転生したらバルファルクって......詰みに詰んだ死にゲーでしょうか   作:リン・オルタナティブ

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コラボに突入します!
誰とのコラボか、皆さん当ててみてください!(多分わかりますがw)


コラボストーリー 彗星と幽世の二重奏(デュエット)
#3 こんにちは新大陸!


「(ヴァ"ァ"ァ"ァ"!我が魂は!ZECTと共にありぃぃぃぃ!)キィィィィィィィン!」

 

新大陸の上空に到着して早々、剥がれ落ちた甲殻と共に赤い光を出しながら新大陸の地上へと降下する。流星群ならぬ龍星群を行いながら古代樹の森に着陸した俺は、辺りをキョロキョロと見回し、周辺に誰もいないことを確認するとホッと安堵の息を吐いた。

 

ただし、被害が全くないとは言えず、実際衝突した場所にはクレーターができているうえに、辺りは死屍累々。アプトノスなどの草食モンスターやジャグラスといった小型モンスターの死骸があちこちに量産されている状態だった。

 

「(.......というか、なんか詰まってるのか?)」

 

周囲を確認している途中、俺はふと翼脚に何か詰まっていることに気づき、試しに閉じていた翼脚の膜を開いてみると、シュゥゥゥゥ......という音と共に真っ白な煙と赤い鱗粉のようなモノが噴き出した。しばらく放置していると煙も落ち着き、完全に煙が出なくなると、俺は翼脚を閉じ元通りに収納する。

 

「(バルファルクにこんな設定あったかなぁ....?)」

 

そんなことを疑問に思っていたが、俺は地面を駆けその場から離れる。その際地面に足跡を残さないよう細心の注意を払い、ある程度離れた所まで走ってくると、やっと足を止め、大きく伸びをする。

 

辺りには水があり、アプトノスやケルビが潤いを求めて辺りを闊歩しており、如何にも平和であった。

____と思っていたが、どうやら派手な客が来たようだ。

 

グルルルゥゥォォォォ!!

 

現れたのは、大きな恐竜のようなそれ。

それは、くすんだ桃色の鱗と背中から尻尾にかけて生えている黒い体毛を持ち、普段は背中に格納されている翼が特徴的な、獣竜種特有の2足歩行をとるモンスター。

 

___“蛮顎竜”アンジャナフ___

 

「(ファッ!?最初の壁たるアンジャナフパイセンじゃないですか!?)」

 

なぜこんな所にと考える前に、俺の体はバックステップでアンジャナフから距離を取っていた。生存本能....と言えるのだろうか。

そのアンジャナフは、少しおかしい姿をしていた。体の一部から()()()()()()が噴き出し、眼光は異常なほどの鋭さでこちらを睨みつけ、威嚇していた。

 

「(あー.....第一村人になってしまったのか。パイセン......)」

 

俺は自身から発されている龍気の粒子を吸い込んだことで獰猛化してしまったのだと思い、心の中で合掌した。

このアンジャナフ(個体)はもう助からない。手遅れになる前に始末しないと、大変なことになる。

そう思い、俺は自然と戦闘態勢へと移行した。翼脚の膜を広げ、展開する。体内に龍気を循環させ、戦闘能力を引き上げる。

 

グルォォォォォォォ!!

 

戦意を見せたからか、威嚇だけしていた獰猛化アンジャナフは大きな雄叫びをあげる。喉には通常よりも高温の熱を溜めているのか、喉が焼け千切れそうなほどに赤熱化していた。

俺は静かに精神を鎮め、瞼を下ろし、眼を閉じる。自分の鼓動が高鳴っているのを感じ取ると、再び眼を開けアンジャナフを見据える。

獰猛化アンジャナフが一歩後退ったのを見やると、俺は四肢に力を込め、龍気を活性化させると____、

 

キィィィィィィィィィィィン!!

 

最大とまではいかないものの、十分な範囲で俺はジェットのような咆哮を放つ。____討伐対象、獰猛化アンジャナフ。俺の初陣を飾ってくれる絶好のモンスター(生贄)だ。

 

-◇-

 

____赤く輝きし竜が降り立った。間違いなく、災厄が起こるだろう。

だが我々は信じている。必ずや、この災厄の竜を討ち払うであろうと____。




コラボは次回から本格的に突入する予定です。

次回『こんにちは古龍!もしかしなくとも同類=サン!?』

お楽しみに!
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