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ファラさんよりもたらされた情報をもとに僕達はプラントへの襲撃を決行した。今回も人選を変えずに僕・響・姉さん・切歌ちゃん・ガリィ・ミカちゃんが陽動で、可能であれば資料の押収も担当する。
「といってもガリィに任せとけば資料の押収は簡単だよなぁ。」
「むぅ~。ガリィばかり旦那サマに誉められてズルいゾ!羨ましいゾ!」
「あ~ゴメンねミカ。あたしの性能的にみてもそういうの向いてるからぁ。」
「ガリィ……煽らない。それを言ったら昼の戦闘で一番敵の無力化に貢献してないのはガリィだからね。」
「う~ん役割が違うとはいえ旦那サマの言葉は刺さりますねぇ。これはガリィちゃんも反省します。」
「あのガリィが素直に黙りやがった!?どんだけ勇への忠誠心がたけぇんだよ。」
そんな無駄口を叩いていると僕達は、光に照らされて銃撃のお出迎えにあった。
「来たよ本命だ!ここで当たりだよ!」
「了解デェス!あたしと響さんで牽制に向かうデス!」
「頼んだよ二人共!ガリィも手筈通りにね!」
「おまかせください。ガリィが華麗に任務を果たしまぁす!」
ガリィが蜃気楼を作ることで僕達はそれぞれに散開した。すると魔術師とバンダースナッチも現れた。
「見つけたぞ精霊!お前は捕獲命令が下っている。大人しく我々に投降するが良い!」
「なるほどね。目的は僕達の霊力か。来なよ魔術師!相手は精霊だ。常識が通用すると思うなよ!」
僕は魔術師との戦闘を開始した。やはり武装はレイザーブレイドとテリトリー、それに銃火器か。
「これが噂のテリトリーか!確かに動きにくいね!だけどその程度の重力操作なら意味はないよ!」
「なっ!報告にない出力だ!ええいこうなったらお前は殺してでも!」
生け捕りを諦めて討伐に切り替えてきた。どうやら頭が回るタイプみたいだね。ならこの天使を使うか。
「メタトロン!〈光剣〉!〈日輪〉!」
「ちぃ!テリトリー展開!防御体勢!」
魔術師は防御性のテリトリーを展開してきたけど、散布した日輪のダメージにリアライザが破損した。
「なぜだ!直撃は避けた筈だ!」
「馬鹿正直にネタバレはしないよ!そしてお前は拘束させて貰う!」
僕は無力化した魔術師を拘束して、本部に回収を頼んだ。到着までにガヴリエルで情報を自白させたり、ザフキエルで記憶の読み取りをしたから、多分罠はないと思うけどとにかく情報が欲しかった。そして魔術師の名前はアンドリューとわかった。え~この人がこの世界のアンドリューかよ!
「さて、指揮官の魔術師も拘束・無力化できたし、そろそろ僕もプラントの襲撃に復帰を〈大変です勇君!翼さん達が敵首謀者と接触・交戦を始めました!現在は撤退戦をしていますが実力は未知数です!救援をお願いします!〉わかりました友里さん!位置情報をお願いします!僕が救援に向かいます!」
しまった!原作の流れ通り大統領のアジト襲撃は行われるのか!翼さん達の撤退までの時間を稼がないと!
~~翼side~~
私・月読・ファラが大統領の身を潜めたオペラハウスに潜入をしていると、大統領達が消滅していったわ。敵が生け贄と言っていたから何かしらの準備がある筈よね。
「翼さん。彼女達の視線の先に自動人形のような物が見えます。おそらくアレの起動の為ではないでしょうか?」
「月読の言う通り無関係とは言えないと思うけど、情報が少なすぎて断定はできないわ。」
私達が情報を得る為の監視を継続していると、端末が鳴り響いてしまった。一体何故急に!?
「おそらく敵がジャミングを解除したからかと。本部からの緊急連絡の時間から見ても間違いないわ。」
ファラの指摘通り情報の受信時刻は七分前となっており、発信者は藤堯さんとなっていたわ。更に直接の回線まで連絡が来てしまった!
《翼さん!やっと繋がりました!その付近から強力なエネルギーが観測されています!直ぐに撤退してください!》
「一足遅い上に敵に補足されました!私達はこれより交戦に入ります!なので救援の手筈をお願いします!並びに前線メンバー以外の撤退もお願いします!」
《わかりました!勇君が既にそちらに向かっていますが、増援にマリアさんと未来さんも向かって貰います!》
「お願いします!恐らく敵の目的は月読が先程送った画像の自動人形に関わりがあると思われます!」
《合流まであと二分粘ってください!そうすれば勇君が合流できます!》
二分か……相手の力量次第では厳しいわね。
「二人共聞いたわね。あと二分粘るわよ。藤堯さん達はレイアによって撤退できたらしいわ。あとは私達だけよ。」
「わかりました。必ず粘りましょう。」
「出来れば敵を無力化したいところでしたが無理そうですわね。ここは旦那様の合流まで撤退戦をしましょう。幸い私達の機動力ならば可能でしょうから。」
ファラの提案で私達は撤退戦をすることになったわ。
~~翼sideout~~
あ~実働部隊の戦力差がヤバイ。
次回〈撤退戦〉
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