錬磨忍伝   作:鏡餅丸

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プロローグ

?「やあ、少年」

?「は?」

 

 俺、高遠錬磨(たかとうれんま)十七歳高校二年は、学校から帰ってきている途中で突然周りが真っ白な所に居り。

 そして目の前にハリー○ッターのダンブルドアが居て、「やあ、少年」と声を掛けられた。

 

?「どうやら理解出来ていない様だな」

錬「いや、理解出来たら天災レベルの頭だ」

?「では少年よ、今の状況を教えよう、まず私は神で」

錬「いや、今の状況はある程度理解出来る、転生系のテンプレだろ」

神「そうだが、私が神である事はを認めてくれるのか?」

錬「周りを見れて考えれば、無くはないと思っただけだ」

神「では、何が分からない」

錬「何故、この状況になったのかが分からない」

 

 そう、何故この状況になっているのか分からない。

 心当たりはあるが、それは全部乗り越えたはずだ。

 

神「なるほど、そこから教えよう」

錬「お願いします」

神「まず少年が帰ってきている途中、五階建てマンションの最上階から植木鉢が落ちて来て」

錬「それは気配で気づき、横に跳んでかわしました」

神「そして、かわした所に丁度背後から車が来て」

錬「それにも気づいたので、更に横に跳んでかわしました」

神「だが、着地した所にバナナの皮があり、滑って後ろにある電柱に頭をぶつけ」

錬「そうになったので、体を捻りかわして左手で受け身を取りました」

神「で、起き上がった時に何処からか来た、ドウベルマンが少年を襲い噛みついて来た」

錬「だがその駄犬をボコボコにして、気が付いたら此処に居ました」

 

 な、どうやって今の状況になったのかが分からないだろ。

 

神「そして少年は世界のエラーと間違われ、存在を抹消されてしまったのだよ」

 

 えー、何でそうなるの?

 

神「少年はあの時死ぬのが決定されていたのだよ、だが少年は死ななかった」

錬「だったら、それは奇跡としてくれよ」

神「本来はそうなるのだが、私が間違えてエラーとして判断してしまい」

錬「で、俺の存在が抹消されたと?」

神「そうだ、そして間違いに気づき、お詫びに少年を転生させようとして此処に呼んだ」

 

 そうかなるほど、そう言う事なら俺の行動はただ一つ。

 いっきに神様との距離を詰め、右手を握りしめる。

 

錬「唸れ! 俺の十年間磨き続けた拳よ!」

神「ま、待て、許してくれ! 好きな世界に特典とサービスを付けて転生させるから!」

 

 そう言われ神様の顔の前で、俺は拳をギリギリ止まる。

 

錬「それに嘘偽りは」

神「ない、だから拳を下ろしてくれ」

 

 俺は拳を下ろし少し距離を取り、神様はほっと胸を撫で下ろす。

 

神「では、落ち着いた所でまずは、どの世界に転生したい?」

錬「NARUTOの世界で頼む」

神「ん? 少年ならドラゴンボールの世界だと思ったが」

錬「確かに俺は身体を鍛えるのが好きだが、戦闘狂になった覚えはない」

 

 それに誰があんな宇宙規模の戦闘が、何回もある世界に転生してまで戦いを求めていない。

 

神「そうか、では次に容姿と性別はどうする? ちなみに歳は十二歳からとする」

錬「性別は男、容姿は緋弾のアリアの遠山金次で頼む」

神「では次はこの箱の中から、一枚札を取ってくれ」

 

 神様が右の手の平を俺の方に向けて出す。

 すると手の平に最初から在ったかの様に、大きな正方形の箱があり上には丸い穴が開いている。

 その箱に近づき穴の中に手を入れると、材質は木で出来た細長い物が沢山手に当たり。

 中から一枚の板を取り出すと、その木の札には【雷】【土】と書かれていた。

 

錬「これは?」

神「少年の性質変化を決める札だ、サービスの一つだよ」

錬「これの何処がサービスなんだ?」

神「本来は性質変化につては一つだけなのだが、くじ引きにして二つ以上になるチャンスを与えた」

錬「つまり下手したら一つだったのか、くじ運が悪くなくてよかった。で、次は」

神「次は特典につてだ、五つまでだが何を望む?」

 

