転生したらピチューだった件。   作:あずえもん

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ハーメルン初投稿です。
SS速報Rで掲載している物をハーメルン版に再編集した物になっています。


転生したらピチューだった件 ★

「(………ここは何処だろう?)」

 

俺は目を覚ますと見知らぬ森の中にいた。ここはどこなんだよ……?なんで森で寝てるんだよ俺。

 

「…………?」

 

な、なんだ?なんか違和感があるぞ?周りの木何かがでっかく見えるぞ……?

 

「ピ、ピチュ……………ピチュ?」

 

あれ?なんか声も変だぞいつもより若干高いし言葉も上手く出せない……というか俺なんか全体的におかしくないか?

 

「………………ピッ」

 

あ、水溜まりを見つけた。俺は水面に写る自分を見て驚愕した。

水溜まりに写る俺は小さい体に黄色の体に大きな耳に黒い尻尾……これは……

 

「(俺ピチューじゃねえかよ!!!!)」

 

~~~~

 

「(とりあえず一旦落ち着こう……)」

 

何で俺はポケモンのピチューになったんだ?よく思い出せ……。

 

「(………あっ、思い出したぞ……)」

 

俺は道を歩いていたらいきなり大型トラックが突っ込んできて……そのまま俺はトラックに………。

つまり俺は死んでピチューに転生したって事か?

 

マジかよ。

 

いや、だからってなんでピチュー?そもそも何でトレーナーじゃなくてポケモンに転生するんだよ。せめて進化系のピカチュウもしくはイーブイにしてくれよな!

 

「…………」

 

「オタオタ~♪」

 

「ジグザッ!」

 

「ナゾナゾ~」

 

「カイロッ!」

「カイカイッ!」

 

俺が回りを見渡すとオタチとジグザグマが楽しそうに鬼ごっこをしていたり、ナゾノクサが気持ち良さそうに日光浴をしていたり、二匹のカイロスがどちらが強いか角をぶつけ合って力比べをしている。

 

「(俺ホントにポケモンの世界に来たんだな……)」

 

まさかデータじゃない本物のポケモンを見ることが出来るなんてなぁ……ってよく考えたら俺も今ポケモンだったわ

 

グゥ~

 

「ピチュ~………」

 

俺の腹の音が森中に響き渡った。なんか腹減っちまったなぁ。なんか食べ物ないかなぁ……

お?あれは…俺は木に木の実が生えている事に気が付いた。あれはオレンの実かな?

 

俺はあのオレンの実を取るために木をよじ登ろうとするがズルズルッと滑り落ちてしまう。あれおかしいなぁ?アニメだとピカチュウとかが意図も簡単に登るのにな。

あっ、そうだ。ピカッと閃いたぞ。俺今ピチューなんだから電気技使えるんじゃないのか?よし、電気を上手くあの木の実に当てて地面に落とすぞ~

 

「ピ、チュ~………!ピチュゥ~~!」

 

あ、あれ?出ないぞ?もっと力まないと駄目なのか?目一杯力を入れて……!うぉりやぁあーーー!!!

 

バチバチ!

 

ハァハァ………ようやく電気が体内から放出された。ちょっと電気出しただけでもう疲れてしまった。そういやピチューってまだ電気を上手く操れないって設定だったな……今の電気は木の実に当たったかな?

   

 

ドズンッ!!!

 

お、なんか落ちてきたけど木の実にしてはやたら重い音だな?

 

「ア、アリィ……」

 

「ピチュ?」

 

・・・・うん、これよく見なくてもアリアドスだな。俺の電気ショックは木の実を透かして木の上で寝ていたアリアドスに命中しちまったみたいだな。普通に考えたらこの後の展開は………..。

 

「アリィィィィィィィィィィィッ!!!」

 

「(やっぱりそうなるよな~~!?)」

 

怒ったアリアドスは俺を痛め付けようと襲ってきた!に、逃げるんだよぉお~~~~!

 

~~~~

 

「アリアリアリアリ……!」

 

はぁはぁっ!しつこいなぁ!まだ追いかけて来やがる!もう諦めてくれよなぁ!!

 

「アリィイイイーーーッ!!!」

 

「ピチュッ~~!?」

 

アイツが奇声を荒げると同時にいきなり目から紫色の怪光線が発射された。俺は咄嗟の事で反応出来ずモロに食らってしまい吹き飛ばされてしまう。

 

「ピッ……!」

 

吹き飛ばされた俺は地面にドシャッ!と鈍い音と共に叩きつけられた。

 

「アリアリ……」

 

ボロボロになって倒れている俺にアリアドスはトドメを刺そうとジリジリと近づいてくる。

クソ……!やられぱなしで黙ってられるかってんだ……!

 

「ピ、チュ……!」

 

「アリ?」

 

俺は痛みを我慢しながら立ち上がり頬っぺたの電気袋をバチバチと鳴らしながらアリアドスを睨み付ける。いいぜ蜘蛛野郎……バトルしようぜ!

 

 

【挿絵表示】

 

 

「アリアリアリアリアリアリ!」

 

アリアドスの口から無数の針を飛ばしてきた。多分毒タイプの技『どくばり』だろうな。俺はボロボロになった体を引きずりながらも針を避ける。そんな攻撃当たらないっつの!

 

「アリアリッ!」

 

「ピチュッ!?」

 

うわっ!?こいつ糸を吐き出して来やがった!?糸でぐるぐる巻きにされ動きを封じられてしまった。このままじゃ……..。

あ、いや……待てよ?そうだ!

 

「ピチュ~~~~!!!」

 

「アリアリアリアリィィィィィ!?」

 

どうだ!糸に電流を流してやった!糸を通して流れていく電流はアリアドスを感電させる。驚いたアリアドスは咄嗟に俺を離しどっかに逃げていった。ざまぁみやがれ。俺に巻き付いてた糸も今の電気で燃えてなくなったみたいだ。

 

しかし。

 

アリアドスは追い返したけどこれからどうしようか。この森で一人で……あ、いや一匹で生きていける自信かないぞ。

 

「あ~!ピチューだ~!かわいい~!」

 

「ピチュッ!?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

茂みの中から突然ピカチュウの格好をした幼女が現れた……。

そう、これが俺と彼女の最初の出会いだった。

 

 

 

to_be_continued




次回の投稿は9/1の火曜日です。

そして今回挿絵にご協力頂いたのはSKIMAで活動している『ななぎ』様でした!
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