IS~青き鎧の復讐者~   作:proto

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第十一話 傷だらけの情報元

証拠隠滅を目的に地下ラボを訪れたと思われる人物、その名は……

「来たな、ダリル・ケイシー。」

「くっ!」

突然強い光を浴びせられたら、誰だって目を塞ぐ。俺はその間に手に持っていた物を、ナイトブレードからのブレードショットで手元から弾いておく。

「なっ……いつから私をマークしてたの?」

「あの騒ぎの中、そんな冷静に先生方の場所を訪れるなんて逆に怪しいだろ?それに、計画がわかってるなら異変を事前に確認できないことぐらい把握してるだろ……なぁ、亡国機業(ファントム・タスク)さんよぉ!」

「……そこまで知ってるとは恐れ入った。そうだ!私がファントム・タスクのレイン・ミューゼルだ!!!」

「あ、やっぱりそうだったんだな。」

「え?」

「あ、いや……カマかけただけなんだが…。」

「……しくった!バレちまったら仕方ない!!逃げる!!ヘル・ハウンド!!」

「逃がすか!!!」

ダリル…否、レイン・ミューゼルがISを展開したと同時に俺もツルギになる。

「やっと見つけた!!!あのテロの首謀者への足掛かり!!!絶対逃がさない!!!」

初手ナイトシュートで、先手を撃つ。それは直撃した。スラスターが不調を起こしたのか、バランスを崩したので、ISのアーマーに掴みかかり、地面に投げつける。地面に軽いクレーターを作り、俺は急降下、そのまま殴りつける。

「デェァア!!デュワァ!!!!!!!!」

超至近距離で、ナイトシュートを放とうとした。その瞬間だった…「オータム!!!!!!」という、大声にやや驚き、ナイトブレスに手を添えた状態で動きを少し止めてしまう。が、非情に戻り、ナイトシュートを放とうとしたが、上空からどごぉぉぉんん!!という音がし、そちらの意識が行く。そこには瓦礫が降ってきており、そちらを回避するためにナイトシュートを放った。

瓦礫が消え、砂煙が舞う。そこにはISのシルエット……。俺は、レイン・ミューゼルの喉元にナイトビームブレードを突きつけた状態で上を見上げる。

「待たせたな、レイン。」

(チィ、増援か…。)

正直、俺の装備では複数人を捕縛するのは向いていない。先にレイン・ミューゼルを再起不能にしてから、相手にする方が賢いか…。

「デェァア!!!!」

レイン・ミューゼルに向き直り、ナイトシュートを放つ。床のクレーターが大きくなるが、気にしない。絶対防御が発動し、そのままISが解除され、千冬姉に投げ渡す。

猫を持つように、ボロ雑巾になったレイン・ミューゼルを持つ。

「お前、容赦ねぇな……流石の俺でも引くぜ。……おっと!」

話してようが関係ない。俺は、ナイトシュートを増援のISへと向け放ったが、避けられた。

「じゃ、レインは回収させてもらうぜ!!」

敵ISが何やら糸のようモノを出し、レイン・ミューゼルを回収しようとした。が、ナイトビームブレードで、糸を切り裂き、回収を阻止する。

「チッ!めんどいな。」

ブレードショットを乱発し、数撃ちゃ当たる作戦を始める。だが、敵ISは天井を這いずり回り、それらを回避していく。

「このオータム様のアラクネに!!そんな攻撃通るかよぉ!!!」

ちまちました攻撃にしびれを切らしたのか、天井からクモのようなものが降ってくる……否、クモのようなものではない。クモだ、クモ型のISだった。しかし、その巨体は的でしかなく、ナイトシュートを放つ以外選択肢はなかった。だが、その考えは安直だった。クモの糸がクロスした手に巻き付き、動きが制限される。

「デュワァ…。」

「じゃあ、レインは頂いてくぜぇ~。」

「そう簡単に渡すと思うか?」

そう、俺がレイン・ミューゼルを渡した相手は世界最強の2冠ブリュンヒルデだぞ。そう簡単に奪われてたまるか…。

「ISもないお前に何ができる…。」

「そうだな、この出席簿を投げることで…」

オータムが投げられた出席簿を避ける。

「はっ!!その程度、ハイパーセンサーを使うまでも「後ろで復讐心を燃やしてるやつの糸を切ることぐらいはできる。」ナッ!!」

出席簿は、俺が上げていた手の糸目掛けて飛んできた。そして、見事拘束から解放してくれた。俺は、ナイトビームブレードで、アラクネの足を断ち切る。

『オータム、レイン奪還はまた今度。今は撤退しなさい!』

「でも、スコール!」

『いいから!』

「……ちっ!了解」

撤退しようとするオータムを追跡しようとしたが、乱射された糸をビームブレードで薙ぎ払うので精一杯だった。だが、最低限の情報元は手元に戻った。

 

 

 

 

「で、このボロボロになったラボの方はどうしてくれるんだ?」

「……束さんに頼んどく。」

情報のお代は、やや高くつくかもしれない。俺はそう思わざるを得なかった。

 




まぁ、傷だらけにしたのは、一夏本人ですがねwww
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