本作品では便利な勇君がいるのでリディアンに向かう前に準備を整えることができます。
それでは本編へどうぞ
「三人とも聞いて欲しい。ここからリディアンまでは、頑張って夜、悪くて朝になってしまう。
もし今みたいな状態で向かえば敵は絶対に勝てない」
「では勇、どうするつもりだ?」
今は13時か……ならいけるか?
「まずは、食事と休憩をいれます。
そしてそのタイミングで、戦闘方法や得手不得手を話し合いたいです。異論はありますか?」
「わかったよ」「了承した」「オッケーだ」
「じゃあ響と翼さんで食料をお願いします」
「任せて」「行くぞ立花」
「で?勇は人払いして、あたしになんのようだ?」
流石姉さん、鋭いな。
「ごめん、なんだかこの後が不安になって………」
「まあそれは、あたしも同じだな。」
「だったら、元気の出るおまじないを姉さんにしないとね。」
僕は姉さんを抱き寄せてキスをした。
「なっ!!!勇お前!!」
姉さんは顔を真っ赤にして動揺していた。
「姉さんが僕を探したように、僕は姉さんを探してた。だけど、再会してすぐに離れる訳にはいかないからね。だから、必ずフィーネを倒して四人で再会しようね」
「わかったよ。コレが終わったら、必ずだ。あたしも四人で再会したいと思ってるよ」
話を切り上げると、二人が程なくして戻って来た。
「みんな食べながら聞いて欲しい。僕と姉さんは、離れ離れになったけど、この街で何とか再会できた。
僕は平行世界の記憶と能力のおかげで力を手に入れたけど、守りたいものを守るためには、みんなの力を貸して欲しい。頼めるかな?」
「私だって、勇君と再会できたからクリスちゃんにちゃんと会えたんだよ。最後まで一緒に行こう」
「昨日の敵とでも、手を繋ぐ立花の精神は見習うものがあった。いつか君とも語り合いたいものだ」
「やっと会えたあたしの弟だ。それを奪うなら、あたしは絶対に許さない!パパとママを失い、あたしを逃がすために自分の身を張った弟を守るのは、姉ちゃんの義務だ。それを果たすまで、あたしは諦めない」
最後姉さんが少し怖かったけど、伝えたいことは、伝わった。
~~sideクリス~~
勇のやつが、元気の出るおまじないって言ってあたしにキスをしやがった。不覚にも驚いて頭がパンクしそうだし、勇の顔を直接見ることができない。心臓の動きが早い。バクバク言っているのがよくわかる。
本当は勇を、戦いに巻き込みたくはなかったんだ。
でも、アイツは覚悟を決めてやがッた。
それができないあたし自身が許せねえ。
幼馴染みの未来を、ネフシュタンの鎧を纏ってた時にあたしは、未来に怪我をさせたのに、向こうはそれを気にせずにあたしを助けてくれた。
更に残る幼馴染みの響すら、あたしは拐うところだったんだ。
あたしを手の平の上で踊らせたことがわかった。
〈フィーネ〉!てめえを信じたあたしが馬鹿だった。
舐めた借りは、絶対に返してやる。
首を洗って待っていやがれよ。
~~クリスsideout~~
実は勇君のキスに対する認識は、キャロルちゃんの所為でかなり下がっています。そしてクリスちゃんかわいい!
次回〈リディアン急襲〉
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