マブラヴ オルタネイティヴ episode HAGAKURE   作:不屈闘志

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覚悟達なら、こんなこと喋るだろうなって思ったらすっかり長くなり、一つにまとめる話が二つになってしまいました。すいません。
今回は、少しだけどマブラヴ成分もあります。


プロローグ その四 卒業式

皆と別れた日から、月狼、零式鉄球入魂回転機銃、散からのプレゼントなど、その他諸々の兵器を送り、そして、残るは覚悟自身と零のみとなった。

 

二〇〇二年一月十日

新東京04番地逆十字寮

 

早朝、誰にも気付かれず逆十字寮を音もなく出た覚悟は、一年と住まなかったが思い出深い寮を零と共に振り返え見る。

 

『感慨深いな、覚悟。』

 

零は名残惜しそうに呟いた。

 

(楽しい思い出を提供してくれた我が家に敬礼!)

 

覚悟は寮に感謝の念を込めて敬礼をし、覚悟を睡眠装置へ送るために政府が派遣する送迎車と落ち合う空き地へと急いだ。

 

 

二〇〇二年一月十日

新東京03番区の空き地

 

覚悟は予定の時間少し前に、誰もいない空き地に降り立った。

 

「十秒ほど早かったな、零」

 

『気にするな、遅刻するよりまし?!』

 

ヴヴヴヴヴヴ!

 

零が何かを感じ震え始める。

 

『50m先から、正体不明の機械こちらに接近、全長約60m!』

 

 

 

 

零が警告を発して数秒後、謎の長くて黒い乗り物が目の前に止まり、覚悟は思わず零式防衛術の構えを取る。

 

「こ、これはいかなる機械だ!零!」

 

いつの間に震えが止まった零が答える。

 

『落ち着け覚悟、これは恐らくリムジンという乗り物だ!』

 

「理武神とは?」

 

『もとは国家元首級の要人が用いる乗り物。襲撃者からの防御のために、特別な防御装備を施されており、主にその豪華な様式美より、乗客の命を守るに長けた車だ。しかし、こんなに長いものは初めて見る!』

 

零が喋り終るとともに、この時代には珍しい執事のような服を着た髪を少し伸ばした若い男が、リムジンの運転席から降り、覚悟に挨拶する。

 

「お前が葉隠覚悟だな。俺は管理局からお前を冷凍睡眠装置の施設へ送るのを仰せつかった、一文字鷹嘴だ。」

 

『珍しい名だな!この男。』

 

(零、名字ならともかく人の名前を珍しいというのは失礼に当たる。それにこの男の目、自分と違う種類の戦いを何度も繰り返している目だ)

 

そう感じながら鷹嘴の挨拶に覚悟は、構えを解き、敬礼して答える。

 

「葉隠覚悟です。一文字さん、本日はよろしくお願いします!」

 

「短い間だが、気にせず鷹嘴(たかはし)と呼んでくれ、関係が近い者からはそう呼ばれている。じゃあ葉隠、早速乗ってくれ。」

 

鷹嘴はドアを開き、覚悟をリムジンに乗せると、冷凍睡眠装置の場所へと発車した。

 

「いきなりだが、飛ばすぞ。お前を送る運転手に俺が選ばれたのは、俺の腕なら、どんな乗り物でも追い付けないからだ。それに俺の車は、どんな発信器の電波も見逃さず、襲撃者が待ち構えていたとしても対戦車ミサイルまでなら、持ちこたえ逃げ切ることができる。正義を行う者の眠る場は、万が一にも漏れては行けない。」

 

急発進したリムジンは、広い道に出るため、手前の曲がり角を直角に曲がるとさらにスピードを上げた。

 

零が珍しく戦闘以外で興奮気味に叫ぶ。

 

『見たか?覚悟!このような長い車でどうやってあの狭い直角のカーブを!』

 

「零よ、何か四次元的なコツがあるのだろう。」

 

『………………』

 

 

 

車の中で一息着いた覚悟は、九日前の友達の一件を思い出していた。あれきり皆とは一度も会っていない、同じ寮にいる覇岡達でさえもだ。

 

(本当にあれで良かったのか?あれだけ感情を共有した友との別れは、ああいう悲しいものなのか?)

