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あるものが欲しかった僕は二課を訪れていた。
そして僕は〈櫻井了子〉さんに、ある質問をした。
「すみません。〈シンフォギアの適合率を上げることができる薬がある〉と聞いたのですか、本当ですか?」
「ええ。あるわよー。〈linker〉っていう薬がね。なに?あなたもしかして欲しいの?」
なんかあっさり教えてもらえた。何か裏があるのか?
「はい。僕の世界では、そんな情報がなかったものなので。みんな自力で纏えてましたから」
真っ赤なウソだが、されど平行世界。可能性だけなら、十分にある話だから。
「でもね。アレは相当扱いが難しいわ。定期的なメンテナンスをしないと身体が薬で汚染されるのよ。響ちゃんの前任、〈天羽奏〉は、地獄のような痛みと戦ってた」
やっぱり師匠たちの情報通りだな。僕の目標のためにサンプルが欲しいな。頼んでみよう。
「この世界の人は強いですね。僕の世界もそれがあればきっと………」
少し僕は間を空けて続けた。
「もしよろしければ、サンプルを分けてもらえますか?」
賭けに出た僕は思いきって聞いてみた。
「別に良いわよ。今の娘たちには必要がないからね♪
少し待ってなさい♪」
そう言った彼女は5分程で戻って来た。
「これがお望みの品よ。でもね。使ったらちゃんと本部に報告するのよ。薬害が酷いかね。」
「ワガママを聞いてくださって、本当にありがとうございます」
そうして僕が部屋を出ると、急に端末が鳴った。そして電話に出ると、驚きの言葉が出て来た。
「勇君!助けて!人が倒れてるの!私一人で運ぶのが不安だからすぐに来て」
「落ち着いて、未来。まずは場所が知りたいからGPSの位置情報とわかりやすい付近の目印の写真を、僕に送って欲しい。そして僕が行くまでに、搬送できる場所を確保して欲しい。あと、できれば相手の写真も」
そう。僕には場所の詳細はわからない。だからこう伝えないと向かえないのだ。
「うん。直ぐに送るね。」
言うが早いか、未来はすぐに移動して写真と位置情報をくれた。しかも、写真はやはり姉さんだった。すると
「ありがとう。幸いそんなに遠くないから、20分で合流する。それまで安全を確保してくれ」
そして僕は司令室に向かった。
「すみません。二課の端末をもう一つください。理由は後で報告します!」
「わかった。君の言葉を俺は信じよう。友里!」
「わかりました。司令!」
言うが早いか司令は、あおいさんに端末を準備させた。
本当は、怪しいはずの僕の言葉をすぐに信じてくれた。
〈OTONA〉ってやっぱり偉大だわ。
「ありがとうございます。後で必ず説明します」
走りながら部屋を出た僕はミカエルを起動した。
待っててくれ未来、姉さん。必ず迎えに行くから!
その思いを胸に、未来から送られた位置情報の場所へ、僕はすぐに転移した。
〈勇君はクリスを見つけた。
そして未来に呼び出された〉
ここも一つの分岐点になりました。
次回〈幼馴染み/合流〉
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