観客席の幼馴染み達の視点です。
そして立場の違う者達の語ることは?
本編へどうぞ。
クソっ先輩が矢面に立たされてながらあたし達は何もできねぇ。
「クリスちゃん………こうなったら私が………」
「やめろ響!緒川さんが今、中継を切る為に向かってる。それをお前が台無しにしてどうするんだよ!あと、未来は今の内に友達を連れて避難しろ。状況が動いたらあたし達が先輩の援護に入る。思いっきりやらせてくれ。」
「わかった。皆行くよ!」
そう言って未来達は避難をはじめ、あたしは考えた。
あのノイズと勇が護衛したソロモンの杖が無関係だとは思えねぇが、情報が足りねぇ。
「クリスちゃん!中継が切れた!早く援護に!」
考えを纏めるには時間が足りねぇが仕方ねぇ!
「あたしが弾幕を張るから響は先輩を!」
あたし達はそう言って先輩の援護に向かった。
~~side響~~
私達が翼さんの援護に入るとマリアさんの側には、二人の娘がいた。なんでこうなるんだろう?
「もうやめよう!こんなことをしても意味はないよ!私達が戦う必要はないよ!」
「綺麗事を!」 「偽善者!」
なんで?なんでわかってくれないの?
「この世の中は貴女のような偽善者が多すぎる!」
「それに人の痛みがわからない奴らが勝手なことを言うなデス!」
私達が偽善者………そんな………
「響!偽善かどうかは後で考えろ!今はこの事態を何とかしねぇと、考えるどころじゃあねぇ!勇だって同じことを言うはずだ!」
「戦場で呆けるな立花!」
翼さんとクリスちゃんに叱責された。でも、うん。
勇君きっと同じことを言うはず!
~~響sideout~~
~~マリアside~~
〈本命の目的は達成しました。目的を悟らせない為に
速やかに撤退しなさい。〉
どうやら切歌達がうまくしてくれたようね。
「二人ともありがとう。後は彼らに任せれば良いわ」
「うん。何とかなった」 「全てバッチリデス!」
ならあとは………
「これは増殖分裂タイプ!?」
「コレを引っ張り出すなんて」 「聞いてないデスよ!」
「チッ、仕方ないわね!二人とも!撤退するわよ!」
そう。後は二課が何とかするのだから………
~~マリアsideout~~
~~sideクリス~~
せっかく先輩と合流できたと思ったら、奴らは撤退して行きやがった。目的が余計にわからねぇな。
もしかして奴らは囮か?………あり得るな。だがだとしたら本命はなんだ?
「こいつら………特性は増殖分裂か?完全に足止めされたな。雪音!立花!迂闊に手を出すな!増殖を促進させてしまうぞ!」
〈みなさん!会場の外にはまだ避難したばかりの人達がいます!この場所で抑えてください!〉
チッ、先輩達の言う通り迂闊に手を出せねぇ。
外には、まだ未来達がいる。
「クソっ!このままじゃあ………一体どうすれば……」
「こうなったら絶唱しかありません!アレをやりましょう!」
「大丈夫か響!?アレはまだ未完成なんだぞ!?」
「やる・やらないじゃないよ!やらないと皆が!」
「立花の言う通りか………仕方ない。やるぞ雪音!立花!」
仕方ないか。
「スバープソング!」
「コンビネーションアーツ!」
「セット!ハーモニクス!」
「「「S2CAトライバースト!!!」」」
ここでアレを倒すしかねぇ!
~~クリスsideout~~
~~マリアside~~
会場に放ったノイズは、三人の装者の絶唱で瞬く間に消し飛ばされた。
「アレが私達の敵なのね。マリア」
「マトモにやりあわなくてよかったデス」
「そうね。勝利する為に戦闘をしていたら、間違いなく返り討ちにあって、捕縛された可能性も低くないわ。今回の目的の〈彼は私達の手中にある〉ことを伝えることは無事にできたわ。」
そしてマム達の作戦通りなら。
「連中は間違いなく私達の拠点に奇襲を仕掛けるわ。
そこで私達の手に〈神獣鏡〉があると二課に伝えましょう。彼らの目的はわかっているのだから」
そう。私達の有利を捨てるわけにはいかないのよ。
~~マリアsideout~~
完全に二課の行動を手に取る〈F.I.S〉は手強い。
せめて勇君が自由なら………
次回〈勇の仕事〉
更新をお待ちください。
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