幼少期
西暦2033年 友達と公園で遊んでいる、5歳の少年
「山田 勇」は今はまだ普通の男子だ。
「ゆーくーんこっちだよー」
少年を呼んでいるのは「立花 響」そしてその側には「小日向 未来」も側で手を振っていた。どちらも女子であるが、今の勇には気がつかない。
「まってよー、そっちにいくからさー」
そうして日がくれるまでブランコをこぎ、滑り台を楽しみシーソーに乗る他愛の無い子供の日常である。
当たり前の日常は美しい………しかしそれは突然失われることもある。
「勇ー帰るぞー」
父親と帰宅するその直前、ながらスマホで速度超過をしていた車が勇との接触が起きそうになった時、父親が勇を突飛ばし、激しい音がした。
勇は膝を擦りむいただけですんだが、父は帰らぬ人となった。
父子家庭で育った勇に母はおらず、事故の際は警察が、親族を探すこととなり、遠戚にあたる雪音夫妻が引きとることとなった。
それまでは、児童養護施設ですごすこととなった。
そして、職員より、こうも伝えられた。
「勇君。きみは、雪音さんというご夫婦の元に引き取られる。そこで君の名字は、今の〈山田〉から〈雪音〉に変わることになる」と。
そして一週間後、雪音雅律とソネット・M・雪音と対面する。
「はじめまして勇君。私は君のお父さんの親戚なんだよ。そしていきなりにはなるが、君の新しい家族になる。ゆっくりで良いからね」
勇はまだ事態についていけなかった。しかし、今まで知らなかった母親の温もり、そして……
「わたしはクリスっていうの6さいだよ。よろしくね」
姉という存在を知った。
そしてその一月後には、勇と響に未来、そしてクリスの4人で過ごすことが増えた。
「ひびきーまってよー。どこまでいくのー?」
「ふたりともーあんまりとおくにいかないでー」
はしゃぐ響、追う勇、そして見守る未来とクリスの仲は、2年続いた。そして2035年に再び運命が動く。
「パパ、ママ、そのはなしはほんとなの?」
「ごめんね。2人とも。せっかく響ちゃんたちと仲良くなったのに離れ離れにして。でもね、2人にはね、どうしても見せたいものがあるの」
「「みせたいもの?」」
「世界よ。だからね、来月には出発するから、2人にはきちんと挨拶をしておいてほしいの」
「「わかった。ちゃんとあいさつするね」」
「約束よ」
その二週間後に、姉弟は2人に打ち明けた。
「「ふたりともちょっといいかな?」」
「「どうしたの?」」
「じつはね、わたしたちもうすぐとおくにいっちゃうの。パパとママのおしごとで、ばるべるてってくにに、いくの。だからふたりにあえなくなるの」
「あえないの?」
「ごめんね。とってもとおくであえないの」
((さみしいね))
「だからね、やくそくをしよう」
「「やくそく?」」
「うん。おおきくなってにっぽんにもどってきたときにまたよにんであそぼう」
「「やくそくだよ」」
「あっ、ゆうくんはわたしとけっこんしようね」
「あーみくずるい、わたしもゆーくんとけっこんするー」
「ゆうはモテモテだね。おねえちゃんははながたかいよ」
「クリスおねえちゃん、からかわないでよー」
この二週間後雪音一家はバルベルテへ飛び立ち、物語が動き出し、そして勇は転生特典と原作知識を悲劇の後に思い出す。
小説投稿者は本当にすごい。
書いてはじめて苦労がわかりました。
そして速くもお気に入り登録をしていただいた方々、本当にありがとうございます。
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