ツルギをメンテナンスしてもらってから、3日ほど経った。今日はクラス対抗戦の日だ。
大半の生徒はアリーナに集まっている。俺はそれを遠目から確認している。双眼鏡とカロリーメイトを手に、上空を眺めている。……太陽光対策は万全だから安心してほしい。現在の戦いは、オルコットVS鈴のようだ。
「さて、奴らは仕掛けてくるのか…。アンタはこんなところに居ていいのかい?」
「……今日の目的は何なの?まさか、またテロを起こす気なの、この学園で……。」
「……俺はテロリストじゃない。俺の目的は「復讐でしょ?……自分をあんな目に合わせたISを使う女への。」……なんの話だ?」
「とぼけないで!!あなたのせいで、簪ちゃんは巻き込まれた……。」
どこからともなく……否、ISの
「さぁ、なりなさい。……あの姿に!」
「……そうだな。」
俺は左手に持ったナイトブレードで槍を弾く。直後に腰から一丁の銃を取り出し、即座にコッキングし、地面に一発放つ。すると、彼女を青いシールドが囲った。
「……トライガーショット。久々に使ったが、やはり携行しておくべきだな。」
俺が持っているのは、ウルトラマンメビウスにて防衛隊が使っていた物……を、束さんが再現したものだ。
「ちょっと!なによこれ!!出しなさい!!!」
彼女は青い壁をたたく。が、ビクともしない。
「メテオール、キャプチャーキューブ。効果は60秒だ。そのうち出れる。……さて、行くか。」
俺は、ナイトブレードを装填し、ツルギへ。そして、予め用意しておいた警報器を鳴らす。すると、アリーナ内では混乱が起きる。そして、これまた予め用意しておいた音声を遠隔から流す。
『未確認飛行物体がアリーナに接近しています。生徒の皆さんは大至急避難してください。繰り返します……』
アリーナに放送が流れ、生徒たちが避難を開始する。千冬姉が指示したのか、鈴とオルコットも退避したようだ。
そして、本当に上空から何かが降ってくる。が、濃い霧を纏っていて何かは確認できない。その勢いからか、アリーナのバリアは壊れた。俺もその穴からアリーナへと侵入する。
地面に着地し、周りを見回したが霧が濃く何も見ることができない。そんな中、背後に気配を感じ振り返ると、目の前には怪物が居た。……予想通り岩石怪獣サドラ…を模して造られた兵器だろう。
サドラがハサミを振りかざすが、バク転で回避する。そして、サドラが居た方に向けてナイトシュートを放つ……が、壁に当たったような音がしたため外れたのだろう。霧が濃すぎて何も見えないし、兵器という機械ゆえに気配もたどりにくい。そんなことを考えていたら、背後から殴られた。奴の霧内で動けるところまで再現とは、恐れ入った。
が、殴られたことで俺も一手思いついた。
「デュァ!」
両の手を空へ向け、虹色の光線……ホットロードフラッシュを放つ。
するとたちまち霧が晴れ、サドラの姿が見えた……が、その数は5体と予想よりも多かった。しかし、問題はない。姿が見えてしまえばこちらのモノだ。
俺はナイトビームブレードを展開。最初の一体の両手のハサミを斬り、蹴り飛ばす。二体目には頭の角にブレードショットを放ち、肩車で一体目を蹴り飛ばした場所に投げ飛ばす。三体目と四体目は同時にナイトビームブレードで首を跳ね飛ばす。一体目と二体目の方に振り返り、ナイトシュートを放ち爆発させる。五体目は、格闘で戦闘不能になるように頭にチョップを放ち、軽くノックバックしたところで踵落としを放ち、爆発させることなく停止させた。
「デュア!」
全てを倒したことを確認し、アリーナから飛び去った。
ツルギから生身に戻り、アリーナの先生方が居る指令室的な場所を訪れた。
「あの放送、やはりお前か……一夏。」
「……やっぱ気付いてくれたか。おかげで鈴たちを退避させる手間が省けた。」
「全く、事前に報告しろ。」
「バレたら、来なくなるだろ…。こいつは手掛かりになるんだから。」
「山田先生、あれは回収して解析を「あ、そうだあれ以外に不審な影などは見られませんでしたか?」ったく。」
「え?いえ、特段反応はありませんでしたが…。」
「そうですか……(やはり、関係者が学園内に居る可能性が高いな。)」
「あ、確か……あの騒ぎの中3年のケイシーさんがここに来ましたね。何があったんですか?って。」
「あぁ、そうだったな。」
「3年のケイシー先輩……ありがとうございます。」
「?い、いえ…。」
ようやく糸口を掴んだ……あとは証拠だ…。
昨日は主のメンタルが死んでおり、投稿できずに申し訳ないです。
いや、まぁ書いてはいたんですが、間に合わなさそうだったので、本日分として投稿させていただきました。