IS~青き鎧の復讐者~   作:proto

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第三十話 姉の意地

簪がメビウスの力に慣れるべく、IS学園のアリーナにて訓練を行うことになった。が、一つ問題が起きた。

「簪ちゃぁぁぁぁぁああああ~~~ん!!!」

……そう、幾度となく俺を襲撃してきたこの学園の生徒会長更識楯無、簪の姉上。

気持ちはわかる、俺も千冬姉が病み上がりやら怪我が治った直後なら心配するだろう…まぁ、あの人に限ってはないと思うけど。

「お、お姉ちゃん!!」

そう、長い間昏睡状態だった妹が急に目が覚めたのだ。いくら軽めの訓練とは言え、戦闘訓練なんてもってのほかだろう。

ガルルと牙に音を立てて俺と千冬姉から妹を守ろうとするやjy…生徒会長。

「これは俺たちの説得は無意味だな。」

「だな。更識妹!それの説得はお前に任せた!」

世界最強(ブリュンヒルデ)も匙を投げたが、やはり同じ姉という立場上何か思うところがあるのだろう。

 

 

 

更識姉妹の話合いは時間がかかることが予想されたので、俺は復讐という呪いを解くべく、精神修行を行うことにした。

「…で、やるのは古典的な滝行と坐禅か。」

「まぁな。さ、さっさとやるぞ。」

「千冬姉もやるのか?」

「無論。精神を研ぎ澄ますことで、私自身の剣も高みへと極める。」

「ただでさえ世界最強の名を欲しいままにする性能がありながら…。」

「残念だが、今の私ではあのインペライザーにすら苦戦を強いられる。」

「アレの再生能力は以上だからな。正直、今の俺じゃあ千冬姉よりも戦えないよ…さ、修行を始めようか!」

こうして、俺たちは滝行を開始した。

 

一方その頃、生徒会室…

部屋には更識関係者が勢揃いだ。お姉ちゃんの専属メイドの虚さんに、私の専属メイドの本音。そして、目の前にはお姉ちゃん…17代目更識当主更識楯無。

1年程昏睡していたけど、みんな変わりなくてホッとしている。

「さて、色々と話したいことはあるけれど……無事に目が覚めてくれてよかったわ、簪ちゃん。」

「う、うん。」

「でも、それとこれとは話が別よ。これ以上あなたを、戦場に近づけさせるわけにはいかないわ。」

「お姉ちゃん…。」

「やっと目が覚めたのよ!もう二度と…同じような目には合わせたくないのよ。」

「ありがとう。ごめんなさい。」

「!?どうして?あなたが戦う理由なんて…。」

「私が目を覚ました理由は…彼を支えるため。世界を覆い尽くさんとする闇を晴らすために…私は光の使者と共に戦う使命がある。」

「かんちゃん…。」

「そう…覚悟は決まっているようね。なら、IS学園生徒会長として、ロシア国家代表として、17代目更識当主として、あなたの前に立ちふさがる大きな壁となります。私を倒して、その意志を貫き通してみなさい。」

「お姉ちゃん…わかった。」

更識姉妹の己の意志を賭けた戦いが始まる…。

 

 

 

 

 

「そうか、それがお前の真の姿…真の光か…。」

 




前回よりかは早く投稿できた…
次話もなんとか早く投稿できるように頑張ります
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