IS学園屋上
屋上に行く過程で缶コーヒーを2つ買った。エ〇マンのオリジナルブレンドだ。片方を鈴に差し出す。
「ありがと」
「さて、どこから話すか……。」
「そうね……問題部分だけお願いするわ。」
「……わかった。あれは中3……春休みの時期だったな。日本でISを使ったテロが頻発した時期があったのは知ってるよな?」
「えぇ、あの……ショッピングモールが爆破されたっていう……。」
「あぁ。俺はテロに使用されたISコアの回収を束さんにお願いされたんだ。それが……これだ。」
俺は右腕のナイトブレスを鈴に見せた。
「あんた、そんなことやってたの……。」
「あぁ。束さんの夢を知ってるだけに……テロに使われてるのは許せなくてな…。」
「そっか。」
「あぁ、そういうことをやってた前提で聞いてほしい。……あの日、俺と簪はショッピングモール内のゲームセンターに遊びに行ったんだ……。そこで、テロが発生した……いつもは束さんがテロの事前情報を察知してくれてたんだが、あの時は突発的に起こったのか……束さんも察せなかった……」
1年前 ショッピングモール
突然の爆発で客はパニックを起こし始めた。俺は簪を連れて人影の少ない場所へ逃げた。
「簪、早くここから逃げるんだ。」
「で、でも一夏は……。」
「俺はあいつらを何とかする。ここは任せて早く逃げるんだ。……大丈夫、絶対君の元に必ず戻る。」
「わかった……や、約束、だよ?」
「あぁ、約束だ。」
簪の目の前で、ナイトブレスにナイトブレード差し込み、ヒカリへと姿を変える。
簪を見送り、テロリストたちの相手を始める。なるべく上空で戦うことで、下のフロアで避難している人たちに、なるべく被害を出さないように努める。
「テロ狩りだ!!気を付けろ!!」
テロ狩りって……そもそもテロしてるのが悪いんだろうが…。
「デュワァ!!」
ブレードショットで1体ずつ、確実にテロリストを仕留めていく。マシンガンなどの銃火器での射撃はできる限り避け、バズーカでの一撃はナイトビームブレードで斬り捨てる。
少しずつ着実に数を減らしながら、避難状況を確認する。避難が終わりきったのを確認し「デュワァッ!!」ナイトシュートで纏めて薙ぎ払う。
テロリストを一掃し地に足を付け、生身に戻る。
「ふぅ……後はコアの回収だな。全部で4機か……。」
「一夏!!」
「簪……それに本音も……。」
簪がこっちに駆けよってくる、かわいい。
「はぁ、はぁ、大丈夫?」
「おう!俺は無傷だぜ!……でも、待ってろっていったろ?」
「ご、ごめんね。どうしても……「かんちゃん、外で待ってる間、ずーっとおりむーが
のこと心配してたんだよ」ちょ、本音。」
「はは、ありがとう簪。」
簪の頭を撫でる、照れてる簪可愛い。空気を呼んだのか本音が離れてく。
「……その直後だ。撃墜し拘束したハズの1機がバズーカを撃ち、俺と簪はそれの爆発に巻き込まれた。俺は全治2か月程度で済んだが……簪は……
未だ意識不明で入院してる。」
「そんなことが……。」
「あぁ……だから、俺は復讐を誓った。あのテロの首謀者がIS学園と関わってるという情報を聞き、今ここにいる。」
(だからアンタ……あのとき泣いてたのね)
「……話は以上だ。」
「待った、簪が入院してる病院は?アタシだって友人よ、見舞いくらい……行きたいっ…。」
「…………、……病院だ。じゃあな、俺の邪魔だけは……しないでくれ。」
俺は、屋上から出ていった。
いかがでしたでしょうか?薄いと感じられた方がおりましたらすみません。
今後過去の話はどんどん、簪関係者を通して語っていければと思います。