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師匠達の合流の翌日、準備ができた僕達はバルベルテに向かった。原作が八月終わりだったのに対して今が十月なのは、明らかに〈リアライザ〉関連の準備だと思う。アルカ・ノイズだけなら原作通りの時系列で行われた筈だから。
「こちら勇です。現着しました。司令室の方はどのような報告が入っていますか?」
〈こちら司令室です。響ちゃん現着!まもなくガリィさんとミカさんも活動を始めます。〉
《こちら切歌デス!言われた通りにスピーカーをセットしたデス。いつでも起動できるデス!》
《こちら響。準備は終わりました。いつでも合図をください。》
《こちらガリィ。対象からアルカ・ノイズの所持を確認しました。いかがなさいますか?》
《こちらミカダソ!合図が欲しいゾ!》
「司令。国連軍の上陸までの時間目安はわかりますか?」
〈二十五分後だそうだ。それまでに無力化できるか?〉
バンダースナッチや魔術師次第か。さてどうだか……。
「わかりました。響!いくぞカヴリエル!〈独唱〉だ!」
《了解勇君!ガヴリエル!〈独唱〉!》
響と僕のガヴリエルは、切歌ちゃんにばら蒔かせれせたスピーカーによって敵兵士に多大な混乱を引き起こした。
〈敵指揮系統の最前線混乱を確認!一般兵士の無力化に成功しました!しかしアルカ・ノイズ及びバンダースナッチが活動を開始します!〉
〈並びに敵後方より増援も検知!空母出現しました!更に魔術師の活動も確認されました!〉
オペレーターのお二人から連絡が入った。もう第二波の準備ができていたか。これは三人の内の一人が前線ないしは近くで指揮をしているな。
「切歌ちゃんは敵の戦車や対空砲の破壊をお願い!ガリィ!後方からの敵の数は補足できる?」
《わかったデス!勇さん!あたしに任せるデス!》
《凡そ三千で内訳はバンダースナッチ百・魔術師五十・戦車五十・小型空母十・〈アルカ・ノイズ〉二千・兵士凡そ八百ですねぇ!数が多いですねぇ!》
「響!ミカちゃん!地上で切歌ちゃんと合流して暴れて!僕が空を抑えるから!」
《響了解!ガヴリエルで制圧するね!》
《ミカ了解だゾ!派手に暴れるゾ!》
響達に地上の戦力を任せて僕は上の戦力を叩く!
「行くぞラファエル!ザドキエル!よしのんも頼んだよ!」
〈あれあれ勇君?よしのんを呼び出すとか大戦?まあよしのんがバシッと片付けるよ!〉
「頼んだよよしのん!敵はあの小型空母だから損壊少なめで墜落させて欲しい。多分テリトリーの処理がされてると思うけど念の為ね?」
〈りょ~かい、りょ~かい。よしのんにおっ任せ~!〉
「ガヴリエル!〈輪舞曲〉!」
僕は四機目の小型空母の無力化に入ったけど数が多いな。よしのんに二機目の無力化をしてもらってるけどあと四機。流石に警戒されて散開されてるから時間がかかる!
《勇君!こっちはあと三百を切ったよ!》
「わかった!切歌ちゃんこっちのヘルプを頼む!敵が散開を始めた!速度と頭数が必要だ。お願い!」
《了解デェス!あたしが切り刻むデェス!》
「ガリィ!そっちの方からの増援は?」
《大丈夫ですねぇ旦那サマ。奴等は防衛ラインを下げて奥に行きました。前線を押し上げる頃合いかと。》
「わかった!司令室!追撃の為のヘリの手配をお願いします。釣りの可能性を考慮してこちらの無力化の後に到着をお願いします!」
〈こちら司令室了解です。三分後にマリアさん達が操縦するヘリが到着します。それまでに小型空母の無力化をお願いします。〉
《勇さ~ん!小型空母の無力化が終わったデス!》
「ありがとう切歌ちゃん!ヘリ到着の後に追撃をするよ!」
前線を押し上げた僕達の上空から大型空母が出現した。やはりリアライザのステルスか!
〈上空より大型空母出現!ヘリに向かってミサイルが投下されました!〉
やっぱり来たか!
「ザドキエル!〈凍鎧〉!」
僕はミサイルを凍結して機能停止させて、姉さんは迎撃した。ミカちゃんが響の代わりにミサイルの迎撃をしたからヘリ撃墜の為の第一波は凌いだ。
「姉さんとミカちゃんでヘリの護衛を頼む!切歌ちゃんと響は僕の援護をお願い!」
《こちら響了解!》
《こちらクリス了解だ!》
《こちら切歌了解デェス!》
《こちらミカ了解だゾ!》
「ガリィ!敵の奇襲や追撃は?」
《現状確認できません!おそらくアレで打ち止めかと。》
「了解!いくぞケルビエル!〈ラハットヘレブ〉だ!」
僕はケルビエルの全力で敵空母に大損害を与えた。
「響!切歌ちゃん!船内の敵の確保をお願い!」
《了解!》《了解デス!》
二人の活躍とガリィからの報告により初戦は切り抜けることができた。姉さんの報告によると、魔術師のテリトリーはシンフォギアの火力を下回ったらしく、響の近接戦でも無力化できたらしい。バンダースナッチも同様だそうだ。考えすぎだったか?
「だけど気がかりなのはあの三人がいなかったことか。」
《勇……やはりこちらはもぬけの殻だったわ。》
翼さん達の当たった施設はもぬけの殻だったが次の報告には驚きを隠せなかった。
《旦那様。こちらは彼らの動きからプラントが確認できました。更に旦那様や義姉上の馴染みの人物の弟が働いているようですわ。》
僕や姉さんに馴染みのある人物の弟?
「ファラ……もったいぶらずに教えてくれねぇか?一体そいつは誰だ?」
《では単刀直入に申し上げます。彼の名前は「ステファン」です。嘗て旦那様達がこの国で家族のように慕っていた「ソーニャ」の弟です。》
「嘘……だろ。ソーニャだなんて………。」
姉さんの動揺が僕達の思い出したくない記憶を思い出させた。
絶望ですね分かります。
次回〈プラント襲撃!〉
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