マジで……この世界⁉️   作:タク-F

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少し時系列が遡りますが、勇君が拘束された後のお話です。

本編をどうぞ。



説教

目が覚めた僕は今何が起こっているかわからなかったが、とりあえず目の前に師匠がいた。

 

「師匠、何故自分は拘束されているんですか?」

 

「はぁ。勇!まずは私達の話を聞きなさい。あとセレナはさっきの写真をマリアか月読達に託しなさい」

 

「わかりました先生。さっそく月読さん達に届けます」

 

「セレナ、月読ってここはまさか」

 

「勇は黙って話を聞きなさい。あと、返答に偽証ができないようにキャロルにも中継してあるわ」

 

詰んだ。僕の行動が完全に詰んだ。逆転の要素が一個もない。

 

「まず彼女達は〈F.I.S〉のレセプターチルドレンよ。

そしてここはその活動拠点の一つよ」

 

あの廃病院か。

 

「彼女達の目的は、フロンティアを起動して月の公転軌道をもとに戻すこと。

貴方は絶対に介入するから先に拘束させて貰ったわ。

あと、その拘束具は〈グレイプルの鎖〉の加工品だから貴方の力は封じてあるわ」

 

マジで対策されてる。信用もゼロですか。

 

「貴方の役目は、〈二課〉への人質と彼女達のサポートだから。フロンティア浮上まではおとなしくしてなさい」

 

「彼女達のサポートとは?」

 

「掃除・洗濯・炊事・メンタルケアよ。彼女達は万全でいてもらわないといけないから」

 

ごめん皆。学祭見れなさそうです。姉さん達のステージが見たかったなぁ。

 

「わかりました。フロンティア浮上の為の協力をします」

 

「ええ。あと、平行世界において〈神獣鏡〉の装者は誰だったのかしら?正直に答えなさい。」

 

「僕の幼馴染みの一人の小日向未来さんです」

 

「都合が良いわね。セレナ!この拠点の痕跡を二課が後でわかるようにしなさい。そして、リディアンの学祭で貴女は彼女に接触しなさい。方法は任せるわ」

 

「わかりました。先生!さっそく準備に入ります」

 

セレナさんはそう言って何処かへ行ってしまった。

 

「それと、彼女をナンパしたらキャロルへ中継されるから気をつけなさい。私達も弟子が世界を滅ぼす要因になるとかゴメンだわ」

 

 

師匠はそう言って去って行った。

 

 

 

 

「〈F.I.S〉か。あれ?セレナさんは確か6年前に亡くなっていたよね?何がどうなってるの?」

 

「気になりますか?」

 

「そうですね。………ってセレナさん!?」

 

「では、私と話をしましょう。貴方は私の兄弟子にあたる方ですから、いつか先生達のお話を聞きたいと思っていましたから」

 

「と言っても、僕のことはほとんど聞いているのでは?」

 

「先生達と出会った頃の話が聞きたいですね。

後は貴方が結社でどう過ごしてきたか。

私は貴方にあうことを禁止されていましたから」

 

そうして僕は、師匠達に出会った経緯や、平行世界の知識があることを話した。ついでに師匠達からスパルタな修練をさせられていたことも。

 

「はえー。平行世界ですか。だから先生は私を救ってくださったのですね。ならば私は貴方に感謝しないといけませんね。

勇さんのおかげで私はまた、姉さん達に会えます。ありがとうございます。

あと、先生達は絶対に、勇さんを二課に帰すための準備をされてますね。やはりあの人達は偉大な方ですね」

 

そうして僕達は各々のパヴァリア時代の話で盛り上がった。

 

 

 

 

ってクリス姉さんの帰国を手引きしたり、組織の壊滅をしていたのって師匠達だったの!?




完全に詰んだ勇君憐れ。逆転の余地はありません。

次回〈行動の裏側〉

更新をお待ちください。

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