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響と再会した勇君が語ることとは………
本編へどうぞ。
ようやく面倒な説明を終わらせ、僕は響と再会した。
「久しぶりだね響。僕のことを覚えてる?」
未来の件があったので、僕は慎重にならざるを得なかった。しかし予想外の返事が響から返ってきた。
「もちろんだよ。でも、いざ再会したらさ、すごく複雑な気持ちになっちゃうんだよね」
「まあ、こんなタイミングで帰ってきた僕は、響と未来に会わせる顔がないな………はははは」
正直に言って僕は、
〈最悪のタイミングで帰ってきた〉
幼馴染みだな。
「ごめんね。もっと早く帰りたかったんだけど、僕は姉さんを探すのに必死で、気が回らなかったね」
「良いよそれは。私だって、クリスちゃんに三回も会えてたのに、気がつかなかったんだもん」
相手を前向きにして思うのはアレだが、8年前の幼馴染みの声を、この響が覚えていたら、それこそ奇跡である。
「いや、響じゃあ無理だね。自分の宿題を、未来や姉さんにさせようとしてたじゃん。頭が残念な響には無謀だよ。」
「ひどいよ勇君、私そんなアホの子じゃあないもん!」
原作ならこの時点で既にウソになってるな。まあ、今回は、知らん振りをしておくか。
「へいへい。みくになきつかなくてえらいなー。りっぱになったなーひびき」
「勇君なんで棒読みなの!?酷いよ。私がウソつくわけないじゃん」
ダウト だ。絶対に。まあ話を戻すか?
「さて、響さん話を真面目にしようか」
「無視!?私の話を無視するの!?」
さすがに少しうるさい。
「さっき僕は姉さんを戦闘で見たとき、恐ろしい表情をしてたけどさ。心当たりってある?」
「クリスちゃん、二回目の時に、すごく酷い表情をしてたって了子さんが言ってた。そして今日、
〈力を持ってるやつが許せない〉って。」
「多分それなんだけどさ。パパとママは、僕と姉さんの目の前で亡くなって、そこから孤児として生きてきたから、響が考えられないような日々を過ごしていたんじゃないかな?
それなのに、綺麗事を響が言っちゃったから、既に限界寸前だったんだと思う。
そして止めの幼馴染み疑惑だからね。」
あっ、響の頭から煙が出てる。ちょっとやりすぎたかな。
「まあ、一言で言っちゃったら、響にデリカシーがなかったからぶちギレたってこと」
とりあえず僕は、言うことを言っておいた。
「大丈夫か響?」
「大丈夫じゃあないもん………」
「まあ続けるよ?でもさ。響は三回対話したんだ。
そして幼馴染みかもしれないことを、伝えることはできた。ならあとは、時間の問題さ。」
あとは希望を添えるだけだな。
「昔と違って僕たちは成長したんだよ。姉さんだって子どもじゃあないんだから、いつか気づけるさ。足りないなら、今回は頼もしい大人の力を借りればいいんだよ?」
そう言って僕は響を抱きしめた。
「うん。ありがとう勇君。私も言い忘れたことがあるんだよ」
「良いよ。言ってごらん。」
「私も未来も約束はしっかり覚えてるよ。未来なんて、ドレスを見てはしゃいでたからね?」
どうやらまだまだ先は長そうだ。というか未来が怖い。
実際にこの作品では、四人の接点故に起きる出来事を作るつもりです。
しかし勇君よ、事態はまずいよ?
次回〈雪音クリス〉
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