マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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おかげ様で本作品もお気に入り登録400件&UA45000突破しました。皆様ありがとうございます。

今回はアンケート結果第三話です!

第二回アンケートの回答も、良ければお願いします。

それでは本編へどうぞ。




閑話 勇の家出

姉さん達が帰って来て日が経ち、ひとまず僕と姉さんはそれぞれに旧本部の一室があてがわれた。

 

「勇!昔みたいに姉弟で過ごそうぜ。な!な!」

 

だけど今日は、朝から姉さんが煩かった。姉さんはもうすぐリディアンの二回生として編入するのに、弟離れをしてくれない。仲が良い姉弟ってのは、悪くはないけど。

でも最近、姉さんの目が濁ってきてる気がする。

 

「あー最近夏が近づいて来るから暑いなー。そうだ!

勇!2人で一緒に風呂に行こうぜ!姉弟水入らずってやつだ。そうだ!それが良い。その後ベットでゆっくり話し合おうぜ!思い出とか語りたい!そうしよう!良い考えだろ?」

 

明らかに言動がおかしいし、目がギラギラしてる。なのに息は少し荒い。完全に血迷ったみたいだ。

 

「ザドキエル………」

 

僕は静かに天使を出して姉さんに近づいた。

 

「姉さん!僕が帰って来るまでそこで頭冷やして!」

 

そう言って姉さんを壁に張りつけた。

 

「待ってくれ!勇!誤解なんだよぉ!!!」

 

姉さんの叫びを無視して僕は家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~商店街~~

 

「はぁ。とりあえずどこで時間潰そうかな………」

 

「そこにいるのは、もしかして勇か?」

 

後ろから声を掛けられ、振り向くと、

お忍び姿の翼さんがいた。

 

「翼さんじゃあないですか。偶然ですね。どうしてここにいるんですか?」

 

翼さんは顔を赤くしながら、力無く呟いた。

 

「緒川さんが………その………たまには外に行っては………と」

 

あっ、これあれだ。片付けの邪魔になるから追い出されたやつだ。流石女子力0女子の〈SAKIMORI〉だ。

 

「僕は姉さんの言動がアレだったので、家を出ることにしました。翼さんがよろしければこの辺を案内してくれませんか?」

 

 

「それは………アレか?………男女が行う逢い引きというやつか?」

 

「あー、言われてみればそうですね。僕としては、町を連れ回って欲しいんですが………時間潰したいし」

 

「ふむ。ならば私が案内してやろう。私のオススメで良いか?」

 

「おまかせしますよ。先輩」

 

「先輩か………良い響きだな。よし、今日の私を先輩と呼べよ、勇」

 

そして僕と先輩のデートが始まった。

 

「勇!見ろ!このバイク!中々良いデザインだ!」

 

「そっか。僕ももうバイクの免許がとれるのか」

 

バイクショップを見て周り。

 

「勇!最近のゲームはすごいな!というか勇はさっきから必中じゃあないか?流石雪音の弟だ!」

 

「いや、姉さんと比べられたら天と地の差が………」

 

ゲーセンでゾンビをシューティングしたり。

 

「勇!小腹が空いただろ?私の奢りだ!」

 

「美味しい!クレープを食べたの久しぶりだ!」

 

屋台のクレープを一緒に食べたり。

 

「やっぱり私は歌が好きで、誰かに聞いて欲しいんだ。

勇!私の歌は特別だぞ?」

 

「現役歌手とカラオケとか、相手が僕で良いんですか?」

 

カラオケボックスで歌ったり。

 

「ここは皆がよく名前を出す店でな!」

 

「響から聞いてますよ。店長さん!お代わりお願いしますよ!」

 

「響ちゃんに負け劣らず………流石は男子だね!」

 

〈ふらわー〉でお好み焼きを食べたりした。

すると翼さんの端末がなった。

 

〈翼さん。片付けが終わりましたので、

もう大丈夫ですよ。〉

 

「緒川さんからですね?あの人本当にすごいな!」

 

「いつも本当に感謝してるさ。おっと、勇もせっかくだからこっちに来てくれ」

 

そう言われて近づくと、体を引き寄せられた。

 

「今日は素敵な1日だった。機会があればまた頼むぞ?」

 

そう言って翼さんは僕にキスをした。

 

「つつつつ翼さん!!!!何してるんですか!!!!」

 

「いや何、雪音と立花から話は聞いていてな。今回の礼に私からのプレゼントを………と思ったが、存外恥ずかしいな………私からでは不満だったか?」

 

「その2人の言葉を間に受けましたか………悪くはありませんが、もっと自分を大切にしてください。大切な先輩なんですから」

 

「そうだな。私も真に好きな者ができたときは、そうさせて貰おう」

 

「今日はありがとうございました。でも翼さん、他人のデートプランの横流しだけは勘弁してください。次の行き先がわかっちゃうじゃあないですか」

 

「そうだな。次があれば私自身のプランを考えてくるさ」

 

「よろしくお願いしますよ。ではまた!」

 

そうして僕たちは別れて各々の帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後帰ってからの姉さんの相手がしばらく面倒だったのは、また別の話。

 




姉さん………ベッドで一体何を企んでたと言うのでしょう。とりあえず逃げた勇君は正解。

次回〈響のガングニール〉

更新をお待ちください。

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