本編へどうぞ。
師匠達に説教を食らった翌日より、本格的に僕の捕虜生活がはじまった。
「マリアさん。布団を干しますので手を貸してください」
「わかったわ。二人とも手伝ってくれるかしら?」
「了解」「任せるデス」
「ありがとうございます。拘束具で不自由なので助かります」
「本当に捕虜してますね。私の兄弟子なのか疑わしくなりますが、先生方からの指示ですからね。まあ、実力は申し分なしどころか、私達より、仕事が丁寧なのが地味にショックです」
セレナさんは手厳しいなぁ。
「暁さんは、今不安に思っていることある?」
「はい。私達はマリアの体にフィーネの魂が宿っていると聞かされました。本当に、マリアへフィーネが宿っているなら、私は悔しいデス。
いつもマリアは優しいのデス。そんなマリアを失うなんてあたし達は耐えられません。」
そうだった。原作では、そういう認識だったね。
「なるほどね。なら、もしフロンティアが浮上した後で、フィーネが君たちの誰に宿っているかわかってたら、教えてくれないかな?あの人には、借りがあるから、宿主の魂が亡くなる前に僕が追い出すよ。約束するから」
「約束デスよ。破ったらイガリマの絶唱であの世行きデスからね?」
「大丈夫。前は皆の力を借りたけど、僕もあの時より、強くなったから、そう簡単には負けないよ」
実際、今なら勝てなくても、あの時程簡単には負けない。
「絶対に約束デスよ。」
「うん。約束だ」
暁さんの不安を聞いてあげたり。
「月読さん!そっちはあとどのくらいかな?」
「お米が炊けるまで後20分で、お野菜は切り終わったよ。後はどうするの?」
「皆に声をかけてもらえない?ご飯がそろそろ出来上がるって」
「わかった。マリア達を呼んで来る」
「お願いねー」
月読さんと料理をしたり
「まさか本当にこれ程の実力があるとは………貴方が此方に最初からいれば、私達はどれ程助かったでしょうか」
「確かにそうですよね。僕達は確かに立場が違います。しかし今回は、僕は捕虜ですが、フロンティア浮上までの利害は一致しています。………師匠達に拉致られて会う形じゃあ無い方がよかったですけど」
「本当ね。貴方の人となりを知っていたら、
最初から二課に協力したいと今では思う程だわ。
先に知っておきたいものを後から知るのって、辛いものね」
ナスターシャさんやマリアさんと話をしたり。
「みなさーん!掃除が終わりましたから戻って来てくださーい!」
「やっと終わったデスか。ってとっても綺麗デス!勇さんすごすぎデス。何でもできるじゃあないデスか」
「切ちゃんのお部屋が、こんなに綺麗に………何でこの人が敵なんだろう?」
「本当に先生の言った通りのスペックですね。マリア姉さんとくっついたら、私達は幸せになれるだろうなぁ。だってお家のことは全部勇さんがしてくれそうだし」
セレナがマリアと勇をくっ付けようとするのは、また別のお話
実際サンジェルマン師匠達にあらゆる技能を詰め込まれたので、捕虜としても、能力を封じてあれば有能です。
次回〈司令室〉
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