて欲しい。頼めるかな?」

 

〈良いだろう……やってみろ奏。我は協力を惜しまない。故に全力で取り組め!〉

 

「ああ!最高の動きにしてみせるさ!だから特等席で待っていて欲しい!」

 

そうしてアタシ達は新しい可能性を模索する事にした。

 

~~奏sideout~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~エレンside~~

 

結社の情報力や関連組織への協力の約束を済ませ、〈顕現装置〉と〈アルカ・ノイズ〉の開発を急がせている今の私に一つの本が出現した。

 

「これは〈ベルゼブブ〉……ですか。確かに嘗て〈シスター〉より奪った力をアイクが使っていましたね。しかし何故今になって私の手元へ現れる?」

 

私は確かに人類最強です。しかし〈五河 琴里〉達の〈フラクシナス〉と、〈エリオット〉に私達は嘗て敗北しました。しかしこの世界ではアイクもエリオットもサンジェルマン達に断罪されて死亡。唯一私は二人の最後の抵抗により脱出に成功しました。そして〈ジェシカ〉と〈アルテミシア〉にも再会できました。

 

「これはアイク達の最後の置き土産という事でしょうか?ならば予定を変更しましょう。〈ペンドラゴン〉〈アシュクロフト〉〈スカーレットリコリス〉は既に完成しています。ならば次は電子精霊〈或守 鞠奈〉の復活をさせましょう。そして〈フラクシナス〉の使用した〈随意領域〉の発生装置である〈世界樹の葉〉も再現してみせましょう。私は確かに人類最強です。しかしこの世界にも精霊がいます。そしてもう私達に慢心はありません。かかって来なさい精霊達。」

 

私は現れた〈ベルゼブブ〉に何の疑問も抱かなかった事を後に後悔するとはこの時は気付きませんでした。

 

~~エレンsideout~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~シャルロットside~~

 

どうやらエレンは〈ベルゼブブ〉を躊躇いなく受け取ったようだ。

 

「ならば存分に使わせよう。そうすれば勇はエレンを止める為に戦場へと現れる。我はその時に……」

 

「なあシャルさん?その……勇君はシャルさんが片想いしている事を知っているんだよね?」

 

「我は勇とは一度も接触しておらん。最初が肝心と言うだろう?」

 

「ちょっと待ってくれシャルさん!一回整理させて欲しい!もしアタシの考えが正しかったら……」

 

そう言うと奏は考え始めた。しかし何を考えると言うのだ?そう疑問を抱える事凡そ五分後に奏は結論を出したようだ。

 

「やっぱり勇君はシャルさんの事を知らないって事だよな?だったらシャルさんは勇君に一度きちんと会うべきだよ。」

 

「だが……勇の記憶の中の我は……神代の頃の……」

 

「だぁー!もう!そこを気にしたら始まらないだろシャルさん!それにまだこの世界では何もしてないなら良いじゃないか!」

 

「そう……か。ならば奏よ。お前ならばどうする?」

 

奏は我の問いに笑顔で解答してきた。

 

「ならさ……シャルさんが理想的な場面で勇君と再会してからデートに誘いなよ。勇君が話通りの人物ならきっとシャルさんのお願いを無下にはしない筈だから。」

 

「〈デート〉か。ならば我も考えよう。最高のデートという物をな!」

 

「その意気だぜシャルさん!アタシも協力は惜しまないからさ!」

 

我らはその後も他愛のない会話を続けた。これを人は「友」と呼ぶのだろう。

 

~~シャルロットsideout~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~勇side~~

 

僕達は七海さん達と出会った世界からの戦利品や託された物を確認している。

 

「さて、凛祢やダ・カーポさんとの再会の前に僕も託された物を確認して、使いこなさないとね。じゃないと七海さんや凛祢達に頭が上がらないよ。」

 

「そうだな。確かにあの世界でオレ達は新しい力を得た。ならばまた使いこなす必要があるな……鳶一 折紙の想いと力を使いこなす為にな。」

 

ん?折紙さん?

