それでは本編へどうぞ。
姉さん達の追及から逃げた僕は、エルフナインのいる部屋に向かった。
「やあエルフナイン。久しぶりだね。そして見ているんだろう?キャロル」
「えっ?勇さん何を言っているのですか?僕の視界をキャロルが覗けるわけ………」
うん。原作を忘れてたらわからないことだけど、僕は覚えてたからね。だからこのまま追及しようか。
「それとエルフナインも、演技はやめたらどう?レイアの攻撃は全部急所を外してたけどさ。それ自体が、わざとだよね?」
そう僕の問いかけにキャロルが投影された。
〈流石は勇だ。オレとエルの視界は共有されている。いつ気がついた?〉
「エルに会ったのは偶然だったけど、シャトーの頃にはね。エルにしか話してないことをキャロルが知ってた時に確信はしてたよ。」
〈何だ。その時には既に知っていたか。流石はオレの勇だ。だが解せんな。何故一人で来た?装者がいればエルを捕らえることは可能だろうに〉
まあ、そうなるわな。
「目的が読めないからかね。キャロルが本気で響達を排除したかったら今回の襲撃は温すぎだからね」
「勇さんは気付いていたのですね?僕がキャロルの体を貰ったことを」
「うん。エルがいつか機能不全を起こすことはわかってたけどさ、今のキャロルが対処を怠る訳がないからね。僕の知ってるキャロルは独占欲が強いけど、優しいことも知ってるから」
〈ああ!勇!オレはお前に会いたい!だからオレのモノになってくれ!〉
「うん。素直な愛の告白をありがとう。本題に入るよ?キャロルはなんでエルに〈ダインスレイフの欠片〉を託したの?装者がパワーアップする可能性が上がるのに」
〈今の奴等は相手にしていて張り合いがない。そんな奴等から勇を奪っても、絶対に奴等はあきらめない。だから希望を見せて叩き潰すことにした。〉
「手加減の理由にはなったけど、撤退の理由は?」
〈ガリィに守護させていた、アルカ・ノイズのデータがパクられた。だから撤退した。ついでに装者共が戦力向上すれば処理が楽になるから〉
「わかった。〈アルカ・ノイズ〉の方は師匠達に確認と情報収集を頼むよ。後、キャロルがちゃんと命までは狙わなかったことは偉いと思うよ。よく我慢したね。だからこの戦いが終わったら〈SONG〉においでよ。歓迎するし、重婚もできるみたいだからさ。」
「なんだと!本当なのか!?オレは勇と結ばれるのか!?」
「うん。キャロルの愛に僕は応えるよ。だからさ、今回は皆と仲良くするためにケンカしなよ。僕はキャロルの邪魔はしないし、キャロルが手加減を間違えなかったら嫌いにはならないからさ。後、今回のキャロルを焚き付けたのはエルだね?」
「あうぅ。バレてましたか。」
「レイアの弾を見ずに躱すのは、エルには無理だからさ。だからエルが共犯のはわかってたよ。
それに〈ダインスレイフ〉が今は必要ないのをわかってて持ち出したね?
キャロルは僕との約束を律儀に一年守ってくれてたけど、エルが機能不全を起こしたからキャロルは予備躯体をエルにあげた。
そしてその恩返しにキャロルと僕のキュービットをエルが名乗り出た。だから今回姉さん達を襲撃して、身を退かせようとした。違う?」
「流石は勇さんです。全部当たりです。僕はキャロルが勇さんと結ばれて欲しいです!」
「エル。素直な気持ちをありがとう。なら二人には僕からのお願いを聞いて欲しいな。」
〈勇からの頼みだと!何でも聞くぞ!〉
「姉さん達の実力テストは、嘗ての世界分解計画の襲撃スポットで頼むよ。キャロルが嫉妬で分解する気になったと言えば、誰も疑わないから」
〈わかった。装者共が腑抜けなら次はない〉
「最後に教えて欲しいんだけどさ。ガリィが迎え撃った襲撃者ってどんな奴等だったの?」
実際に師匠達は襲撃する必要がない。頼めば快く提供されたはずだからね。
〈ああ。確か「エレン」・「アルテミシア」・「ジェシカ」と呼ばれていたと報告が来ている。どうした?知り合いか?〉
マジか。確か過激派のメンバーだった人だ。まさにデアラの世界のあの人達を彷彿させた人達だったな。
「うーん………顔馴染みかな?あまり良い印象はお互いなかったはずだから。」
〈そうか。ならば良い〉
こうして、エルフナインの件を僕がネタばらしするする理由がなくなった。後はキャロルの優しさを信じよう。
ていうか過激派か。なんか如何にも四期の敵になりそうだな。後で師匠達に動向を聞いておこう。
ん?エルちゃん?キャロルと共犯?…………マジで!?
本当に〈毒〉してますねぇ……………。
次回〈説明と補足〉
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