未だ力を持たない少女が抱いた嘆きとは?
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~~未来side~~
私は、響が敵との戦いで負傷し、前線を外れるように進められた話を聞いた。その話を聞いて、やっと響が危険から離れることができると思っていた。でも………
「ウソ………ノイズが………」
私達の前に現れた人がノイズを召喚して、響がギアを纏って戦うことになってしまった。今の響は、体の調子は良くないのに、私達を守る為に戦っている。
「響………どうして………」
更に二人、マリアさんの仲間と言われてた娘達が、博士さんを回収するために現れて、響は連戦を強いられることになった。
「どうしよう………このままじゃあ………響が………」
そして二人は、戦いに決着をつける為に〈絶唱〉という大技を発動させようとしていた。でも響は、自分の身を削ってまでその切り札を封殺してしまった。
「このままじゃあみんなが………」
クリス義姉さんや翼さんは、この人達との決着をつける為に準備している。響は、私達を守る為に命を削っている。勇君は最初に体を張って響達を撤退させた後で敵に捕まったと義姉さんから聞いた。私だけ何も力になれない。
「私にできることって何なんだろう………」
その呟きは、誰も聞こえなかった。
あの数日後、学祭の時に渡された端末にメッセージが入っていた。
〈三日後にスカイタワーで私達と米国政府の会談がありますが、おそらく決裂し、付近にノイズが現れます。
つきましては、貴女はその時に第二展望台まで来てください。私が迎えに行きます。そして、もし私達に協力していただければ、彼と再会するための機会と、貴女の為の力を提供します。〉
「三日後か………うん。久しぶりに響をデートに誘おう」
そして、私だけの力を手に入れて皆を、響を、勇君を守るんだ!私だけが守られて、仲間外れなんて耐えられないんだから!
~~未来sideout~~
~~sideセレナ~~
勇さんから聞いた話だと、本来なら月読さんに宿るはずのフィーネの魂は、勇さんがフィーネを救った為に、今二人に何かが起これば、二人は無防備だと聞かされました。
そこで彼は陰から彼女達を見守り、危険が迫った時には、守って欲しいと私に頼んできました。
「本当に勇さんはお人好しです」
彼は今でも、自分の言葉が姉さん達を惑わせていると考えていました。マムの気持ちを伝える為に、敢えて自分を疑わせることでも行ってしまうその精神は、相当の覚悟がありました。だからこそ今回の依頼を私は引き受けたんですが。
「ッ!アレですか!」
暁さん達が座っていた近くの瓦礫が崩れて月読さんが頭をうって気絶し、暁さんが手を伸ばして防ごうとしました。
「はあっ!」
勇さんの頼み通りに障壁を展開して瓦礫を防ぎ、合流した時に見た暁さんは………
「何が………どうなっているのデスか………?」
不味いですよ。勇さん。このままだと、暁さんは自分がフィーネの器だと勘違いをはじめます。早くしないと取り返しのつかないことになりますよ?
ああ………。セレナさんが動くのか。ということはあの力が………。そして切ちゃんが感じる不安はいつ解決するのか。
次回〈未来の覚悟/勇の勘違い〉
更新をお待ち下さい。
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