ようこそ事なかれ至上主義の教室へ   作:田中ハーレム

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高評価低評価、ともにつけていただいてありがとうございます。
こんな見切り発車ではじめた作品ですがよろしくお願いいたします。


櫛田さんには逆らえない

 

前回のあらすじ。彼女ができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日の放課後に差し掛かる前、星乃宮先生のありがたい話をクラス全員で聞かされた。それは、この学校の”仕組み”についてのお話であった。

 

「さて、帰る前に皆さんに聞いてほしいお話があります」

 

いつもは少しおちゃらけた感じの先生だったのだがこの時ばかりは少し真剣な顔をしていた。

 淡々と彼女から明かされる事実。Sシステムと成績によるクラスポイントの増減、予め知っていたことだが新しいことは二つある。一つは今後行われるクラスポイントの増減を起こせるイベントでもし俺たちのクラスポイントがAクラスのクラスポイントを上回ることがあればーー

 

"Aクラスに上がれる"

 

が、逆もまた然りということで下のクラスに落ちないようにしたいものだ。そして最後に、

 

「えっと、実はこの学校で就職率100%の恩恵を受けれるのはAクラスだけなの」

 

そう、二つのことを彼女が言った瞬間にクラス中がざわざわし始めるのを感じた。

 最後に「それだけです。皆さん気をつけて下校してくださいね」「きゃぴっ★」と言い残して彼女は去っていった。

 ざわめきに包まれているクラスを一ノ瀬が落ち着かせるような形で発言する。流石は数日でクラスのリーダー的存在とも言える立場に上り詰めた彼女である。

 というかこれだと櫛田のDクラスはいろんな意味で終わってる気がするのは俺だけだろうか。クラスポイントは0だし偶に風のうわさで流れてくる赤髪のMr短気君がいてクラスは特段素行がいいわけでもないし。

まじでかわいそうだからなんかおごってあげよ。

 そう思っていると携帯が震えホーム画面には櫛田のメッセージが表示されており、「放課後暇?」と書いてあった。清隆をチラ見すると携帯をみていた。仮にも俺の彼女なのにほかの男を同時に呼び出すのは弥栄褒められにくいことではないのだろうか。

あまり気は進まないながらもあとが怖いのでクラスの騒ぎが終わらないうちにタイミングを見計らって俺たちは教室を抜け出した。

 

 余談だが、この学校ではポイントで買えないものはないらしい。もしかしたら余談ではなくこれが本筋なのかもしれないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっす」

 

 櫛田に缶ジュースを投げ渡す。はわわっ!と落としそうになりながらしっかりとキャッチする彼女。ここ数日はもっぱら放課後に屋上へ呼び出されるのが主になっている。清隆がさきほど買ってきたポテチをビニールの上に広げるのを見てすかさず櫛田が口へ頬張るな否や話始める。

 

はんたらはいいはねぽいんほがはって(あんたらはいいわねポイントがあって)

 

と恨めしそうに言う。何を言うか。だからこうして屋上に来た時にはお菓子を恵んでやってるというのに。感謝してもらいたいもんだぜ。

 

「そういや櫛田は昨日の小テスト返ってきたか?」

「きたけど」

「点数は?」

「教えない」

 

あらやだ。不機嫌すぎじゃないこの子。 

 

こんな感じに闇櫛田モード全開の時は年がら年中生理みたいな感じで不機嫌さMaxなのでおそらく俺たちは溜め込んでいるストレスのサンドバックにされているのであろう。

ちなみに俺は70点で清隆は50点あたりを狙ってみると言い、本当に50点をとっていたので末恐ろしいとは思う。最初の問題こそは中学生レベルの問題ではあったが終盤の3問は、いやこれ学年で解ける奴ほとんどいないだろレベルの難しさだった。けれどもこの小テストは成績には一切関与しないと言っていたので一種の実力調査のようなものなのだろう。

 

「山内も池も胸ばっかり見てきてキショすぎ」

 

いやはやクラスのアイドルの正体がこれとか知ったらDクラスはさらに崩壊するのではないのだろうか。既に崩壊してるけど。櫛田のクラスの悪口はこの山内と池とやらを中心に構成されておりそのほかは大体、クラスのいざこざや山内、池と合わせて三バカトリオと呼ばれているMr短気の赤髪君の須藤だ。

 

 と、こんな感じの悪口をだいたい一時間近く話すと櫛田はいつもの天使モードにフォルムチェンジする。

 

 

「今日もありがとう!私はこの後用事があるから」

 

そう言うとルンルンと上機嫌で櫛田はスキップをしながら去っていった。

 なぁ清隆

 

「女って怖いな」

 

そう、彼も無言で頷くのであった。

 

 

 

 

 

 ちなみに用事というのはーー

 

 

 俺と櫛田のイチャイチャ(?)洋服ショッピングデートである。

 

 

 

 




なんか話の流れに無理やり感あったけど許して!
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