ポケモン世界に来て適当に(ry   作:kuro

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今回は2話投稿しております。

この外伝7は一部顔文字が登場します。苦手な方申し訳ありませんでした。


外伝8 とあるダメ人間たちの奮闘記録

 時期は二月。場所はイッシュ地方。

 寒さが厳しく、ところによっては雪深い地区もある。広葉樹の木々には葉はなく、なんとも寂しい季節である。

 だが、旧暦ではすでに春。そして植物たちが春に向けて様々な準備をしながらジッと耐え忍びつつも、その息吹があちらこちらで感じられる季節でもある。

 そんな二月初頭のイッシュ地方サザナミタウン。この町は輝くような海が人気で、バカンスを楽しみに毎年多くの人が訪れるリゾート地である。

 そんなサザナミタウンの一角にある別荘の一つ。ここは、地元の人間からは「百合の館」「女の園」「実写ストパニ」「マリみてinイッシュ」などと噂されていたりする。

 

 さて、今現在そんな別荘に集まっている面々を紹介する。

 

 まずは一人目、この別荘の所有者であり、以前はシンオウバトルフロンティアバトルキャッスルオーナーを務めていたが、辞した後はイッシュ地方四天王となったカトレア。

 二人目、ジョウト地方チャンピオンマスター兼ジョウトバトルフロンティアバトルタワー、マルチバトル部門フロンティアブレーン、コトネ。

 三人目、トップコーディネーター、通称ホウエンの舞姫orコンテスト荒らし、ハルカ。

 四人目、イッシュ地方フキヨセジムジムリーダー兼航空機パイロット、フウロ。

 五人目、イッシュ地方ライモンジムジムリーダー兼ファッションモデル、カミツレ。

 六人目、カントー・シンオウ準チャンピオン、ジョウト・ナナシマ・ホウエンチャンピオン(ただしすぐにやめる)、ヒカリ。

 そして最後、この場を呼びかけた発起人であり、本来ならこの季節イッシュにはいないはずのシンオウ地方チャンピオンマスター、シロナ。

 

「ていうか、だれがコンテスト荒らしよ!」

 

 以上の七人である。

 

「無視するなぁ!!」

 

 いや、だってコンテストに出場すれば必ず優勝をさらっていくじゃないですか。主催者側からすらもその名が認知されてますよ?

 

「ぐっ……」

 

 さて、押し黙ったところで先に進めましょう。

 なお、この場に集まっていない他の女性の面々にもシロナは声をかけたのだが、「ジム戦・四天王・フロンティアブレーンで時間の都合がつかない」「その日は仕事」「旦那とデート」「再放送のホウエン黄門を見る」「暴れん坊チャンピオンの最終回を見る」「大陸横断ウ○トラクイズに出る」「クロナの誘いはロクなことがないからイヤ」ということで来なかった。ちなみに「都合がつかない」と「仕事」以外の理由に関しては「ざけんな、ゴラァ!」と荒れる金髪のチャンピオンがいたとかいないとか。

 

 

「ではこれより、皆さんには殺し合いをしてもらいます」

 

 

 別荘の食堂のダイニングテーブル。その上座に、両肘を立て、組んでいた両手の上に顎をのせた、某司令のような状態で座っていたシロナが(おもむろ)にそう発言した。

 

「「「「「「…………」」」」」」

 

 食堂にひたすら寒い空気が漂う。

 

「フウロ、帰るわよ」

 

 そして、その空気を壊した者が一人現れた。名をカミツレという。

 彼女は隣に座っていたフウロを促し、この場を立ち去ろうとする。それを合図として、シロナ以外の面々が無言で席を立ち始めた。

 

「あっ、ちょっ! 待って!」

 

 自身の渾身のギャグが思った以上に滑ったことに慌てて立ち上がり、皆を引き戻そうとするシロナさん。

 

「シロナさん、そんなくだらないことでアタクシの別荘を使うのはやめてくださらない?」

 

 シロナの訴えをピシャリと棄却するカトレア。ところでその異常なまでの頭髪の量は重くないんですか?

 

「やかましいですわ」

 

 失礼しました。

 

「いや、ホントに今回は乙女にとって重要なお話なのよ!?」

「年を考えてくださいませ、シロナお・婆・さ・ま」

「……あらあらあらあらまあまあまあまあカトレアちゃん。コトバには気をつけないと早死にするわよ?」

「ああもう! ほらシロナさん落ち着いて! カトレアちゃんもむやみに煽らない!」

 

 慌てるさまから一転、自身の金髪を意志を持ったヘビのごとくユラユラと揺らしながら、シロナがカトレアと女の闘いを始めようとしていたところを、ヒカリが間に入って仲裁。コトネのことといい、いろいろと苦労が絶えない人です。

 ちなみにそんなコトネはといえば。

 

