①フィーネさんと勇君の閑話
②393の閑話
③切調コンビの閑話
④イヴ姉妹の閑話
となりました。回答いただいた方々ありがとうございます。
そして格納庫での戦いが原作とは違い、二人きりとなりました。
そしてこの話をもってマリアさんがヒロインに加入します。
それでは本編をどうぞ。
ネフェリムに引き摺られたマリアさんと一緒にバビロニアの宝物庫に突入した僕にケルビエルが輝き出した。
だけどゴメン。今必要なのはあの力だ。
「勇………その光は?」
「大丈夫です。いくぞサンダルフォン!〈最後の剣〉!」
そう言って全力のサンダルフォンを展開してマリアさんの拘束を振りほどいた。
「$⑮⑭$₡₦₢₧₣₢₤₨₨₤₡₩₡₯₡₤₡₯₧₯」
「勇………あなた………」
「僕は言いましたよ?マリアさんの姿を最高の席で見るって。だからもう一度ゲートの展開をお願いします。大丈夫です。マリアさんのことは、僕が守りますから。」
「………そうだったわね。なら!私の姿を目に焼き付けさせてあげるわ!」
マリアさんはそう言ってゲートの展開を始めた。
「残念だけどノイズ達!お前らは纏めて僕の獲物だ!」
僕はそう言って〈時喰みの城〉を展開して、ノイズを纏めて僕の時間に変えた。
「すごい力ね。私よりも美しいわ」
感心するマリアさんを他所にネフェリムが戻って来て、展開したゲートの前に現れた。
「アイツッ!また私達の前に!」
「大丈夫です。必ず突破できます。もう一度行きます!
メタトロン〈砲冠〉!カマエル〈砲〉」
二つの天使の力で奴の体に風穴を空けた。
「今ですマリアさん!手を握ってください!」
「わかったわ勇!私は貴方を信じてる!」
そう言って握ったマリアさんの手を引いて、僕は更に一つの天使を展開した。
「メタトロン〈天翼〉!
ハニエル〈千変万化境〉!」
二つのメタトロンを僕達に展開して得た加速で、奴に空けた穴を通りゲートを抜けることに成功した。
「やった!脱出できたわ!でもネフェリムが!」
やっぱり追って来るか。でも!
「僕達の信じた仲間がここにいます!」
頼もしい声が聞こえた!
「ああ!あたしの愛しい弟だ!手は出させねぇ!」
「義姉さんに先に言われたのは癪ですが同感です!」
「皆が笑顔でいる為に私達は諦めない!」
「私達のマリアと」「勇さんの為に、デス!」
「ガングニール!勇君を助けて!」
僕達の帰りを待っていた七人の戦姫が帰り道を援護してくれた。
「今ですマリアさん!杖を!」
「ええ!任せなさい!」
マリアさんがゲートに杖を投げ入れた後に穴は完全に閉じた。そして空が光った。
「終わったのね」
「はい。やっと終わりました。」
僕達が安堵していると司令から連絡が入った。月の軌道は、ナスターシャ教授のおかげでもとに戻りつつあるらしい。ありがとうございます。貴女は立派な英雄です。
「そう言えば、マリアさん達のこれからって………」
「ええ。私達はテロリストとして拘束されるでしょうね。でも心配いらないわ。覚悟していたもの」
マリアさんは既に状況を受け入れつつあったが、ここに予想外の人物が現れた。
「その必要は無いわ。彼女達の行動は正当なものだったことは私達が証明していたわ。よくやったわね、勇」
「えっ………師匠!?なんでここに!?」
「貴女は!サンジェルマンさん!何故ここに!?」
「ええ。私が一から説明するわ。まずことの発端は〈ルナ・アタック〉だったけど、月の軌道情報を隠蔽したのはアメリカよ。彼女達はそれを私達から聞いて今回の行動を決意したわ。」
「そうね。私達〈フィーネ〉は、それを知ってフロンティア起動と月遺跡稼働を計画したわ」
「ソロモンの杖と神獣鏡はその為に必要だった」
