マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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前回まで幼馴染みの再会にハブられたビッキーが未来さんと再会。ビッキーはどう和解するでしょうか?

本編へどうぞ。


離れた手 / 繋いだ手

部屋にいない未来に会うために私は学校に行った。

しかし未来は来ていなかった。けれども翼さんに出会えた私は、話を聞いてもらった。

 

端末に本部からの連絡が入った。行かなくちゃ。

 

そして遠くでとてつもない勢いでノイズを殲滅していたことがわかった私は、倒壊した建物等から人を助けるために動いた。

 

「誰かー、誰かいませんかー」

 

そう叫んでいると、いきなり口をふさがれて振り返った。そしてそこには未来がいた。

 

~~side未来~~

 

勇君たちが飛び出したあと、私はおばちゃんと避難を始めた。だけど運悪く私たちはノイズに見つかって逃げることになった。

そしておばちゃんが負傷して、建物に身を隠していたがけど、響がそこにやってきて声を挙げていた。

おばちゃんの身を案じた私は、響の口を覆った。そして携帯を使い、文面を見せた。

 

〈静かにして。あれは大きな音に反応するみたい〉

 

私の意図を察した響は、すぐに携帯を取り出した。

 

〈なんで未来がここに?〉

 

〈ふらわーのおばちゃんと避難中私たちはアイツに襲われておばちゃんが負傷した〉

 

〈私が囮になるから、響はおばちゃんをお願い〉

 

〈無謀だよ未来、死ぬつもりなの?〉

 

〈バカ言わないでよ。せっかく勇君たちに会えたのに、死ぬ気になんかなれないよ〉

 

〈勇君たち?〉

 

〈後で説明するから、おばちゃんが起きる前に早くしたいの!〉

 

〈未来の体力じゃ無謀だよ〉

 

〈私の想いを、なめないで。こんな修羅場の一つや二つに音を挙げるわけには行かないの〉

 

〈そんな根性論未来らしくないし、なんともならない〉

 

〈なら、ちゃんと皆を助けてね。私だって響に伝えたかったんだから〉

 

〈わかった。必ず助ける〉

 

そのやり取りを最後に私は飛び出してノイズを挑発した。

 

「この!空気を読めないバカノイズ!!!!」

 

そうして私は、響が助けてくれることを信じて逃げ続けた。今の私は絶対に止まらない。止まってなんかいられない。響が、クリスさんが、そして勇君が待っているんだから。

 

「流石にきついかな。」

 

ノイズから逃げること15分がたち、流石の私も限界が近づいた時、頼もしい声が聞こえた。

 

「未来!川に飛び降りて!」

 

私は言われるがまま、飛び降りた。

 

「私の親友の前から消えろー!」

 

響はそう言いながら、ノイズの撃破と私の救出をやってのけた。何か規格外な気がする。

 

「未来!手を!」

 

私は手を伸ばした。そして響はその手を掴み、

私たちは凌ぎきった。なら次は話合いだね。

 

「ねえ響、私はね、今でも勇君が大好きなんだよ?」

 

「うん。それは私もよく知ってる」

 

「だから響、私が今朝から体験したことをよく聞いてね?」

 

~~未来sideout~~

 

私が未来から聞いた話は、とても本当のこととは思えないようなことだったけど、要約すればこうだった。

 

①今朝未来は倒れてた人を発見して勇君に助けをもとめた。

 

②勇君といっしょにその人を〈ふらわー〉まで運び、そこで勇君から、倒れてたのはクリスちゃんだと教えられた。

 

③勇君はクリスちゃんを逃がすために外国で離れ離れになったこと。

 

④2人とも、お互いを探したけど、今日まで会えなかったこと。

 

⑤私が三度戦ったクリスちゃんが、私たちの幼馴染みのクリスちゃんだったと言うこと。

 

⑥勇君は一回目の襲撃した時に日本に向かってたけど、到着したのは、クリスちゃんがイチイバルを纏ったあの日だということ。

 

⑦勇君とクリスちゃんはノイズ警報を聞いて呼び出したこと

 

⑧その前に勇君は自分が使ってた端末をクリスちゃんに渡したけど、連絡はクリスちゃんから入るのを待つこと

 

えっ!ちょっと待って!?じゃあ私は、幼馴染みに誘拐されるところだったの!?




ビッキーは幼馴染みに拉致られかけてたことに気がつきました。「うん……まさか!?」案件ではあるね。

次回〈雪音クリス/勇からの伝言〉

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