「(;´Д`)ハアハア、フウロたん、しゅきしゅき!」

 

 発情してました☆

 

「カミツレちゃん助けてー!!」

「ごめん、今だけは親友止めさして……」

 

 フウロはカミツレに助けを求めるが、カミツレはそんなフウロと視線を合わせることはなく、フウロとは若干距離を置く。

 他の面々もコトネとは距離を置いていた。何せ、近づいて止めようとしようものなら、自分がアレの餌食になることを実体験しているからだ。

 

「カミツレちゃんの薄情者ー!」

 

 かくいうフウロも今まで、たとえ親友のカミツレが襲われていようとも、止めずに逃げ出していた。助けという情けを掛けておけば、それはいずれ自分にも返ってくるかもしれなかったのにそれを怠ったのだから、こうなるのも仕方がないのかもしれない。尤も、ある意味ではまさに『情けは人の為ならず』の状況である。無論、全然いい意味では使っていない。

 しかし、そんな中でもきちんと救世主(メシア)は現れる。

 

「コラー! コトネ、いい加減にしなさい!!」

 

 コトネとジョウトを共に旅をしたヒカリである。

 

「あーん、センセ。もしかして妬いてくれてるんですか?」

「ちゃうわ、ボケェ!! いいからフウロから離れなさい!」

「でも、センセ。フウロたんのモフモフはクセになりそうなんですよ。カミツレたんのはまな板だし、センセーのは質・大きさともにちょうどいいんですけど、フウロたんのはバインボイン過ぎてですね。こう手が沈み込んでいくというか? なんか淫乱なんですかね、おっぱいが離してくれないんですよ。なので気持ちいーくて」

 

 その瞬間、スイッチの入った二人。無論、誰とは言わない。

 

「ムウマージ、サイコキネシス!」

「ゼブライカ、ワイルドボルトよ! あとエモンガ! フウロにほっぺすりすり!」

 

 光の速さでポケモンを呼び出すと、それぞれサイコキネシスで雑巾をしぼるごとく身体をひねるようにして引っ剥がし、ワイルドボルトで突撃。

 

「グウェ!」

 

 壁に叩きつけられたコトネはカエルが潰されたような声を上げる。

 ついでに「あたしカンケーないよー! カミツレちゃ~ん!」と追っかけまわされるフウロ。唯一、威力が低い攻撃を選んだことだけが救いではあるが、そもそも完全なる“とばっちり”である。

 さて、本命への追撃はまだまだ続く。

 

「出てこい、カイリキー!」

「リッキー!」

 

 つづけて腕が四本あるボディビルも真っ青な体格のカイリキーが登場。

 

「カイリキー、からてチョップ連打!」

「リッキー! リキリキリキリキリキリキ!!」

「ゴッ! ガッ! セッ! ンセッ! ちょ! まっ! ブヘッ! うお!」

 

 カイリキーがその四本の腕をフルに使って、からてチョップの雨をコトネに降らせる。周りには赤い水滴っぽいものが飛んでいる気もするが、気のせいだ。目の錯覚、幻覚である。もし何かが見えるのなら目医者さんへGOだ。ということで、全員が華麗にスルー。

 

「ヒカリ、カイリキーをあの汚物から離れさせて! ライボルト、10万ボルト!」

 

 そして最後にヒカリがカイリキーを戻すと同時に、トドメとばかりにいつのまに出したのやらライボルトの10万ボルトが炸裂。

 

「びび……びびび……」

 

 倒れ伏すコトネ。『悪は滅んだ』とばかりにガッシリと握手を交わすヒカリとカミツレ。

 乙女の怒りは恐ろしいのだ。

 

 

 * * * * * * * *

 

 

「で、本題よ本題」

 

 まるで何事もなかったかのようにシロナは進める。制裁を加えられた彼女のことは誰も気にしてはいなかった。コトネが来れば、常日頃行われる日常的な光景だからだ。

 

「みんな、二月十四日は何の日か知ってる?」

「二月十四日、ですか? さあ? 別に休日でもないですし、普通の日なのでは?」

 

 ヒカリの発言を皮切りに、この人は「いきなり何を言い出すんだ?」とばかりに食堂には困惑が広がる。ちなみに、今年の二月十四日は土曜日である。

 

「ユウト君が前にポロッと零したことなんだけど、二月十四日は『バレンタインデー』っていう、女の子にとっては特別な日なんだって」

 

 聞き慣れないその言葉――『バレンタインデー』、そして『女の子にとっては特別な日』――この言葉によってここに集まった面々はもちろん、食堂で給仕をしていた屋敷のメイドすらも注目する。全員が前のめりになった。ただ、メイドは仕事中なのでシロナに視線を向けるのではなく、耳を傾けていた。ただ、全員に共通していたのが、女の直感が「何やら捨て置けない!」と警鐘を鳴らしていたことである。

