ファラの報告であたし達はステファンがここにいることを知り、ソーニャと再会できる可能性が出てきた。
「クリスちゃん………やっぱりこの国で勇君と……」
「ああ。パパとママを失い、勇と離れ離れになった忌々しい想い出のある国だ。オマケに勇は魔術師の奇襲であたし達と分断された。本当にイライラするぜ!」
あたし達はプラントを制圧して囚われた人々をある程度は解放することができた。だが指揮官には逃げられて、ステファンと出会うことになった。
「俺は見たんだ!車で工場長が逃げるのを!この先には俺達の村がある!奴等はそこを目指す筈だ!」
ソーニャと会っていないあたしはまだステファンに昔のことを語れない。あの時のあたしはソーニャに八つ当たりをしてしまったのだから。
「勇なら………なんて言うんだろうなぁ。」
そんなあたしにガリィが話かけてきた。
「良いかしらクリス?奴等の目的地がわかったわよ。」
「確かこの先の村だったな。目撃者からあたしも情報を聞いたところだ。」
「ええ。旦那サマの戻られる前に終わらせるわよ?」
あたし達はその言葉を最後に目的地に向かった。
~~移動中~~
あたし達が村に到着すると、アルカ・ノイズが住人を一ヶ所に集めていた。あの指揮官が逃亡する前の人質かよ!だけど敵の数が多い。ガリィ一人じゃ全員の救出はできねぇ!
(クリスさん大変デス。ステファン君がいないデス。)
(おい!ガリィは遠い方からの救出だぞ!なのになんで!)
「てめぇ等は余計なことをするんじゃねえぞ!この女の命がどうなっても良いのかぁ!」
クソッ!アイツ等に人質がいなければあたしのイチイバルで!
「クリスちゃん!ステファン君が!」
響に指摘された方を見ると、ステファンが指揮官にボールをぶつけて人質を助け出した。ああもうこうなったらさっさとやるしかねぇ!
「やるぞお前等!さっさと片付けて皆を助けるぞ!」
「了解!」
「やってやるデェス!」
ガリィと切歌が人質を解放して、あたしと響でアルカ・ノイズの殲滅と武器破壊を開始した。
「響!あたしが武器の破壊を請け負う!だからノイズを片付けろ!」
「わかった!任せるよクリスちゃん!」
響は戦場を全力で駆け抜けてノイズの殲滅を進めた。そしたら敵の指揮官が!
「こうなったらこの小僧だけでもォ!」
ステファンの足にアルカ・ノイズの攻撃が当たり、右足から解剖されていく様子が見えてしまった!
「ちくしょおぉ!」
あたしはやむを得ずステファンの足を撃ち抜いて命を繋いだ。だけどステファンはその代償に右足を失ってしまった。
「響!ガヴリエルだ!〈鎮魂歌〉なら痛みを抑えられる!キャロルかレイアが合流するまで持ちこたえさせろ!」
「わかったよクリスちゃん!ガヴリエル!〈鎮魂歌〉!」
鎮魂歌を聞いたステファンの表情は落ち着いたが、止血等の応急措置はガリィが施した。そしてあたしはキャロル達の到着を待つ間にソーニャと再会してしまった。
「クリス!なんで貴女がステファンを!なんで!」
「ソーニャ………すまない。」
あたし達は望まぬ再会をしてしまった。この場所に勇がいたらもう少し状況は変わっただろう。だけどいない人間にすがるのは只辛さから逃げることと変わらない。
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