マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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キャロルの準備

~~キャロルside~~

 

「さて……オレも準備を始めるとするか。」

 

オレは本部に赴き今回の事情と出来事を全て報告する事にした。そしてその内容はパヴァリア本部にも同時中継させた。

 

「シンフォギア装者とフィーネ・サンジェルマン・セレナ・ミラアルクは勇が転生する世界へと旅立った。オレももうすぐ向かう事になる。」

 

「そうか。響君達も行ってしまったか。」

 

「寂しくなりますね。」

 

「彼女達……あんなに勇君が好きでしたからね。」

 

『サンジェルマンも行ったのね。でもその様子なら彼女は覚悟を決めて行ったという事なのね?』

 

『それはセレナも同じワケだ。』

 

『ミラアルクちゃんも同じよ。』

 

『きっと後悔していないであります!』

 

全員この事態を受け入れていた。ならばオレは伝えるべき事を伝えよう。

 

「そこでオレはお前達に提案がある。」

 

「提案……か。教えてくれないか?」

 

弦十郎は躊躇いなくオレに確認をしてきた。おそらく次の言葉はわかっているのだろう。

 

「まずは本部のメンバーだが、オレはお前達の死後まで眠りにつく。そしてお前達が天命を向かえた時に今のお前達の魂を向こうの世界へ連れて行く。もちろん記憶は抜いて行くがな。」

 

「オレ達もキャロル君と共に……か。しかし良いのか?それでは勇君とキャロル君の再会が……。」

 

お人好しめ。まあ……心配している事はわかっているがな。

 

「正確にはオレ自身も今から仕込みを行う。そしてそれが終わり次第眠りにつくだけだ。休息を兼ねてな。」

 

「ボク達はどうしますかキャロル?」

 

「すまないがエルの話は後だ。先に此方の片をつける。」

 

エルを制止してオレは連中に答えを聞いた。

 

「無論オレは行こう。彼等を守れなかったのはオレ達の後悔でもある。ここでその汚名を注ぐさ。」

 

「気の長い話だけどこっちに不利益はないからな。良いよ。僕達も同行させて欲しい。」

 

弦十郎とオペレーターは了承した。次はパヴァリア組だな。

 

「次はお前達だ。お前達には今から協力して欲しい事がある。頼めるか?」

 

『構わないわよ。言ってみなさい。』

 

『まあ……見当はついているワケだ。』

 

『ええ。おそらくは……』

 

『私達にしか頼めない事であります!』

 

もはや説明すら不要……か。良い仲間を持てたものだな。

 

「お前達とダ・カーポにオレ達が旅立った後のこの世界を任せたい。お前達にしか頼めない事だ。」

 

『構わない。むしろよろこんでやるわよ!』

 

『むしろ此方が考えていたワケだ。お前の尻拭いをしてやるからさっさと寝るワケだ。』

 

『ミラアルクちゃんの為にも……ね。』

 

『私達に任せて欲しいであります!』

 

「まさか私に世界を預けるとはな。あの時の激闘をした仲だが、本当に良いのか?」

 

ダ・カーポだけは此方に疑問を投げかけた。しかし大して考えて言った訳ではない様子だな。

 

「今のお前がそんな事を考えていない事などすぐにわかるさ。それがオレ達だからな。」

 

「違いないな。」

 

そして最後にエル達に向き直る。

 

「待たせたなエルフナイン……。最後はお前達だ。」

 

「はい!言ってくださいキャロル!ボク達は一緒ですから!」

 

やはり流石は妹という事か。

 

「エルフナイン・ノエル・ファラ・ミカ・ガリィ・レイアはオレが調整を施した後に次の世界へ向かうぞ。その為に今からはスリープモードに移行してもらう。」

 

「わかりましたわ。」

 

「派手にかしこまりました。」

 

「アタシも構わないゾ!」

 

「マスターの頼みですからねぇ。ガリィ了解です!」

 

「ありがとうございますキャロル!」

 

「まあ……やはりこうなりますよね。僕も行きます姉様。」

 

一人可愛くない奴がいたと思うが気のせいだろう。

 

「そしてお前達に施す事だが、〈自動人形〉組はオレの持つ霊力を全て使い永久機関を建造する。これで出力は落ちるが外からの補充を少なくさせる事が出来る。」

 

「ですがキャロル……霊力は使えば……。」

 

エルの懸念は最もだろう。だがそこにも既に策はある。

 

「心配するな。奴等が活動すれば自然と〈マナ〉が発生する事になる。しかも隣界組のもたらすエネルギーは相当なモノだろうな。それを収集できれば心配はあるまい。しかもあの世界には〈顕現装置〉も存在するからな。エネルギーには事欠かんだろうさ。」

 

「なるほどな。キャロル君の企みはよくわかった。では俺達からも提案をして良いか?」

 

「珍しいな。言って欲しい。」

 

「いずれ転生してからで構わないが、また組織を立ち上げてくれないか?今度こそ彼女達を支えたい。」

 

「アテはある……がそれは向こうに着いてから仕込む事だ。オレ達で生じる変化を見極めた後に……な。」

 

すると弦十郎は笑った。

 

「末恐ろしい限りだ。やはりキャロル君は希代の天才という事か。」

 

「ではオレも仕込みを始める。後の事は任せたからな?」

 

「応ともさ!期待しているぞ!」

 

「任せろ!それがオレの使命だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレはその数十年後にファラ達の調整を施した。後に同行するメンバーの魂を回収してオレより先に送り出した。最後になったがオレも旅立つとしよう。

 

「さあ!オレも戦争(デート)を始めるぞ!」

 




これにて本作品を完結とします。凡そ3ヶ月のお付き合いありがとうございましました。

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