IS~青き鎧の復讐者~   作:proto

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薄々気付いてると思いますが、この物語の中心にいるもの……更識簪の現状と復讐に走ることになった理由が、明らかに……。


第五話 復讐者の過去

IS学園屋上

屋上に行く過程で缶コーヒーを2つ買った。エ〇マンのオリジナルブレンドだ。片方を鈴に差し出す。

「ありがと」

「さて、どこから話すか……。」

「そうね……問題部分だけお願いするわ。」

「……わかった。あれは中3……春休みの時期だったな。日本でISを使ったテロが頻発した時期があったのは知ってるよな?」

「えぇ、あの……ショッピングモールが爆破されたっていう……。」

「あぁ。俺はテロに使用されたISコアの回収を束さんにお願いされたんだ。それが……これだ。」

俺は右腕のナイトブレスを鈴に見せた。

「あんた、そんなことやってたの……。」

「あぁ。束さんの夢を知ってるだけに……テロに使われてるのは許せなくてな…。」

「そっか。」

「あぁ、そういうことをやってた前提で聞いてほしい。……あの日、俺と簪はショッピングモール内のゲームセンターに遊びに行ったんだ……。そこで、テロが発生した……いつもは束さんがテロの事前情報を察知してくれてたんだが、あの時は突発的に起こったのか……束さんも察せなかった……」

 

 

 

 

 

1年前 ショッピングモール

突然の爆発で客はパニックを起こし始めた。俺は簪を連れて人影の少ない場所へ逃げた。

「簪、早くここから逃げるんだ。」

「で、でも一夏は……。」

「俺はあいつらを何とかする。ここは任せて早く逃げるんだ。……大丈夫、絶対君の元に必ず戻る。」

「わかった……や、約束、だよ?」

「あぁ、約束だ。」

簪の目の前で、ナイトブレスにナイトブレード差し込み、ヒカリへと姿を変える。

簪を見送り、テロリストたちの相手を始める。なるべく上空で戦うことで、下のフロアで避難している人たちに、なるべく被害を出さないように努める。

「テロ狩りだ!!気を付けろ!!」

テロ狩りって……そもそもテロしてるのが悪いんだろうが…。

「デュワァ!!」

ブレードショットで1体ずつ、確実にテロリストを仕留めていく。マシンガンなどの銃火器での射撃はできる限り避け、バズーカでの一撃はナイトビームブレードで斬り捨てる。

少しずつ着実に数を減らしながら、避難状況を確認する。避難が終わりきったのを確認し「デュワァッ!!」ナイトシュートで纏めて薙ぎ払う。

テロリストを一掃し地に足を付け、生身に戻る。

「ふぅ……後はコアの回収だな。全部で4機か……。」

「一夏!!」

「簪……それに本音も……。」

簪がこっちに駆けよってくる、かわいい。

「はぁ、はぁ、大丈夫?」

「おう!俺は無傷だぜ!……でも、待ってろっていったろ?」

「ご、ごめんね。どうしても……「かんちゃん、外で待ってる間、ずーっとおりむーが

のこと心配してたんだよ」ちょ、本音。」

「はは、ありがとう簪。」

簪の頭を撫でる、照れてる簪可愛い。空気を呼んだのか本音が離れてく。

 

 

 

 

 

 

「……その直後だ。撃墜し拘束したハズの1機がバズーカを撃ち、俺と簪はそれの爆発に巻き込まれた。俺は全治2か月程度で済んだが……簪は……

 

 

 

 

 

 

 

未だ意識不明で入院してる。」

「そんなことが……。」

「あぁ……だから、俺は復讐を誓った。あのテロの首謀者がIS学園と関わってるという情報を聞き、今ここにいる。」

(だからアンタ……あのとき泣いてたのね)

「……話は以上だ。」

「待った、簪が入院してる病院は?アタシだって友人よ、見舞いくらい……行きたいっ…。」

「…………、……病院だ。じゃあな、俺の邪魔だけは……しないでくれ。」

俺は、屋上から出ていった。

 




いかがでしたでしょうか?薄いと感じられた方がおりましたらすみません。
今後過去の話はどんどん、簪関係者を通して語っていければと思います。
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