それでは本編をどうぞ。
私はもう一度プレラーティに確認した。
「じゃあ本当に〈NASA〉はこの事実を隠蔽する気なわけね?」
「ああ。間違いないワケだ」
「私は、彼女達に接触するべきだと思うわ」
「それもそうね。貴女の働きが重要になるわ。家族を助けるためにも頑張りなさい」
「わかりました。姉さん達の支援にはいります。先生方にはご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。」
「良いのよそのくらい。キャロルが動くことに比べたら何とかなるわ。」
そう。今回の私たちは、キャロルによりもたらされた情報により、アメリカが月の落下軌道計算結果の隠蔽に気づいたのだ。
~~回想~~
「おい!月の軌道計算はどうなっている!これではオレと勇の為の世界が台無しではないか!」
「キャロル………流石に用件が飛躍しているわ。順を追って説明してくれないかしら?」
「何、簡単なことだ。ルナ・アタック以降月の軌道に変化がはじまっていた。オレは勇との新たな生活の為の準備を進めねばならん!貴様らでど「その勇なら無事に幼馴染み達と再会できたワケだ。奴らは仲が良さそうなワケだ。貴様が惚けてた間にな」それは本当か?ならばオレがすぐに日本に行かなくては!」
まずい。キャロルにここで介入されれば、我々の計画に支障が出てしまう。
仕方ないが私たちが動きましょう。
「キャロル、すまないが今回は私たちに動かせて貰えないかしら?此方のメンバーの一人が〈F.I.S〉に家族がいるの。今回だけはお願いできないかしら?」
「………すごく不快だがまあ良いだろう。その代わり、しくじったらオレは動くぞ?」
「すまない。感謝する」
~~回想終了~~
そうして私たちは〈F.I.S〉のナスターシャ教授に接触した。
「本当のことなのですか?米国が月の公転軌道計算の結果を隠蔽しているというのは………」
「すまないが確かな筋からの情報で此方が比較データです。」
私たちは二枚の資料を差し出した。
「………確かな情報ですね。しかし何故我々に?他の選択肢があったのでは、ありませんか?」
「〈神獣鏡〉です。あの聖遺物の力なら、フロンティアを起動し、月の遺跡へアクセスできます。また、そのシンフォギアを纏える人物を私達の弟子が知っています。その人物への接触の為に貴女方に接触しました」
「事態が思わしくないことはわかりましたが、私達はまだ貴女方を信用しきれません」
「かまわないです。そのために今回は彼女を連れて来ました。セレナ!入りなさい」
「なんと………本当にセレナだというのですか?しかし、貴女は6年前に………」
「はい。私は6年前に建物の崩落に巻き込まれるところでしたが、先生方が助けてくださいました。
そして今回は、姉さん達やマムを助ける為に私が先生方にお願いしました」
「………わかりました。その話を私達も信じましょう」
「感謝いたします。ナスターシャ教授。これに伴い、セレナは貴女方のサポートと、私達のもう一人の弟子の確保にあたってもらいます。つきましては、〈Linker〉の除染や装者のメンテナンスの為に〈ドクターウェル〉への接触をあわせてお願いいたします」
「こちらに対するメリットはわかりました。貴女方の要求を教えてくださいますか?」
「では、全てが終わった後に〈神獣鏡〉をお譲りいただけば、後は必要がありません」
「此方としては、嬉しいお話です。よろしくお願いいたします。」
何とか私達は信頼されたようね。勇が一体何をするかわからない以上は手を打つ必要がありそうね。
「それと申し訳ないが、セレナに捕えさせた私達の弟子を貴女方に監視して貰えませんか?フロンティア浮上までで構いません。そしてその間は好きに使ってください」
「なんと!我々に捕虜を預けると?よろしいのですか?」
「はい。彼を自由にさせると計画に支障が出かねませんから」
こうして私達は具体的なフロンティア浮上の為のプランを煮詰めることにした。
実際に動ける勇君は家事関連万能なので、
能力さえ封じれば有能な捕虜です。
次回〈クイーンオブミュージック〉
更新をお待ちください。
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