 

 

そう考えると覚悟は、友と過ごした思い出と連想して、皆で泣き、笑い、苦しみ、戦いあったかけがいのない逆十字学園を思いだした。

 

もう二度と登校することができない聖域に、せめて最後に敬礼をして、感謝を述べたい。この十日の間、自ら封じてきた思いが、自然と口から漏れ出し鷹嘴に告げる。

 

「鷹嘴さん。学校に忘れ物をした。今から04番区の逆十字学園に向かってほしい。」

 

「何を忘れた?学校の宿題だったら、諦めろ。安眠の地は、最大級の秘匿事項だ。早く着いても、遅れても駄目なんだ。」

 

『覚悟よどうした。例え行ったとしても冬休みの早朝ゆえ生徒も、恐らくは教師も誰もいないぞ。』

 

零と鷹嘴の問いに覚悟は、真剣な声で再度告げる。

 

「私の魂の欠片(けっぺん)です。十秒で済みます。」

 

『覚悟……』

 

「・・・・五秒だ。」

 

「了解。」

 

 

二〇〇二年一日十日

新東京04番区逆十字学園校門前

 

学園の前にいやに長いリムジンが、現れ校門に車を寄せる。

そして、間髪入れずに覚悟が素早くドアを開けて、校門の前に立つ。

 

『やはり、誰もいないな』

 

翌日に新学期を迎える逆十字学園は、零が予想した通り静まり返っていた。

 

初めてここに登校してからの約半年間の思い出が、覚悟の頭の中で走馬灯のように駆け巡った。それが終わるとともにもう二度と目にできない限りない思い出が詰まった逆十字学園に今までで最高の敬礼をする。

 

(逆十字学園!俺が何千年眠りに着いたとしても、この思い出だけは忘れはせぬ、本当にありが?!)

 

その時であった、暗く静まり返った学校に明かりが灯り、屋上から風船が上がり、窓という窓に文字が書いた垂れ幕が下がる。

 

『今までありがとう葉隠君!』

『僕たちは忘れない』

『未来でも元気でね』

『蛮勇たれ、戦士よ』

『君は、最強で優しい男だ』

 

「こ、これは?」

 

『どう言うことだ。』

 

覚悟と零が、驚き呟くと同時に。

 

わぁぁぁぁぁぁ!

 

半年前に覚悟と罪子が、散との闘いから帰って来た時のように、校門の覚悟目掛けて、逆十字学園の全生徒達が一斉に校舎から飛び出した。

 

その中には、校長、担任の銭形、武装風紀、途中で学園に転校した不良二人、覚悟のクラスメイト、9日前に喧嘩別れした覇岡、ぴょん助、ポン太、青木、そして、覚悟の愛する堀江罪子がいた。

 

戦闘でも狼狽えたことがない覚悟が、理解が及ばない声で叫ぶ。

 

「みんな!これは一体?」

 

逆十字学園の皆が、覚悟の前に立ち覚悟の問いに次々と答える。

 

覇岡、

「やっぱり来たな、葉隠!。くそ真面目なお前が、挨拶もなしに学校からいなくなるなんて有り得ねぇからな!大変だったんだぜ!正月から、みんなに連絡網回して、全生徒集めるのはよー。」

 

ぴょん助、

「あんな別れ方、嫌ですよー。」

 

ポン太、

「だから、俺達でどうやって葉隠さんを元気に見送れるか、ずっと考えてたら覇岡さんが、卒業式やるぞっていい始めて。」

 

青木、

「私達もそれしか思い付かなかったから、必死で垂れ幕とか、用意したんだから!」

 

不良二人、

「「寂しいぜー葉隠ー。」」

 

武装風紀の星野、

「葉隠よ、水臭いではないか。一人で行くとわ。」

 

担任の銭形、

「未来でも最終学歴が中学だと、就職苦労するぜー」

 

校長、

「葉隠君、君は戦士である前に学徒だ。卒業式をせずに学校を出ることは、許されないよ。」

 

そして、罪子、

「葉隠くん、みんな葉隠くんが学校からいなくなるって聞いて、お正月から学校に来て準備してくれたんですよ。けど、時間ありますか?」

 

その問いに覚悟は、運転席の鷹嘴を見る。運転席に乗った鷹嘴は、少し微笑見ながら

 

「時間なら少しはある。気がすむまで忘れ物を受けとれ。」

 

と言い、政府に支給されたであろうパソコンを開き、何かを打ち込み始めた。

 

「有り難う、鷹嘴さん。」

 

 

 

 

校庭に、全生徒が規律正しく並び、覚悟と校長を見ている。

 

そして、校長が神妙な顔で卒業証書を渡すべく、覚悟の前に一歩踏み出し、言葉を述べる。

 

 

「卒業証書授与、三年一組葉隠覚悟、君は…………

 

 

校長の覚悟への送りの言葉が、校庭に流れると生徒の中にすすり泣く声が聞こえ始める。すすり泣いているのは、主に覚悟のクラスメイト達だ。

 

そして、長い送りの言葉が終盤を迎える。

 

……二ヶ月早い卒業おめでとう!」

 

 

わぁぁぁぁぁ! パチパチパチパチ!

