それでは本編をどうぞ。
決闘へ向かおうとする二人をナスターシャさんが止めて、ドクターが現場に向かった。
「貴女達三人には謹慎を命じます。全員待機するように!これは遊びでは、ないのですよ!」
ナスターシャさんが三人に謹慎を命じて〈カ・ディンギル〉跡地にドクターが現れた。ネフェリムを持ち出したから、今回の戦いで響の融合が加速してしまうだろう。
「私達は、約束は破りたくなかったデス!」
「決着をつけてギアを回収するつもりだった」
彼女達は本気で今回の決闘に臨むつもりだった。それは間違い無いだろう。
「すみません。僕からのお話を聞いていただいても良いですか?ナスターシャさんが考えていることが、誤解のまま進むのは、僕はみていられません!」
「誤解………ですか。良いでしょう、三人共待機の時間ですからね。貴方の話をはじめてください」
「ありがとうございます」
原作では、優しい人だとたからな。〈F.I.S〉のメンバーを守る為に、体の不調を抱えながらマリアさん達を導いた英雄の一人なんだ。伝えたいことは、伝えるべきだろう。
「まず、ナスターシャさんが気にしたのは、
暁さんと月読さんの体のことじゃあないですか?」
「私達の」「体デスか?」
「ほう?」
みんなが別々の反応をしたが、僕は続けて言うことにした。
「ええ。お二人は姉さん達に戦いを挑むつもりでしたが、それ自体が既に危険だったんですよ。
まず、数が不利でした。マリアさんがいるならとにかく、三対二なら、暁さん達に勝機はありません。」
「そんなの!」
「あたし達のコンビネーションで何とかしてみせたデス」
「確かに二人のコンビネーションは、かなり精度が高いと思います。でもそれは、相手より数が多い場合に初めて有利をとれる。違いますか?教授さん」
「ええ。確かに調達のコンビネーションは、同数以下の相手もしくは、ノイズのような原則統率の無い相手を想定しています。」
「そのために、数が不利且つ力量が上の相手には、勝算が低かった。だから今回はドクターに任せたんですね?ネフェリムの起動後にエサを与えたいドクターにとって、シンフォギアは格好のエサですから。」
「そんな………」 「嘘デスよね?マム!」
「マリアさんにはテロリストである以上、いつか人を殺める時が来る。だから、自分達が追われていて、やむを得ず反撃した結果殺害してしまった。
その罪悪感に潰されないように抵抗感を薄れさせようとしていた。これも違いますか?」
本当に優しい人だから、最後には自分達の身を守れるように備えたかったんだろうな。
「マム!それは本当なの!?」
「勇さん。貴方を侮っていました。そこまで私の真意を理解していたのですか?」
「僕の師匠のサンジェルマンさんが、僕がいずれ日本に帰ってもやって行けるように全てを叩き込んだ時の目と貴女の目が同じ輝きをしていましたから」
その言葉を聞いていたら
「あのキテレツ!どこまで人の道を外すつもりデスか!」
暁さんのあの怒声が聞こえたってことは、響が暴走して反撃に出るころだな。
「あの装者!食いちぎられたはずの腕が!」
「アレが響の力の源のガングニールで、今は敵を倒す為に暴走してるんだ。彼女を救う為に僕は、当初の貴女達が〈神獣鏡〉を起動する前に接触するつもりでした。
胸のガングニールが体を食い破る前に」
「なるほど。だから、サンジェルマンさんは貴方を先に捕縛したわけでしたか。私達が二課と相容れぬ以上、衝突は避けられませんでしたかから」
「ええ。ですがこうやってお互いの目的がわかりました。だからこそ僕は、貴女方がフロンティアを浮上させるまでは協力します。でも同時に、二課と手をとれる方法があるとも信じています」
「私達と対話して尚、手をとることを諦めませんか。
その言葉、期待できるものだと祈っていますよ。
それとマリア!これより米国との会談があります。護衛をよろしくお願いします。」
話を終える頃には、戦闘は終了しており、ドクターはソロモンの杖を抱えて撤退し、落ち着いた響を姉さん達が本部へ連れて帰っていた。
「私達が戦う理由って何なんだろうね?切ちゃん」
「わからないデス。何が正しくて違うのか、良くわからないのデス」
「人を殺める覚悟ね。守りたいものを守る為に、いつかは背負うのね」
三人の装者はそれぞれの迷いを抱えながらも、次の分岐点はすぐそこまで迫っている。
なんでそこにいないんだよ主人公!
↑
師匠にパクられた為不可能。本当に二課大ピンチでハードモード。まじでこの先どうしよう。
次回〈未来の嘆き/切歌の不安〉
更新をお待ち下さい。
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