 

 

「バレンタインデー、それは一年のうちで最も女の子の告白の成功率が高い、『男女の愛の誓いの日』なのよ!!」

 

 

 その一言でこの食堂内の空気が先程とは打って変わり、一気にボルテージを最高潮にまで押し上げた。五人がシロナに熱い眼差しを向けて話を先に促し、メイドたちは自身の耳をダンボのようにデッカくしていた。心なしか、そのせいでやや仕事の進みが緩やかになったようにも見受けられる。

 ちなみに

 

「告白ねぇ。あたし関係ないかも」

 

といった出る杭は

 

「うるさいわよ、そこ」

 

とファッションモデルに切り捨てられ、

 

「いいよねー、ハルカちゃんはカレシいるんだし。持ってる人には持てない人の気持ちなんかわかんないし」

 

貨物機パイロットにディスられ、

 

「リア充は一度お亡くなりになられるべきですわ。というか、ここ出入り禁止にしますわよ?」

 

お嬢様にナチュラルに警告され、

 

「ハルカさん、ちょっと外で“だいばくはつ”してきてください。リアルに、木っ端微塵に」

「テメェ、空気読め、バカガモ娘。ぶっ殺すぞ」

 

弟子一号二号に殺意の視線を浴びせられるなどして、メッタ打ちにされていた。

 

「うっ。みんなちょっと言いす……スミマセンでしたm(_ _)m」

 

 さすがにまずいと判断した即座に謝罪に切り替えて、項垂れている。

 それから、

 

「ムッハー(゜∀゜)=3 ということはコトネがその日に愛の囁きをすればみんなコトネのことを愛してくれるのですね!?」

「「「「「「それはない。いいからすわってろ」」」」」」

「グスン、みんなヒドイ。でも、コトネ、こんなことでへこたれない!」

「「「「「「いや、いい加減あきらめろよ」」」」」」

 

 勘違い乙!なのにもそれは同様であった。

 さてそんなこんなもあったが、話を切り替えてとばかりに、

 

「で、このバレンタインデーは外国の習慣で具体的にはどういうものかというと、いくつかあるらしいんだけど――」

 

といった感じで提案者のシロナが説明を加えていく。

 

 現代ではバレンタインデーは世界的なイベントである(ただ、キリスト教色が強いイベントでもあるため、国によっては憲法に違反するとして禁止されており、これを犯した者には場合によっては死刑を宣告されることすらもありえたりする)。欧米などでは男性も女性も様々な贈り物を恋人や親しい人に贈ることがある日とされているが、あいにくユウトは現代日本からこの世界に来たため、日本的なバレンタインの話が主であった。

 その日本のバレンタインデー。いくつかあるが、そのうち大きくクローズアップされるのが、『女の子が男の子に“愛の告白”としてチョコレートを贈る』というもの。別にバレンタインデーのイベントのある地域では恋人やお世話になった知人にチョコレートを贈ることはあるが、なにもチョコレートに限定されているわけではなく、またバレンタインデーに限ったことでもない。(付け加えれば、女性から男性へ贈るのみで反対に男性から贈ることは珍しいという点と、贈る物の多くがチョコレートに限定されているという点が、日本のバレンタインデーの大きな特徴である)

 

「チョコレートじゃなくて、クッキーとかケーキでもいいらしいんだけど、やっぱりチョコレートがメジャーなんだって」

 

 他にもお世話になった知人にチョコレートを贈ることがある。この場合は『義理チョコ』という。

 

「とまあだいたいこんな感じみたい。何か質問は?」

 

 外国の習慣ということで、「まあ知らなくても仕方ないか」という流れになり、さらに「チョコは愛情を見せるために手作りに限るわ!」という一声で、チョコレートはつくるという話になった。

 

「じゃ、みんながんばってね」

 

 一通り話が済み、さあこれからというときのシロナのこの発言。いったい「何を?」という雰囲気になったが、この中で一番シロナと接している時間が長いであろう彼女が動き出す。

 

「……シロナさん、あたしは言わなくてもなんとなくシロナさんの言いたそうなことがわかります。あなた料理苦手ですもんね。で、シロナさん、いったい『何』を頑張るんです?」

「そんなの決まってるじゃない、ヒカリちゃん。

 

 

みんながチョコを作る。で、私がそれをユウト君に渡す。カンッペキね、私のアイデアは!」

 

 

「アホかー!!」

 

 

 ヒカリのでんこうせっか!(シロナ用の特大ハリセン装備)

 きゅうしょにあたった!