 

卒業証書を受けとる覚悟に割れんばかりの歓声、拍手と賛辞の声が包む。その最中、五人が覚悟の前に立つ。その表情は、笑いながらも止めどない涙を流していた。

 

覇岡、

「葉隠、お前が居なくなっても心配するな。逆十字の平和は、俺が守る。だから安心して眠りやがれ。」

 

ぴょん助、

「葉隠さん!零式防衛術は、結局教われなかったけど、葉隠さんの軍人魂、しかと教わりました。」

 

ポン太、

「ぼく、葉隠さんがいなくても、葉隠さんと零の絵をかいて、 こんなすごい人と友達だったんだってお爺ちゃんになっても、子供に自慢します。」

 

青木、

「ご免なさい。葉隠くん。私、最初は恐い人だと思ってた。けど、ずっと私達の代わりに闘って、血を流してくれてたのよね。改めてお礼を言わせてもらうわ。有り難う。」

 

そして罪子、

「覚悟くん、私、一年足らずの生活だったけど、覚悟くんのこと絶対に忘れない。恐いこともあったけど、それ以上に、覚悟くんの傍で寄り添えて嬉しかった。悲しい時、苦しい時、辛い時もすべてが大切な思い出だから。そして、私が力になれなくて、泣いてた時も覚悟くんは私には歌があるって、慰めてくれた。その時、自分は人殺しの術しか知らないって言ってたけど、そんなことはないよ。前にも言ったけど覚悟くんは、優しさの天才です。だから…」

 

罪子は、瞳から再び大粒の涙が流れ、叫ぶ。

 

「だから、お願い!未来でも私達と同じような友達を作って同じように笑って!勘違いされることもあると思うけど、覚悟くんのことを少しでも知れば絶対にこの学校の生徒達と同じように、覚悟くんを好きになってくれるはずです!」

 

そういわれて覚悟は、全校生徒を見る。最初の登校日に向けられた敵意と疑いの目をしているものは一人もなく、みな罪子と同じ優しい目を覚悟に向けている。

 

今まで沢山の殺意と銃口が向けられた体に、慣れない大量の暖かい感情が向けられる。そのすべてが覚悟の心に刺さり、覚悟は初めて怒りや哀しみではない喜びの涙を流した。

 

「『俺』はなんという幸せ者だ。零式防衛術を学び、零と会った日から俺の人生は、友も愛もいらないと思って生きてきた。そんな俺にこんなにも沢山の…沢山の…。」

 

同じ大量の涙を流す堀江が、再度覚悟に近づきあるものを渡す。

 

「これは?」

 

「私の歌が入ったカセットウォークマンです。覚悟くんが一番喜んでくれるのはこれしかないと思って…。ちなみに何回も取り直したのよ。」

 

そのプレゼントに改めて礼を言おうとした時、いつの間にかパソコン操作を止めた鷹嘴が、覚悟の背後から告げる。

 

「すまん葉隠、そろそろ行かなくてはまずい。」

 

「わかりました。」

 

覚悟は涙を振り払い、マイクなしに全校生徒に向けて丹田から発する大きな声で告げる。

 

「皆の思い、不肖葉隠覚悟しかと受け取った!この思いは、例え人類滅びるその時まで絶対に忘れはせぬ。みな、いと健やかに。さらばだ!」

 

月面まで届く声で皆に礼を伝えながら敬礼し、遂に覚悟がエンジンを吹かすリムジンに乗り込もうとしたその時、罪子が呼び止める。

 

「覚悟くん……最後にもう一つ渡すものがあるの」

 

「何ですか堀江さ、ム?!」

 

罪子は、その優しい唇で覚悟の唇を奪った。覚悟は再度、罪子の瞳の中に宇宙を見る。そして、一秒にも満たないキスを終え、堀江は涙もなく凛々しい笑顔で覚悟と同じく敬礼する。

 

「いってらっしゃっい、覚悟くん」

 

「いってきます、罪子」

 

罪子の背後の全生徒が、罪子に習い敬礼をする。

 

覚悟は、その敬礼に涙を拭った真剣な顔で頷き、振り返ることなく鷹嘴がドアを開けるリムジンに乗り込んだ。

 

覚悟がリムジンに乗っても罪子、全生徒立の敬礼は、リムジンが見えなくなるまで続き、覚悟はそれを背後にして逆十字学園を永遠に去った。

 

最後に卒業式の間、ずっと黙っていた零が小さく覚悟へ囁いた。

 

『月並みの言葉だが、いい友達を持ったな覚悟。』

 

 

 

二〇〇二年一月十日

移動菩薩G・ガラン内モニタールーム

 

