IS~青き鎧の復讐者~   作:proto

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第八話 天空の三人

放課後

俺は屋上でツルギになり、「デュワァ!」真っすぐ上空へ飛びあがる。束さんのラボに行く時はこの方法が一番早い。向こうから迎えに来てくれる。

上空を5分ほど上昇したくらいで、勢いを落とす。その瞬間、目の前の景色が無機質なものに変わる。生身に戻り、束さんを探そうとした瞬間だった。

「お待ちしておりました。」

背後から、急に声を掛けられ一瞬警戒してしまったが、冷静に声の主を認識し、振り向いた。

「クロエか。」

「束様から案内を頼まれました、こちらです。」

彼女の名は、クロエ・クロニクル。束の趣味なのか白と青のゴスロリ系?の衣装に身を包んでいる。ドイツでテロISの痕跡を探っていた時に、非合法組織を壊滅させた。その時に救出し、あの束さんが興味を示したことでここに住んでいる。事情も事情だったので最低限の家事だけは俺が仕込んだ。どうやら上手くやっているようだ。

そんなことを考えながらクロエについていくと、メカうさ耳が視認できた。

「くーちゃん、ありがと~。いっくん、はろはろ~。」

クロエは一礼だけして、横にへ移動した。

「束さん……ツルギのメンテナンス、お願いします。」

「……一応ヒカリって開発コードなんだけどなぁ~。」

「……今の俺にそれを名乗る資格は無いんです。」

「まぁ、いっか~。それじゃあいっくん、ナイトブレスを。」

ナイトブレスを右腕から外し、束さんに渡す。束さんはナイトブレスにコードを差し込み、模擬体に装着。ツルギが展開される。

「……ISじゃないISに近いものでISを圧倒するんだから、いっくんは凄いよね~。」

どうやら、この間のオルコット戦のデータを見ているらしい。

先程束さんが言った通り、ツルギはISではない。ISと違って絶対防御やISコアが存在していない。一体どういうカテゴリーのものなのか開発した本人もわかってない。本人曰く、光を凝縮しようとしたら偶然できたらしい。

「うん。問題になりそうな破損も、システム的バグもないね。一応細かな修復作業はオートでやってるから、10~15分くらいで終わると思うけど……。」

「わかりました、ありがとうございます。それで、束さん……俺が考えてることわかりますよね?」

「……安心していっくん。今の学園にちょっかい掛ける理由が、束さんには無いから。」

「そうですか。それが聞けて安心しました。……では、何か作ってきますよ。何かリクエストはあります?」

「うーん……フレンチトーストとかできる?」

「材料はそろっております。」

と、クロエが卵、牛乳、サトウ、塩が入ったレジ袋を差し出してくる。今買ってきたのだろうか?

「フレンチトースト……了解。」

フレンチトーストをざっと作り、メンテナンスをしていた部屋に戻る。

「わぁぁぁ、ありがとういっくん!!はい、ナイトブレス!」

ナイトブレスを右腕に装着し、束さんとクロエに背を向ける。

「では失r「あっ!!ちょっと待って!!」

マッハのような速度で耳元に接近される。

「衛星監視中に妙なものを見たんだ。……霧が良く発生するエリアだったんだけど、異常に濃くなった時間が確認できたよ。何かの兵器の実験なのか……………もしかしたら、なんちゃらタスクが動くかも。」

耳元から離れ、トーストに向き直り、それらを頬張りながら。

ふごふ、ふぃっふん(じゃあね、いっくん)!!」

と、言われた。飲み込んでからいうか、食べる前に言えばいい物を。

「では、メンテナンスと情報…感謝します。」

そう言って、ツルギになり、IS学園屋上に降り立った。

 

 

 

 

「……次の行動が決まったな。」

 




実はISじゃなかったツルギ!!
えーと、まぁウルトラマンが生まれた要因に近い感じにしたかったっていう理由でした。

あ、非ログインユーザーの方も感想コメントが書けるようになってます(言うの忘れてました)
ぜひ感想聞かせていただけると、主が調子に乗って更新が早くなる…かも!!

因みに今回のサブタイは、メビウス6話の深海の二人が元ネタです。
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