 といった感じでヒカリがシロナに対してO☆HA☆NA☆SHIするという一幕もあったが、実際料理が苦手なのはシロナ以外もカトレア、コトネ、フウロ、カミツレとヒカリとハルカ以外の全員。結局妥協案として、製菓用のビターチョコを仕入れ、それを溶かして味を調えた上で、各々の好む型で固めて作り上げるということになった。

 

 

 以下、その調理風景

 

 

「くぉらぁ、コトネ! 材料食いまくるんじゃない! それからあたしがつくったものをつまみ食いするんじゃない!!」

「シロナさん! チョコは細かく刻んでから湯煎していかないとダメかも!」

「カミツレさん! 湯煎の温度高すぎ! そのお湯沸騰してるから! チョコ焦げちゃうから!」

「フウロちゃん! 卵使うのは構わないけど、カラもいっしょくたに混ぜたら大変なことになるかも!?」

 

 

 女の子じゃなくてもそうだけど料理は出来た方がいいですね。今のご時世、料理が出来るのは男女ともに得点は高いですし。

 

「つ、つかれたぁぁ……」

「も、もういいかも……やだ……」

 

 調理場にいたコックやメイド曰く、料理できる組が床にへたり込む傍ら、出来ない組の顔や全身になぜかチョコが飛び散っている様には、ご愁傷さまという思いを禁じ得なかったという。

 

 

 後日、そのチョコは作り手の想いと共にきちんと手渡された。

 その際、バレンタインを教えた者の責任として、受け取った男連中にいろいろとレクチャーしているユウトの姿があったという。

 

 

 *†*†*†*†*†*†*†*†

 

 

【余談①】

 

「思ったんだけど、ヒカリとシロナさんはユウトって彼氏がいるんじゃないの?」

 

 カミツレのその一言に目をそらす二人。目には若干涙が浮かぶ。

 

「えっ? ちょっ、なんで!? フウロ、どうにかして!?」

「ええ!? カミツレちゃん、そこであたしに振る!?」

 

 仲良しコンビがアワアワしている後ろで、

 

「だって、最近全然連絡ないし」

「バトルどころか会うことすらありませんもんね」

 

暗~い雰囲気を醸し出す二人。肩にはキノコが生えそうなほどジメジメしていた。

 さらに、

 

「と、いうことはアタクシにもチャンスがあると」

 

と虎視眈々と、面白半分に狙うようなそぶりを見せるおぜうさまもいれば、

 

「センセー! コトネの愛を! 一心不乱の快楽と堕落に溺れた愛を受け取ってぇぇ!」

「コトネちゃん、発情するのはやめなさい! というか意味分かって言ってんのぉ!?」

 

と暴走を始めるヘンタイを羽交い締めにして必死に止めるコンテスト荒らしもいた。

 

「なんですか、このカオスは? 終末が近づいているのですか? 次のターンにアルマゲスト撃たれちゃうのですか?」

「それ違う。アルマゲストじゃなくてミッシングだから」

「某四角いメーカーの最後の物語Ⅴ・Ⅵのラスボスネタは自重しなさい。そしてユウト様、責任とって下さい」

 

 その惨状を見た屋敷の人間の心はそう一致した。

 

 

 *†*†*†*†*†*†*†*†

 

 

【余談②】

 

(へぇ、これは一山稼げるかもしれませんね)

 

 そんなことを心中で宣ったのは世界的な大富豪を父に持つイッシュ四天王のカトレア。彼女の家は今でこそ家格がその位置に位置しているが、昔からそうだったわけではない。商才でのし上がってきたわけだ。父もそうなら、娘にも当然というべきなのか、それがカトレアにも受け継がれていた。

 

(製菓部門の業績がワンランクもツーランクもアップするかもしれませんわね。ただ、これを一般にも広めなければなりません。メディアにはお父様のほうから圧力をかけてもらいましょう。何のためにスポンサー料や広告費を払ってるのかということです。コメンテーターや“自称”専門家とやらにはお金を積めば、バレンタイン普及にもホイホイ協力してくれるハズ。いえ、是が非でもさせましょう。番組や局の方針に従えないのなら、即すげ替えもしてもらうとして。とにかくこれからバレンタインまではバレンタイン一色で染めましょう。そうですわ。ついでに毎年これをやって定着させてしまえば、いい商売になりそうですわね。この国はメディアを操ればホイホイと国民も乗ってきてくれますから、簡単なことです)

 

 ……まぁ、メディアも資金がなければやっていけなく、その資金という名の広告費はカトレアの家の系列の広告代理店が半ば独占状態であるため、今のような手法もとることも不可能ではないのだが、娘にはまっとうに育ってほしい。

 

(しかし、ユウトさんも素晴らしいアイデアをお持ちですのね。是非とも他に面白い話(いいネタ)がないか伺いたいですわ)

 

 それらを聞いたカトレアの父は後継者としては歓迎しつつも、娘の成長としてはそう思わずにはいられなかった。

 


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