それでは本編をどうぞ。
食事と休憩を終え、僕は三人に到着後の説明をすることにした。体力も充分に回復したからね。
「未来は〈リディアンにノイズが〉って言ってたからさ、僕とみんなは到着後には、別行動をする必要があると思っているんだ」
「一理あるが、君はそれで良いのか?君の負担が大きくなると私は考えるが」
流石はベテランの翼さんだ。数を見れば確かに1対3で、バランスは悪いように見えるだろう。
「大丈夫です。フィーネが数の少ない方に入れば人命救助を、多い方なら彼女の撃破を優先すれば良いと思います。それに、少なくとも姉さんと響は、今回の屋内戦には不利でしょうし、翼さんは戦力の要です。この人選以外あり得ませんよ」
「なるほど、筋の入ったもっともな話だ。良いだろう」
「勇君がそこまで考えてるなんて」
「………………………………わかった」
納得する翼さんと、間をかなり開けたけど、了承してくれた姉さんに安心するとともに、響にはチョップした。
「響だけには言われたくないなー」
「毎度毎度私に対する勇君の扱い酷くない!?」
「毎度毎度未来や姉さんに泣きつこうとした、残念な響はこの辺りで充分だと思うけど話には納得したね?」
「それは大丈夫だけど」
「全員納得と見て話を進めるよ。まず敵の手にあると思う武器は三つある。」
そう話を続けた僕は、フィーネの手持ちで可能性がある物の説明を、要点を絞って伝えた。
①ノイズがいる以上ソロモンの杖の所持は確定
②姉さんがパージしたネフシュタンの鎧の所持の可能性が高いこと。
③デュランダルを狙って覚醒がすんでいる、且つリディアンが襲われたなら強奪されたかもしれないこと
「③はとにかく他二つは確定、だが最悪の想定は必要だな」
流石〈SAKIMORI〉な翼さんだ。理解が早くてこちらは助かるよ。
「だが勇、どうやって今からリディアンに向かうんだ?今から行けば朝は確定だぞ?」
ここで今まで大人しかった姉さんが口を開いた。まあ、その質問が誰かから出るのを待ってた僕は少し意地が悪かったかもしれない。
「僕の能力の一つに転移能力がある。それを使えば実はリディアンまでなら行けたけど、疲労抜かずの連戦は危険だったから………」
「いや、君の提案のおかげで万全とは言わないが、
充分活動ができる程度には回復した。感謝する。」
「僕の師匠の教えで、
〈功を焦っては損をする、冷静さを失うな〉
それが戦闘訓練における師匠の教えでした」
「良い師匠さんなんだね。私なんて〈飯食って映画を見て寝る〉で、鑑賞後に実践だから大変だったよ」
そうだった。その言葉はあの人の名言だったな。
「お互い大変な物さ。修行や鍛練ってそういうもんだろう?」
こう言わないとアニメはとにかく、リアルで逆の立場なら、納得いかないからなー。
「っと転移前に現在のリディアン内のノイズの位置を調べるよ。そんなに拡散してないなら…………」
やっぱりそうだよね。大分分散してるよね。
「三人とも、僕がもし戻ってこれなかったら先にフィーネを倒して欲しい。引く程散らされてたから掃除に時間がかかるのが多分確定した」
「わかった。勇の出番がないくらいあたしがボコる。あたしを騙して幼馴染みを狙わせたことを後悔させてやるさ!!!!」
姉さん。女子力を捨てないで。じゃないと、いつか僕が誰かとけ「オレ以外の選択肢はないぞ勇」結婚する時に恥ずかしいから。あと、何故かキャロルの声が聞こえた気がした。聞こえた気がしただけのはずなんだ!!!
「みんな!行くよ!!!」
そうして転移した僕たちの前には、
「随分早く到着したな。もっと満身創痍で遅くなると思っていたぞ」
早くも戦闘態勢を、整えていたフィーネがいた。
「三人とも、打ち合わせ通りに頼むよ!!!」
「任せて!」
「ここは私たちが引き受ける」
「行ってこい、そして必ず帰ってこい」
「うん。行ってくるさ!」
「行かせ「邪魔はさせねえよ!!!!」っチイイッ」
その言葉を聞いて僕は、最速で移動を始めた。
待っていてくれよ。未来!!!
フィーネさんに慢心はありませんでした。ぶっちゃけ未来さん達は大ピンチしてます。
次回〈間に合え!〉
次回もよろしくお願いします。
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