「あ〜、やっぱり移動中はやること無くてヒマなんだよ。なにか刺激が欲しいわけ!派手なカーチェイスとか無いの??」
ペンギン急便へと入ったデッドプールことウェイド・ウィルソンはテキサス、エクシアと共に届け先へと向かっている。
移動中、ウェイドは退屈のあまり窓の外に足を投げ出しながら後部座席で体を横にし、大きな欠伸をかましていた。
「無くはないけどもう少し先になるかもね〜!」
「マジかよフ○ック!なんのアクシデントも起きない移動シーンの描写なんてウチのへっぽこ作者が書けると思ってるのかよ?」
『マジレスしてやんなよ、作者涙目じゃねえか』
「ああ?投稿ペースもそこまでなクセにいい小説でもないんだからボロクソに言っときゃいいんだよ!」
《Prototypeのコラボ小説のストーリーに困った結果デップーに逃げ出してるしなこの作者。》
『おい、そこまでにしとけ!作者が首に縄かけ始めたぞ!』
「急になにを話してるのウェイド?」
吹き出し達と会話しているとエクシアが変なものを見るような目でこちらを見てくる。
「気にすんな、こっちの話だ。だからその目をやめてくれよエンジェル?」
「だったらその変な呼び方はやめて欲しいな?ちゃんとエクシアって呼んでよ」
「おっと、悪かったなエクシア」
レディを不機嫌にさせちまったみたいだ、こんな時どうすれば彼女の機嫌を取れるかSiriに後で聞いておくか。
ディスってたらだんだん景色が変わってきたな、俺たちがいた街に比べてなんだか寂しい雰囲気じゃねえか?
「...もうすぐ到着する。各自で装備の点検、準備を。」
テキサスからの報告を聞く限り、ゴタゴタが起こりそうな予感だぜ?いいね〜面白くなりそうじゃねえか!
...
「到着した。」
「いよおぉぉっし、デップーいきまーす!」
出撃の合図をして車の窓からスタイリッシュ抜け出す俺ちゃん。
ガコッ
「イッテェ!刀が窓枠に引っ掛かっちまった!カットカット!これTake2ある?」
『監督はそのままGOサインだしてるよ』
「おいおいまさかこれをギャグシーンとして使う気じゃねえだろうな?」
《そのまさかだ。》
「ほら!遊んでないで急ごう?」
エクシアに呼ばれた。クソッタレ!俺ちゃんの小説最初の出陣シーンだぜ?もうちょいかっこつけさせてくれよ!
改めて車から出て、俺たちが移動した先はなんだか薄暗い裏路地だ。いいね、生きて返す気は無いって感じだ。そそるじゃねえか!
「やあ!私たちがペンギン急便だよ!あなたが受取人でいいのかな?」
「ああ、そうだ。荷物は...なるほど、確かに受け取った。」
「これにて一件落着〜...」
...まあ、なわけないよな。物陰から覗いてるのバレてるよん?ありきたりな殺し屋黒服さん達?
『そうは問屋がドンドコドンってな』
《ヤッさん達はスタンバイ完了みたいだな?》
「おーいテキサス〜、車の準備出来てるか?」
「問題ない。」
よし、じゃあひと暴れやりますか、ミュージックスタート。...あ、小説じゃできねえか。
「エスケープといこうぜ!」
「よし!出してテキサス!」
エクシアの合図で全員を乗せた車は急速に走り出した。
「いいねえ、こういうのだよこういうの!マスクにまとわりつく風、車を横切る銃弾!俺ちゃん最高!」
エクシアと俺で追いかけてくる連中に銃で応戦する。
ちなみにエクシアも俺ちゃんも弾丸はゴム弾を使ってるんだ。なんでかって?龍門は基本的に殺しはNGなんだそうだ。悲しいだろ?そのくせ相手は普通の銃弾使ってくるんだぜ羨ましい!
「あイッタ!あ〜脳天に1発いいのもらっちまった!」
「ええ!?早く止血しないと!ていうかその当たり方でどうしてそんなに平気そうなの!?」
「なんでだと思う?なぜならそれは俺ちゃんがヒーリングファクターだからだよ!おかげでデスノートすら効かないのさ!」
「よくわかんないけど、つまり平気ってことだね?」
「そうだ!」
カーチェイスは終わる気配が無い、そろそろ終わらせておかないと作者が書くの飽きるぞ!
『もうちょいがんばれよおい』
《しょうがないだろ、なんも考えずに書いてるんだから》
「ああクソ!こうなりゃゴム弾はやめだ!やめ!取っておきを使ってやる!」
痺れを切らしたウェイドはマガジンを入れ替える。
「ええ!それ実弾!?」
「貴重な10数発のうちの1発だ!受け取れ腐れ共!」
デザートイーグルの装填を終わらせて追跡してくる車両へと向かって照準すると、ウェイドは迷いなく引き金を引く。すると放たれた弾丸は車両のタイヤへと吸い込まれていく。
タイヤはパンクし、高速で追いかけてきていた車はバランスを崩しそのまま横転、転がって停車する。
「ヒュー!流石は俺ちゃん!」
「凄い!完璧だよ!」
「褒めたってイチモツしか出ねえぞエクシア?だがこの下半身のイライラを鎮めてくれるなら大歓迎だ」
「うん、それは遠慮しとくよ」
「いけずぅ!」
『エッチなのはいけないと思います!』
ウチは別にガチシリアスで硬派なアクナを書くつもりじゃないんだ、お色気があったっていいだろ?
《だめです。》
え〜......お、どうやら我が家に帰ってきたみたいだな。
全員怪我もなく大きな被害は無し...いやある、俺ちゃんの脳みそが1度吹っ飛ばされた。別に問題は無いけどな。
「ただいまー!」
「正義じゃ無いがスーパーヒーローのご帰還だ、報酬はチュッパチャプスのコーラ味と冷えたビールでいい!」
帰ってくるとソラ達が元気に出迎えてくれた、どうやら話があるそうで聞いてみるとロドスへと明後日向かうことになるらしい。
『やはりロドスか、いつ出発する?私も同行しよう。』
「マジで?俺ちゃんドクターとかアーミヤとかに会えるわけ!?俺ちゃん興奮のあまりギンギンだよ今夜はオールナイトと洒落込むか!」
赤いパンツ野郎、ロドスへとカチコミにいく。
「この後書きを書いてる時間っていつだと思う?朝の4時頃だってよ奥さん?」
『寝ろ。』