マブラヴ オルタネイティヴ episode HAGAKURE   作:不屈闘志

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召喚前の覚悟の前日譚が予想より、長くなりそうなので二話に分けて、先に一話を載せちゃいます。
マブラヴ要素一切無しの9割覚悟のススメ、1割エクゾスカル零でお送りします。


プロローグ その二 覚悟のこれまでの死合い

20世紀の最後に全世界を襲った地球規模の地殻変動は、三年にも及び多くの生命と秩序を破壊した。

 

 

 

一九九七年 亡月亡日

北海道網走

 

装甲軍鬼『霞』 と鋼我一体を成し遂げ、現人鬼となった覚悟の実兄である散(ハララ)は、人類抹殺を宣言した。

父親である朧は、 塹壕鉄人『雹』を着装し、それを阻まんとするが、逆に返り討ちにあい死亡する。散は、父の死を目の当たりにした覚悟と三千人の英霊が宿る強化外骨格『零』に実力差をまざまざと見せつけ、覚悟をわざと生かし笑いながら逐電した。

 

その後、覚悟は全国の学校を廻り転校を繰り返しながら、零と共に兄の行方を追うこととなる。

 

二〇〇一年

新東京

三年にも及ぶ地震で廃墟とかしたかつての帝都である新東京は、様々な区域に別れている。新エネルギーが暴走し汚染された死の大地である番外地。電子機器を狂わす巨大蛾が舞い、いかなる生命も補食する巨大ゴキブリが這う13番区。その中でも住所不定群盗が何千といる04番区の逆十字学園に転校した覚悟は、ついに散の手がかりを見つける。

散は四年の間に、圧倒的カリスマで自分を殺しに来た者でさえ仲間にし、人類抹殺に同調する不退転戦鬼軍団を組織していたのだ。それを知った覚悟は、その目的を阻まんと散率いる不退転戦鬼軍団と激突した。

 

何度も死の淵に追いやられた覚悟であったが、その度に父の教えや級友の助け、さらに散の人体実験により廃棄された元人間である肉虫の力を借り、一人また一人と強大な不退転戦鬼を倒し、ついに親玉である散と対決する。

 

二〇〇一年

中国哈爾元捕虜収容所 通称血涙島

 

決戦の舞台を血涙島に移し、圧倒的実力差で覚悟を責める散だが、余命僅かとなった覚悟の一撃必生の拳を受け霞とともに散開。霞に宿る怨霊犬飼冥とその息子玉太郎も、覚悟の愛する堀江罪子の胸に抱かれ昇天した。

 

その直後、戦闘終了の隙を突き乱入した世界征服を企む覚悟の曾祖父、海底工兵『霆』を着装した葉隠四郎に人類完殺の切り札である移動菩薩G・ガラン(ジャイアントガラン)を乗っ取られる。

しかし、覚悟に宿る肉虫の最後の力と最後の不退転戦鬼である知久の大忠義により蘇った覚悟と散に逆襲され、G・ガランの操縦権を取り返した散のG・螺旋(ジャイアント・らせん)によって悪鬼は最微塵(クォーク)と化した。

 

二〇〇一年

新東京 新東京湾

 

散は、覚悟の中に人類の可能性を見いだし、二人は和解。

そして、環境浄化の益虫 『極楽蝶』を使い、地殻変動により荒れ果てた世界中の環境を建て直すため、G・ガランに乗り旅に出た。

 

 

 

 

二〇〇一年十二月二十四日

北海道網走の山奥

 

激闘から半年後、冬休みに入った覚悟は、兄からもらった自立型AI搭載二輪、機械化軍用犬月狼(モーントヴォルフ)を逆十字寮に残し、徐々に復興が進む新東京を後に、北海道網走の実家に帰省していた。

それは、父の霊に堀江罪子と恋人同士になったことを報告し、交際を認めてもらうためであった。

父に自分の思いを吐露し、ついに交際を認めてもらった覚悟は、罪子からもらったお守り雫を見つめながら聖夜に眠りにつく。

その瞬間、かつて葉隠四郎に実験台にされた零式密猟者(ぜろしきハンター)、実験材料208号が急襲、応戦する覚悟だが、余命幾ばくもない208号の本懐を遂げさせるためにあえてその刃を受けた。

 

 

 

ボロボロの百歳を越える老人が持つ斬超鋼剣が、装甲越しに覚悟の腹から背中までも貫ぬく。

 

「と、殺ったぞ!絶やしたぞ!悪鬼葉隠!悲願達成!嗚呼!思い出したぞ!俺の!俺の!俺の!名前…」

本懐を遂げた実験材料208号は、自分の名を思い出し、舞い散る雪に埋葬されながら満足して眠りについた。

 

覚悟は、自らの血にまみれながらも敬礼し老戦士を見送った後、同じく血まみれの雫をみた。

(やはり、俺には愛は似合わぬらしい。俺に触れれば美しいものは、みんな汚れてしまう。了解!遥けき彼方より君の幸福を見守らん。)

覚悟は、愛しい人を思いながら徐々に膝をつく。

『か、覚悟』

零が、信じられないようなものを見る声を出す。

(メリークリスマス)

覚悟は、雫を握りながら眠りについた。




あらすじだけなので簡単かと思ったら、めちゃ大変でした。
次は、ある意味自分が勝手に妄想していた覚悟のススメからエクゾスカル零に移る間の覚悟に何があったかを書きます。
次で前日譚は、終了ですのでマブラヴファンは、もうちょっと我慢してください。
頭の中では、超脱水鱗粉をふりかけのごとくBETAに浴びせている零がいるのです。
頭の中の描写を文章化するって大変(*_*)

後、感想をくれたら嬉しくなって執筆が早くなるかもです。
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