また、今日と明日は20時と24時に各一話投稿します。
そしてミナ・スカーレットさん。誤字報告ありがとうございました。
あの戦闘からようやく一週間がたった。
戦闘が終わる時、キャロルちゃんはこう言っていた。
「おい勇!貴様中々良い腕だった。奴等が話にあげた通りの実力を見たとき、久しぶりにオレも胸が昂ったさ」
なんとキャロルちゃんは僕の実力を評価してくれていた。現在制作中のオートスコアラーの、戦闘データの参考にするらしい。そういえば原作でも、彼女達4人の実力は、ファウストローブ無しの師匠達と互角だった描写がゲームでもあった気がする。
そんなことを考えていると、キャロルからの提案は、僕の予想外のものだった。
「おい勇!貴様料理がうまいそうじゃないか?ちょうど良い。オレのためにメシを作れ。そしてオレのことはマスターと呼べ!」
マジか。絶対に情報の出所はプレラーティさんだな。多分あの人のことだから孤独なマスターに対して弟子でマウンティングしようとしたな。あの陰キャロリメガネ様ぜってーいつか見返す。
「フン。貴様には無理なワケだ」
幻聴が聞こえたきがしたが、きっと気のせいだ。
でも、マスターの機嫌を損ねるのはまずいな。
早めに取りかかろう。
でもあれ?食料庫ってどこにあるんだっけ?
~~sideエルフナイン~~
シャトーの完成を指示された僕たちホムンクルスは、言われた作業を黙々としていたが、見た目が僕たちとそう変わらない年代の少年がいて、なにかを探して迷っているきがした。少し怪しかったけど、僕は声をかけることにした。
「すみません。貴方は一体ここで何を探しているんですか?」
少年は少し慌てた様子で答えてきました。
「えーっと、食料庫って何処ですか?」
えっ???なんと彼は食料庫を探していました。僕たちホムンクルスには、食事は不要なんですが、一体何故さがしているんだろう???
事情はわからなかったけど、僕は場所を伝えることにした。
「えーっと、この先の通路を左に曲がるとある小部屋がそうですよ?」
「そうですか。ありがとうございます。僕は雪音 勇といってパヴァリア光明結社から派遣された錬金術師です。よろしくお願いします。貴女のお名前はありますか?」
なんと彼がキャロルの言っていた、噂の新しい錬金術師でした。もう少し年上の人だって思っていたので、僕は気付けませんでした。人は見かけによりませんね。
「僕はエルフナインです。キャロルからシャトーの建設の指示をされた、ホムンクルスの一人です。」
すると彼は、こう言ってくれました。
「ありがとう、エルフナインさん。キャロルのホムンクルスってだけあって、貴女も声が綺麗ですね」
彼はそういって僕を誉めてくれました。
何故だろう。はじめて言われたからなのか、僕の不思議と胸は何故かぽかぽかしました。
~~エルフナインsideout~~
さて、偶然エルフナインと会えた僕は急いで食料庫に向かった。そしてたどり着いたとき、そこには穀物と野菜がいくらかあるだけだった。マスターは食事にだらしなかったんだな。でも、これだけの材料があるなら、今回は何とかなりそうだ。それに、師匠からも美味しいと言わせたあの料理なら、マスターの舌を唸らせることができるはずだ。そう考えながら僕はマスターのもとへ向かった。
現在のキャロルは典型的なツンデレ
次は24時に更新します。
次回〈想い出〉
この後もよろしくお願いいたします。
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