マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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この話よりフロンティア事変に入ります。

そしてアンケート結果より次回の閑話は、
セレナの閑話となります。

それでは本編をどうぞ。


G編 フロンティア事変
ソロモンの杖 護衛任務


2043年11月12日

 

僕たちはいま、岩国へ向かう列車に乗っている。

 

「くそっ、あいつらぁ!ちょっせえ動きをしやがって!!!」

 

「クリスちゃん10時の方向4体!」

 

「背中任せたぞ!頼んだぜ響!」

 

そう。姉さんと響は外でノイズと応戦している。

僕は最大戦力且つ護衛として、列車内で待機している。

 

「ウェル博士!あおいさん!前方車両へ!」

 

「このノイズ………まるで動きが制御されているみたいですね。〈ソロモンの杖〉以外にまさかそんな兵器が!ならば基地につき次第急いで解析しなければ!」

 

「そうですね。本当にそんな物があるなら、解析は必ず急務になるわ。ウェル博士、頼みましたよ」

 

「だけど、今この杖をむざむざ奪われるわけにはいきませんからね。そのために敢えて僕はここに残っています。殲滅だけならばそれで十分ですが、今回の僕の任務はあくまでも護衛ですから」

 

そう。今回司令からは、僕は最重要聖遺物を、確実に岩国の米軍基地に届けるべく、敢えて車内に残り、護衛役としてすごしていた。

更に原作知識を駆使し、ウェル博士から徹底的に目を離さないようにしていた。しかし目立つ動きどころか、ウェル博士自身のいる車両が特に狙われていることから、彼に操作する余裕等はないだろう。

僕の記憶違いだったか?いや、原作では確実に操作していたんだ。痕跡を、見落とさないようにしないと………

 

「おやおや、僕を随分見ていますね。

そんなにこの聖遺物に思い入れがありましたか?」

 

「ええ。今戦ってる僕の姉さんが、自力で起動した聖遺物ですからね。託す相手が僕は気になって仕方ないんですよ。貴方の気を害したなら申し訳ないのですが………」

 

「素晴らしい!まさに姉弟の愛ですね。僕はそんな英雄に見定められていたのですか!これは実績で答えるしかありませんね!任せてください!このドクターウェルが英雄である貴方に誓いましょう!必ず僕の名にかけて成し遂げてみせますよと!」

 

くそ!怪しい動きや、箱の扱い方にも違和感はないし、何よりコートに隠せる動作に至らない。

 

「しかし、日本の秋は暑いですね。コートがいると思って用意してきましたが、杞憂でしたか」

 

外が少し肌寒くなり、暖房がついているので、ウェル博士はコートを脱いだ。

 

「博士ってもしかして暑いのが苦手だったりします?」

 

「ええ、お恥ずかしい話ですが少々………」

 

くそ!痕跡が見つからない!

そう思っていると、トンネルに入り列車の連結が外れる音がした。

どうやら響達がケリをつけるらしい。

 

「遮弊物を用意して動きを予測し、全力の一撃か………

響の頭がこのくらい普段から回ればあたしも苦労しないんだけどな」

 

通信機から姉さんの言葉が聞こえた。

全面的に同意だね。

 

「そろそろ目的地です。博士、降車準備をお願いします」

 

「わかりました。残りは少ないですがよろしくお願いいたします」

 

結局博士の動きに一切不審なところは無く、無事に

〈ソロモンの杖〉は無事に届けられた。

原作とのズレが生じて来ているのか?不味いな。僕の知識は、本当に役にたつのか?

 

 

そう考えていたら基地から爆炎が上がった。

 

「行きなよ響!翼さんのステージなんだ。僕は後で向かうから、姉さんと先に行って!後で会場で会おう」

 

「うん。勇君絶対だよ!」

 

「優!先輩のライブなんだからな?絶対に間にあえよ!」

 

その言葉を最後に姉さん達は東京に向かい、僕は基地のノイズの殲滅をし、ウェル博士を探したが発見できなかった。くそ!最後で油断した!

 

「あのっ!すみません。二課の方ですね?今回は私たちの命を、救っていただきありがとうございました」

 

若めな女性自衛官に感謝された。

 

「いえいえ、これも僕の任務ですからね。」

 

「そうですか?ありがとうございまし……きゃ!」

 

なんと女性の首からロケットが落ちた。

 

「大丈夫ですよ。僕が拾います」

 

そうして姿勢を低くした時、僕は後ろからなにかを嗅がされて、

 

「これ………は……クロ……ロ………ホル………………」

 

 

「先生、私です。〈ソロモンの杖〉と〈兄弟子〉を、無事に回収しました。……………………………………………………………………はい、わかりました。では私も、姉さん達と合流させていただきます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして意識を失った僕は、その声が聞こえなかった。




何故勇君がクロロホルムを嗅がされたのかは、
セレナさんが次回語ります。
しかし二期開始すぐに拘束される勇君は哀れ。
これでライブは見れないですね。


次回〈セレナ・カデンツァヴナ・イヴ〉

更新をお待ちください。

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