 やっとかこれに関しては、NARUTOの世界に転生すると決めていた時から決めた事ある。

 それは基本的に体術だけで、生きていくと言う事だ。

 何故かと言うと俺は基本馬鹿だ、忍術や幻術みたいに色々な印を覚えるのは苦手なのが大きい。

 だが体術は印を覚えなくても戦える、勿論、覚えられる忍術や幻術は覚えるつもりだ。

 それに体を鍛える、と言う俺の趣味も兼ねているが。

 だからこれから頼む特典も、それを補いかつ合ったのにするつもりでいる。

 ・・・・・・よし何が欲しいか、考えはまとめた後は願うだけ。

 

錬「一つ目は、俺が考えた魔改造版の神々の義眼を使える様にしてくれ」

神「分かった、魔改造した神々の義眼は血継限界として使える様にしよう」

錬「魔改造の内容は」

神「いや、言う必要は無い、魔改造の内容は転生する時に思考を読み取ってその様にしよう」

 

 そうかだが思考を読めるなら、特典を聞く必要があるのか?

 ・・・・まあ考えても仕方ない、兎に角今は特典の事を考えるのに集中しよう。

 

錬「二つ目は、ジャンプアニメからワンピースの覇気と六式、ドラゴンボールの身勝手の極意と界王拳、NARUTOの全ての体術とチャクラコントロールを他人に教えて、使える様になるぐらいに使える様にしてくれ」

神「分かった、だがNARUTOの全ての体術に関しては一部、ある条件を揃えなくては使う事が出来ないのもがあるが、そのある条件が揃える事が出来ればその体術も出来る様にしよう」

 

 上手くいった、これで自分を相当自強化が出来たな。

 それにこれなら転生していきなり戦闘、なんて事になっても大丈夫だ。

 たぶんそんな事はないだろうが、念には念を入れてこの特典は外せない。

 

錬「ありがとう、三つ目は、鍛えれば鍛える分だけ限界を超え身体が強くなり、チャクラの質も良くし量も増える様にしてくれ」

神「分かった、で次は?」

錬「四つ目は、ありとあらゆる状態異常を無効に出来る様にしてくれ」

神「分かった、では最後は?」

 

 三つ目と四つ目は、オーソドックスな願いだがこれでいい。

 だが三つ目は少し無理やり感があるが、まあ何とか大丈夫な様だった。

 肝心なのはこの五つ目である。

 

錬「五つ目は、俺の考えた魔改造版のダイオラマ魔法球がほしい」

神「分かった、最後に確認だがさっき言った、五つを特典として少年に与えるがいいな」

錬「はい」

神「では転生を開始する、目を瞑れ少年」

 

 そう言われ目を瞑る、何も音は聞こえない。

 

神「少年よ、転生せよ」

 

 そう神様が言ったのを最後に、錬磨は光り出し一瞬強くなったのと同時に消える。

 そして真っ白な空間には誰も居なくなった。

 

* * *

 

 ザーザー

 

 ん? これは波の音? それにこの匂いは潮の匂い。

 スニーカーを履いた足で感じる、ギシギシとした地面の感覚。

 間違いない、俺は今砂浜に居る事が分かった。

 そっと目を開けるとそこには、青空と空の青さとは違う藍い綺麗な海が視界いっぱいに映る。

 

錬「・・・・っは! 思わずこの光景に見入っていた」

 

 後ろを振る向くとそこには、木で出来たコテージが左右に二件横に並び建っていて。

 更にその後ろには、森があり山がそびえ立っているのが見えている。

 どうやら、何処かの陸の孤島に居るみたいだ。

 

錬「とりあえず、右のコテージを目指そう」

 

 右のコテージに行きドアをノックをしたが、反応が無かったので開ける。

 中には誰も居なかったので、玄関でスニーカーを脱いで上がり周りを見た。

 

錬「あのー! 誰か居ませんかー!」

 

 何も反応が無いので奥に入ると右側に、大きな長方形の卓袱台が一つ横に黒い二人掛けソファーが一つ置かれ左側には台所がある。

 その卓袱台の上にはランプが置いてあり、中も薄暗かったので点けた。

 俺は卓袱台近くにあるソファーの右側に座って学ランを脱ぎ、Tシャツ一枚になり左に学ランを置く。

 瞬きをした瞬間、卓袱台の上を見ると封筒が置かれており。

 右手で取り裏表を確認すると、裏面の右下に<少年へ>と書かれていた。

 

錬「神様からか、読んでみよう」




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