覚悟の卒業式を散は、ワイングラス片手に監視カメラ越しで最後まで見ていた。

 

「覚悟よ、また強いものを纏ったな。」

 

そう叫び、G・ガランから外の景色を見る。

 

「私も極楽蝶を世界中に届けた後に眠りにつく。貴様の敵は、散の敵じゃ。目覚めた後は、共に闘おうぞ。」

 

散は、決心した顔でここにはいない覚悟に呟き、ワイングラスに残ったワインを一気に飲み干した。

 

 

二〇〇二年一月十日

新東京04番地逆十字学園を過ぎた辺り

生徒達が見えなくなって数秒後、覚悟は卒業式をが終わるまで待っていた鷹嘴に礼を言う。

 

「私のわがままを聞いて下さって、有り難うございます、鷹嘴さん。時間は本当に大丈夫ですか?」

 

「別にいい、こんな時代にあんな物を見せられて、こっちが礼を言いたいくらいだ。例え、あの卒業式でお前の位置がバレたとしても、要は誰にも追い付かせず、遅れなければいいんだ!俺の『送迎最速理論』嘗めるなよっ!」

 

その言葉が言い終わらないうちに急発進のGが覚悟を襲った。

 

しかし、あらゆる訓練を経験している覚悟は、そのGをいに介さず、集中する鷹嘴の邪魔をしないように罪子の歌を聞き始め目を閉じた。

 

零もそんな覚悟に習い、沈黙する。

 

目を閉じ、繰り返し罪子のくじけない歌を聞く覚悟は、いつしか眠りに入った。

 

 

二〇〇二年一月十日

日本のどこか

 

「最短記録だ……起きろ、葉隠!もうすぐ到着する。」

 

覚悟は、その声によって覚醒し、座りながら頭を下げる。

 

「鷹嘴さん。短い間でしたが、有り難うございました。このことは、眠りについたとしても忘れません。」

 

「こちらこそ、忘れるものか。最後だから言うが、最初にお前を見たとき感情がない機械みたいなやつかと思ったよ。けれど、そのお前を慕う沢山の人達を見て、間違いだと気付かされた。」

 

そう言いながら、一見どこにでもあるような施設の前にリムジンを止める。

その施設の前には、覚悟を出迎える複数の白衣を来た人達が見える。

鷹嘴は、自らの手で客室のドアを開けて覚悟に告げる。

 

「葉隠、俺とお前は多分もう会うことはないだろう。けれど幸か不幸か、もし俺が生きている内に目覚めたなら、絶対に俺を呼べ。例え怪獣のねぐらへ向かう道や銃弾やレーザーが飛び交う道だろうが、それが宇宙でも必ずお前を無傷で送り届ける。決して忘れるな。短い別れの言葉だが、次の送迎がある。じゃあな。」

 

覚悟は、そう言って急発進して走り去る鷹嘴のリムジンに無言で敬礼した。

 

『何故であろう? あの者とは、また出会い戦友として共に戦う気がする。』

 

「零もそう感じたか、私も何か重要な時に頼もしい味方となってくれるような感覚がある。」

 

 

 

数分後、覚悟は政府の関係者である白衣の者達に出迎えられ、冷凍睡眠装置の説明を受けた後、その装置の部屋に通された。

 

その装置は、世界や日本に危機が迫った時、政府の者が覚悟を目覚めさせる手筈となっている。その他にも、震度7強の揺れ、屋内の火災等の災害でも目覚めるように設計されている。

しかし、逆にそんなことさえなければ、地球が滅びるまで眠り続ける……

 

部屋には、いつ襲撃されても対応できるように送り届けた諸々の装備が眠っている。機械化軍用犬月狼、斬魔挺身刀、神武挺身刀、父から受け継いだ刀、208号の斬超鋼剣から打ち直した208号丸等、それ以外の細かい武装や散のプレゼントは、月狼や零に納められている。

 

覚悟は、そのカプセルのような装置に横たわり、静かに目を閉じた。やがて、透明な蓋が閉まり非致死性麻酔液と同じ成分のガスが充満し始める。

 

戦士は、もう思い残すことはないかのように心のなかで一言呟き、覚悟を決めた。

 

(みんな、行ってきます。)

 




クロスオーバーで最初に誰を出そうかと悩み、出演したのがこのお方……。だって冥夜編ラストの鷹嘴さん、なんか好きなんですよ。口調とか設定とか違和感ないかな?
次はこの物語の覚悟の人物設定と、零と月狼の搭載兵器設定の説明回になります。
早くBETAとの戦闘を書きたいんですけど、現実の折り合いと戦術機の描写がむずかしいんです。
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