マジで……この世界⁉️   作:タク-F

152 / 183
翼さんが敵に問いかけます。彼女達は無事に撤退出来るのか?

本編へどうぞ


撤退戦

「貴女達に聞くわ!一体その自動人形を使って何を企んでいると言うの!」

 

私の問いにリーダーのような雰囲気を出す女が答えて来たわ。

 

「初めましてですねシンフォギア装者。私の名前はエレン・M・メイザースと申します。」

 

「私の名前はアルテミシア・ベル・アシュクロフトよ。短い間だろうけどよろしくね。」

 

「私ノ名前はジェシカ・ベイリーヨ。貴女達の敵ネ。」

 

奴等は名乗り終えると、こちらにふざけた勧告をしてきた。

 

「私達の目的は二つです。一つはこの人形を彼に届けること。そして二つ目は貴女方の力の源である少年の、〈デウス〉つまり雪音 勇君の捕縛です。大人しく彼を渡せば貴女方の無事は保障しましょう。」

 

「そんなふざけた要求を受け入れるものか!」

 

「おやおや。身の程を知らない方々ですわね。」

 

「絶対に渡さない!」

 

絶対に奴等と相容れないことが今のやり取りでわかった。そして奴等もそれを感じたようだ。

 

「やはり決裂しましたか。では仕方ありません。貴女方にはこの兵器の実験体となっていただきます。」

 

奴等は蛇のような化け物を召喚してきた。

 

「ファラ!月読!ここで奴等を倒して退路を確保するぞ!」

 

「了解です翼さん。必ず成功させましょう。」

 

「この化け物は相当な代償を払っているわ。微かに錬金術の反応を確認できたもの。」

 

何!奴等は科学の使い手ではなかったのか!? 私の驚きを見た奴等はまるで想定内と言わんばかりに言葉を告げてきた。

 

「おや?私達のことをご存じのようですが、大して知っている訳ではなさそうですね。私達は確かに貴女達から見て異世界の力と技術を有しています。しかし我々は元々この世界の住人です。当然錬金術も扱えます。あまり過小評価しないことをおすすめしますよ?」

 

「やるわよ月読!ファラ!」

 

「わかりました!」

 

「かしこまりましたわ!」

 

〈蒼ノ一閃!〉

 

〈α式百輪廻!〉

 

〈トルネード・パイレ!〉

 

 

奴等のけしかけてきた蛇は、攻撃を受けても再生してきた。なんて化け物なの!ネフシュタンやネフェリムの類いとでも言うの!

 

「二人共。ここは私がサンダルフォンで活路を開く!二人はその後で私を回収して撤退をして欲しい!」

 

「危険です翼さん!あの化け物を倒せる保障がありません!」

 

「その案はあまり現実的ではありませんね。やはり合流を待ちましょう。」

 

やはり私の案は否決された。しかしこのままでは!

 

「ふむ。生け贄より抽出したエネルギーを無駄使いするわけにはいきませんね。私達は手土産を持って先に帰投するわ。ジェシカはデータの収集をしなさい。」

 

「わかったワ。任せてちょウだい!」

 

奴等の二人が撤退したが、化け物と一人は依然健在。どうしたものか。

 

「なら!ここからは僕が相手をします!ジェシカ!ここでお前を倒して拘束する!」

 

「アら?結社から逃げタ臆病者じゃなイ!私に勝てると思っテるの?」

 

私達の最も頼れる婚約者が到着した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~勇side~~

 

僕が翼さん達に合流すると、既にエレンとアルテミシアは帰投しており、ジェシカが殿を務めたようだ。

 

「やっぱりお前だったんだなジェシカ!なんでこんなふざけたことを!」

 

「臆病者ニ語る必要ハ無いわ!私達ノ目的の為にも大人しク投降しなサい。悪いようにハしないわ!」

 

言ってくれる。だけどここで退けないと!

 

「旦那様!あの蛇は攻撃を無力化する能力があるようですわ!こちらからではジリ貧です!」

 

「大丈夫です!策ならあります!いくぞミカエル!〈閉〉だ!」

 

僕はミカエルの力であの蛇の機能を閉じた。やっぱりこの能力は通じるみたいだ。

 

「やはりゾディアックの力ヲ使えルのね!必ず捕えルわ!」

 

ジェシカの装備はスカーレット・リコリスか!しかも正気で活動限界が無いと仮定すると厄介だな。

 

「ちぃ!こうなったらやるしかないか。翼さん!貴女の力を借ります!いくぞ天羽々斬!サンダルフォン!」

 

展開するのは剣。ジェシカ相手に遠距離戦をしながら撤退するのは難しい。ならば確実に倒して撤退するしかないな。

 

「三人共!ここは僕が抑える!奴等を追い払ったら僕も帰投する!だから先に退却して情報を本部へ!」

 

「危険です勇さん!」

 

「大丈夫だよ調ちゃん!後からマリアさんと未来が来る!必ず奴等を退ける!」

 

「わかりましたわ旦那様。二人共ここは退きましょう。このままでは意味がありませんわ!」

 

そう言って三人は本部への転移をして行った。後はジェシカを退けるだけだ!

 

「アハハハハ!リコリスの火力に潰れてしまえ!」

 

ジェシカはミサイルを大量に発射して火力で押してきた。だったらこっちも!

 

〈千落ノ涙〉!

 

アームドギアの斬撃でミサイルを相殺してジェシカに接近してテリトリーが展開される前に剣の腹で吹き飛ばした。

 

「ガハァ!この威力ハ不味イ!」

 

地上に叩き落としたジェシカに影縫いで拘束して気絶させようとした時にさっきの蛇が再起動してきた!

 

「アハハハハ!間にあっタわ!そのまま喰われなさイ!」

 

しまった!ヨナルド・バストーリか!

 

「勇君を拐うなんて許さない!」

 

「死になさい!」

 

到着したマリアさんと未来が蛇を吹きとばして僕は間一髪喰われるのを免れた。

 

「ここまデね。次に会う時は逃がさないワ!」

 

ジェシカはそう言って転移して行った。ちぃ!逃がしたか!




ジェシカはかませ犬ポジション……憐れ。

次回〈望まぬ形での再会〉

更新をお待ちください。

一話の長さはどちらの方が好きですか?

  • 一話を濃密にして話数を少なく
  • このまま切りの良い範囲で
  • どちらでも良し
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。