それでは本編へどうぞ。
マリアさんがガリィを撃退した翌日、響が祝勝会をやりたいと言いだしたので、僕達シェアハウスメンバー全員で近所のスーパーへ買い出しに出ていた。
「ふっふーん♪今日のごっはんはなーにっかなー♪」
「好きな物を買うのは別に良いけど、主役はマリアさんだからね?響?」
「わかってるよ未来ー。ちゃんと考えるからさー」
「いいや未来の言う通りだな。響に財布持たせたら無駄遣いしかしやがらねぇ。未来や勇が苦労してるのがよくわかるよ」
「クリスちゃんまで!?ねえ勇君!勇君は私の味方だよね?」
顔に不安を浮かべた響だったが、僕は容赦なく止めを刺すことにした。
「無駄遣いのことで頭が痛いのは、響と切歌ちゃんが同率かな。本当に疲れるし」
「そんなー!皆してひどいよー!」
そう言って響は逃げて行った。
「とりあえず僕が追いかけるから、未来と姉さんで会計を頼める?」
「別に良いよ」「早いとこ響を拾ってきてくれ」
「了解。後は任せたよ!」
そう言って会計を任せて響を探すと、思わぬ人と再会してしまった。
「おお!勇君じゃないか!久しぶりだな!元気そうで何よりだよ!」
「勇君!?あはは………また最悪のタイミングなことで………」
そこには複雑な表情をした響と、響の父親の洸さんがいた。
「久しぶりですね洸さん。僕です。雪音勇です。こんなところで会うなんて偶然ですね。ですが今日は家に人が来る約束があります。連絡先を交換しますので、後日にしませんか?」
「おお!勇君か!久しぶりじゃないか!へーえ。響と再会できたのか。そして人が家に来るのか。なら邪魔しちゃあ悪いな。わかった!それで頼むよ!」
そうして僕と洸さんは連絡先を交換して、一度別れた。
「勇君………このことは………」
「これは響の問題かも知れないけど、僕達は仲間だからさ。協力できることは協力したいんだよ。そうでしょう?姉さん?」
「あー気付いてたか。そう言う勇だってポケットの中の片手は拳握っただろ?」
「ええ!?勇君そんなことしてたの!?」
「当然私も気付いていたよ。勇君のことを一番わかっているのは私だもん!」
「未来まで!?じゃあわからないのは私だけ!?」
少しうるさい響を連れて僕達は家に帰った。
~~帰宅後~
「響はどうしたいんだ?親父さんのことを、許したわけじゃあないんだろう?」
姉さんははっきりと響に聞いてきた。
「うん。正直お父さんのことはまだ許せないかな。私達のことを置いて自分一人で逃げて行ったし………」
だろうね。僕の立場でも許せないかな。
「ならさ。響は洸さんにどうして欲しいんだ?」
「うーん………帰ってきて欲しい………かな?多分それが一番近いと思う」
「私は無理に会わなくても良いと思うよ?響が辛いなら今である必要はないから」
響の言葉はとにかく、未来は意外だったな。
「まあ、どちらにしても決めるのは響だよ?僕達は響の気持ちをしっかりと尊重するし、できる支援は惜しまないから」
「みんな………うん!ありがとう!私、お父さんと向き合うよ!」
「ごめん響。当日には僕も同行させてくれない?実は洸さんにどうしても伝えたいことがあるんだ」
「勇君………うん!心強いよ!」
「勇君?まさかやりすぎないよね?」
「勇!お前の行動があたしの想像通りならあたしはお前を止めるぞ!」
「うーん………あり得て欲しくはないけど、二人の心配は最もだからね。ならさ、四人で行かない?」
「そーするか」「そうしよう」
「みんな………ありがとう!」
「気にしなくて良いよ。みんな響を大切に思っているんだからね。」
僕達はそう意思確認をして、洸さんに電話をかけた。
「洸さんこんばんは。勇です。響達と話をした結果一週間後13時に駅前のファミレスで話をしませんか?来るのは響・僕・未来・姉さんの四人です。まあ話をするのは僕・響・洸さんなので、未来と姉さんは僕のストッパーですけどね」
〈ほぉー。未来ちゃんやクリスちゃんも再会できたのか。幼馴染みが全員再会できたんだな。〉
「まあそういうことです。なので一週間後の13時は必ず来てくださいね?」
〈わかったよ。駅前のファミレスだろう?昔からあった、あの馴染みの〉
「覚えていてくださって助かります。それでは一週間後の13時にお待ちしています」
そうして僕は通話を終了した。
「みんなありがとう。一週間後の13時に駅前のファミレスで設定できた。僕はもう一件電話するから離れるね」
そう言って僕は部屋を離れた。
「もしもしキャロル?僕だけどお願いがあるんだ。」
〈勇からのお願いだと!なんだ!言ってくれ!〉
「こっちの装者の都合でさ。次のテストは来週以降にできる?」
〈構わないぞ。オレも奴らが万全でないと意味がないと思っているからな〉
「我がままを聞いてくれてありがとうキャロル。愛しているよ」
〈愛している勇の頼みだ!オレが断るわけないだろう!
だけど終わったら約束は果たして貰うから〉
「うん。僕の〈ハジメテ〉は必ずキャロルにあげるよ」
そう言って僕はキャロルとの通話を終了した。
勇君……君はまさしく黒幕だよ。だけど洸さんとのやり取りとキャロル戦の調整ができるのも君だけだよね。(遠い目)そして響の理解者達は洸さんとどう向き合うのか……
次回〈話しあい………そして……〉
更新をお待ちください。
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