 

「ねえキャロル?折紙さんに会ってたの?」

 

「七海と行動をした時にな。それに一度だけだが、〈五河 琴里〉〈時崎 狂三〉〈鏡野 七罪〉の三人も援護をしてくれてな。言葉を交わしたのは折紙だけだが、必ず礼がしたいものだ。」

 

現在は響達装者七人とキャロル……そしてフィーネさんに天使が継承されている。だけどまだ〈ザドキエル〉〈ハニエル〉〈ミカエル〉の三個……いや、〈ケルビエル〉も含めたら四個か。

 

「まずは七罪さんに会えたらお礼を言わないとね。」

 

「そうだな。時に勇……七海から託されていた装備はどうするつもりだ?」

 

「アレなんだけどさ。しばらくは僕が持っていても良いかな?ちょっと気になる事があって……」

 

「かまわないぞ。ならばオレの方は新たに託された能力を訓練したい。少し一人になるぞ?」

 

「オッケー。じゃあまた後でね。」

 

僕はそうして部屋を出て、広い宇宙へと転移した。

 

「さて、ここでなら心置きなくセイヴァーに変身できるかな?」

 

僕はビルドドライバーを装着して、二つのフルボトルを起動する。そして収束礼装を纏い変身の準備に入る。

 

<〈精霊!〉・〈希望!〉ベストマッチ!>

 

<Are you ready?>

 

 「救います!それが僕の覚悟で願いなんですから!」

 

<繋がるココロ!デート・ア・ライブ!イェーイ!>

 

そして僕の収束礼装に変化が始まった。礼装を形成していた力が光輝き出してアーマーを形成した。

 

「行きます……皆さんの力をお借りします!」

 

そして僕はセイヴァーへと変身していた。

 

「無事にセイヴァーに変身も完了だね。後はこの力を安定して扱えるように制御をしよう。」

 

そうして僕はしばらく宇宙空間で力の制御を行った。

 

~~勇sideout~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~奏side~~

 

アタシが〈ケルビエル〉の力を練習し続けて体感時間で三年が経過した。そしてアタシの読み通りシンフォギアと天使の相性自体はかなり良好で、ケルビエルの権能の〈鷲〉〈牛〉〈獅子〉〈人〉の形成にはアームドギアに埋め込む事で可能になった。

 

「どうだいシャルさん!アタシの努力は?」

 

「合格としよう。だが、もう我が集めた力の残滓は無い。これでは……」

 

シャルさんの悲しむ顔を見てアタシはやるせなくなった。力になれない事がこんなに辛いなんてな……。

 

「だけど何とかして、シャルさんを勇君に引き合わせてあげたいな……。」

 

そう呟いた時にアタシ達は光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈なんで私が貴女達を呼び寄せたかわかるわね?〉

 

アタシ達に声をかけたのは、長髪でサイドテールの学生服を着ている少女……〈万由利〉さんだった。

 

「アタシ達に試練を受ける資格が満たされたから……だろ?」

 

「我も呼ばれた事に意味があるのは察した。故に請う。我らは何をすれば良い?」

 

〈まず大事な事だけを説明するわ。私は貴女達の行動のみを三年間見続けたわ。〉

 

「然り。我は視線には気付いていたが、これらは我らの行いの結果だと認識もしている。」

 

「アタシは気付いてなかったな。だってそれどころじゃあなかったから。」

 

本当にすごい事ばかり起こるな~アタシ。

 

〈貴女達の想いと行動が悪性では無い事は確認した。だけどその想いが報われ無い結果になる覚悟を問う必要が出てきたわ。〉

 

「然り。例え報われずとも我らは結果として救われている。故に積み重ねる事が次の課題である。」

 

「アタシはシャルさんを支え続けるさ。それが救われた事への恩返しでもあるからさ!」

 

〈わかったわ……天羽 奏。貴女に私の力を託すわ。その力で彼女を支えなさい。そして願わくは勇を助けなさい……〉

 

「ありがとうな万由利さん。アタシは一度死んだ身だ。だから次の人生は悔いを残さないように頑張って見せるさ!」

 

〈頑張ってね。そして……私が彼の世界までの道を開くわ。だけどそこからは貴女達の頑張り次第よ。〉

 

そう告げて万由利さんは消えて行き一つの道ができ あがった。

 

「行こうかシャルさん。」

 

「ではいざ行こう……我らが焦がれた世界へ!」

 

アタシ達は示された道を進み始めた。

 

~~奏sideout~~




〈奏さんがケルビエルを獲得しました。〉

本編のしかるべきタイミングで彼女達は勇君達と合流します。その時をお待ちください。

次回〈再会する者達と新たな力〉

更新をお待ちください。

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