「そしてドクターを陣営に引き入れたデス」
そこまでが計画の初期だったな。
「あのライブ会場ですね。あそこでマリアさん達は宣戦布告をしてました」
そして師匠が話を再開した。
「続けるわ。勇には平行世界の知識があったわ。だから彼女達の計画を未然に防ぐ可能性が高かったわ。だからセレナに頼んで勇を拘束させたのよ。その事は、貴女のマネージャーを通して二課に伝えたわ。風鳴翼」
「なるほど。故に緒川さんと司令だけに………」
ですよねー。絶対に僕はドクターパクる気だったからなー。
「そして捕えた勇から、神獣鏡の適合者を聞き出して、学祭でセレナ達に接触させたわ」
「それが私だったんですね。だからあの時に私がセレナさんに声をかけられたわけですか」
「だからあの時のアイツらはステージで目立ってすぐに撤退したわけか。計画済みかよ」
「そして私とマムはスカイタワーで米国と会談をして決裂したわ」
「そのタイミングで私と未来は離れ離れになりました」
「そして未来がギアを纏ってあたし達の前に現れたわけか」
師匠が説明を再開した。
「彼女がフロンティアを起動させたことで勇をセレナに解放させたわ。そして私達は米国がフロンティアに向かった時点で日本を含む各国政府に米国の情報操作の真相と証拠をリークしたわ」
「なるほど。故にあの時米国のデータが日本に届いたわけか。君達のおかげだな。感謝する」
えっ!師匠達そんなことしてたの!?
「だから彼女達が汚名を被ることは無いわ。やむにやまれぬ事情というやつよ。だから心配しなくていいわ」
「本当に」「私達が無罪なんデスか!?」
「ええ。今頃首脳会談でアメリカに批難が集まって、代わりに日本を賞賛する意見が確実になってるわ。だから安心しなさい。
そしてマリア・カデンツァヴナ・イヴ、貴女の妹は明日到着するわ。姉妹の会話を楽しみなさい」
そう言って師匠は帰って行った。
「そういえば勇。貴方はあの時の私に〈貴女が立ち上がるためなら僕は何でもします。〉と言ってたわね。あの言葉と今回の出来事で決心がついたわ」
そう言ってマリアさんは僕に近づいて来た。そして僕にキスをしてきた。みんなの目の前で。
「マリアさん!?」 「おお……」「やりやがったな!」
「マリア!」「ついにやったデスね!」「………へぇ?」
「私の全てを貴方に捧げるわ。だから私は貴方の側にいさせて貰うわね。勿論本気よ。私からの愛を受け取りなさい。だって狂おしい程貴方が好きなのだから」
そう言ってマリアさんはウインクをして夕日に消えて行った。隣には満足気な切調コンビを連れて。
「立花!今すぐ私達は逃げるぞ!」
「待ってください翼さん!」
そう言って二人は逃げて行った。そして残された僕は
「勇!あたしの話を聞いて貰うぜ!嫌とは言わせねぇ!」
「義姉さんの言葉に今回は全面的に同意します。逃がさないよ!勇君!」
「ちょっと待って!話を聞いて!」
「「ダメだ(よ)!絶対に逃がさない!」」
こうして僕は戦いの終わりに二人の女性に追いかけられ、危うく既成事実を作られるところだったが、弦十郎さん達に泣きついて助けてもらった。女性不信になるかも知れない。
とうとうマリアさんが勇君に惚れました。しかし今のままでは、〈たやマ〉でしかありません。
そう。「まだ」病んではいません。せいぜい王子様補正程度です。この続きが別の閑話につながります。
そして次回からはアンケート結果をもとに、閑話を投稿します。
次回〈フィーネさんと僕〉
更新をお待ちください。
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