ちょいと今後の展開で悩んでおりました。
某所
「そう、ドイツのに仕組んでおいたアレが……上手くいけばツルギをやってくれるかしら…。」
「無理だと思うが…そうだ、アラクネで得られたデータを『ヤツ』に反映しておいたぜ。」
「ありがとうオータム。さて、じゃあまずはドイツの小娘軍人に期待するとしましょう。」
転校生二人が来てから数日、俺は基本部屋に居ないことが多かった。……そういえば、うやむやになってしまっていたが、俺は一人部屋だ。いや、だった。というべきだな。今回転校してきたシャルル・デュノアが男だということで、二人部屋になった。が、アレはどう見ても女だろ。
「はぁ、どうせなにか起こるんだろ……憂鬱だな。」
そんなことを考えながら体裁的に出していた教科書類を仕舞い、教室から出て少ししたくらいだった。大きな音が耳に届いた。
「アリーナの方か!!」
万が一、レイン・ミューゼル奪還の可能性があることを考え、アリーナへと向かった。
10分前
アリーナにはセシリア・オルコットと凰鈴音の両名が居た。
「あら?セシリアじゃない?セシリアは特訓?」
「えぇ、今度の学年別トーナメントでしっかりクラスに貢献したいので。」
「そう…。」
「そういう鈴さんは、違いますの?」
「アタシは、体動かしておきたいだけよ。なんか、モヤモヤしっぱなしだし。」
「そうなんですの……何か悩みでも?」
これは煽りではなく、純粋に友人を心配するといったニュアンスのものだ。
「まぁね、ちょっと友人のことでね。」
話に少し触れようとしたタイミングだった。唐突な砲撃が彼女らを襲った。幸い、ISは展開していたので、生身にダメージはなかった。
「「誰(ですの)!?」」
砲撃があった方を向くと、そこには黒い機体が浮いていた。
「フン、イギリスのブルーティアーズに中国の甲龍か……データで見たときの方が強そうだったな。」
「そうですの……では、データが全てではないことを教えて差し上げますわ!!」
「とにかく暴れたかったのよ、ちょうどいいわ!!」
「来い、返り討ちにしてやる!」
2vs1の勝負が始まった
俺がアリーナに到着した時、既にセシリアと鈴はボロボロだった。
「さすがに見てられないな」
俺はピットへと駆け、出口手前でブレードショットを放ち、ボーデヴィッヒを止める。
「誰だ!!」
「感情で動いてる当たり、ファントム・タスクの工作員である可能性は低いな。」
「何をほざいている!!お前も降りて来い!!私と戦え!!」
「お前と戦う理由はない!!!」
俺はアリーナの地面に降り、鈴とセシリアにISの装着を解除するよう促し、二人を回収する。
「ありがとう、一夏。」「ありがとうございます、一夏さん。」
「気にするな。」
セシリアを肩に、鈴を小脇に抱え、アリーナから出ようとする。
「逃がすか!!」
ボーデヴィッヒの機体の肩の砲門から、レールカノンが撃たれる。
「ふっ!!所詮はざk「殺人者になりたいのか?ドイツ軍人」なっ!!」
俺はあの一瞬でナイトになりボーデヴィッヒの背後に回っていた。
「よかったな、未遂で終わって。このことは俺は黙っている。当事者じゃないからな、この二人がどうするかは知らないがな。」
「織斑……一夏ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
二人を連れ、俺は保健室へ向かった。
保健室のベットに二人を寝かせる。
「助かったわ、一夏。」
「えぇ、あのままでは……そう考えるとゾッとしますわ…。」
「気にするな、気まぐれだ……それより二人のIS、どうやらダメージが酷くてな、学年別トーナメントには出れないそうだ。」
「そっか……じゃあ一夏、アタシの願い……アンタに託したわよ!!」
「一夏さん、私の分も、同じクラスメイトとしてお願いしますわ!!!!」
「しゃーない、どの道何処かで戦っておかないとアレは静まりそうにないしな。学校の行事なら、沢山の人間の目がある。アイツも認めざるを得ないだろう……お前らの願い、受け取った。」
俺は保健室から出て、部屋と戻った。
男子同士……という体を崩さないために、ノーノックで部屋のドアを開けた。
「あ、あれ……い、一夏…。」
はぁ、ノックすべきだった。
そこには上半身裸……女にしかない、双丘がある状態を見てしまった。
「はぁ、もう知らんぷりできないか…。」
デュノアは慌てて腕で胸を隠した。前述した通り、デュノアたちが転校して来てからは基本的に部屋には居なかった。ミューゼルの尋問もあるが、トレーニングルームで基礎トレーニングも行ったりしていたからだ。
まぁ、普段部屋に居ないから油断していたのか、頭に泡が残っているあたり風呂にでも入っていて、おそらく途中でボディーソープが切れて出てきたのだろう。
「あ、あはは。あのーそのー……。」
「最初から気付いていた、とりあえず風呂に戻れ。」
「う、うん。」
こうしてデュノアは風呂場に引っ込んだ。