転生したらバルファルクって......詰みに詰んだ死にゲーでしょうか 作:リン・オルタナティブ
気付けばお気に入りが30件以上に......!
ありがとうございます!
これからも頑張りますので、温かい目で見守っていてください!
「赤く光る彗星.....?」
レクスの言葉に私は首を傾げた。
アステラの古龍研究員の一人から告げられた紅い彗星、そしてその直後にその彗星が古代樹の森に墜落したという話は私も興味を持った。
途轍もない高度を飛ぶためには、それなりの飛行の能力が必要となる。ただの飛竜種なら飛ぶことはできない筈。それこそ___
『___古龍だという可能性は、ないのですか?』
「.......!」
私の言葉にレクスは驚きの表情を見せ、研究員はやっぱりかと確信を得たのかそう呟いた。
研究者達の間では、古龍の可能性も考えていたが、確証がなく決断し得なかったようだ。
仮に私と同じ古龍だというなら、異常なほどの飛行能力を得ていたとしても何ら問題はない筈だ。
それと同時に、私の脳裏には一つの存在が思い浮かんだ。
彼___風翔龍クシャルダオラことマサラのようにその彗星も私と同じ転生者だったとしたら、私の方からコンタクトをとって話をしたいもの____。
「我々の方でももう一度過去の記録を見直してみよう。それで____」
研究員の言葉が最後まで紡がれる前に、
グルォォォォォォォ!!
キィィィィィィィィィィィン!!
一つは獣のように猛々しく、もう一つは機械音__ジェットエンジンのように甲高い咆哮がアステラ中に反響した。
私の思考はその二つの咆哮によって掻き消され、知覚的且つ本能的に古代樹の森から二つの反応を探知した。
一つは以前に探知したアンジャナフの反応。そしてもう一つは___この地域で見られなかった反応。
『こちらからですか...』
「シオン......!」
私はレクスの静止の呼びかけを振り払い、反応のあった場所_____エリア2付近へと身体を飛翔させる。
『(____あれですか.....!?)』
私は目を疑った。その場所は地面があちこち焼け焦げ、周囲には争う2体のモンスター以外、影も形もなかった。
エリアの中心で体をぶつけ合っているのは、アンジャナフと一度も見たことのない四足歩行の何か。
アンジャナフの身体から異様な赤黒い煙が噴き出ているのも気になるが、そんなアンジャナフと対峙するなにかの方へと視線を向ける。
その何かは全身が銀色の鱗で覆われ、背中からは翼膜がないため翼とは思えないが、巨大な翼爪が折り重なっているかのような独特な形状の翼脚が一対生えているのが確認できた。そして、そのなにかの翼脚は前に向けられ、噴出口らしき所から赤い玉らしきモノを六つ射出しアンジャナフへと攻撃を仕掛けていた。
『(これは.....どっちに味方すれば、良いのでしょうか.......)』
私は決めることができず、静かに静観することしかできなかったが、銀色の方が押され始めたのを見ると口にエネルギーを溜め、そして____
−◇−
「(....ま、手短に終わらせた方が手っ取り早いのかもな)」
そんなことを思いつつ、俺は射撃を終えた片方の翼脚を縦に構え、獰猛化アンジャナフの口から放たれた紅蓮の業火を防ぎ切る。
今の所、勝負は膠着状態に持ち込めてはいるが、どちらが有利かは全くと言っていいほどわからないのが現状だ。
「(ともかく、さっさとケリをつけてどうにかしないと___)」
俺は防戦一方になり内心焦り始めていると、突然後方から
アンジャナフの身体には先程の光が命中した箇所が黒く炭化しており、余程の熱量を誇っているのではないかと俺は推測した。
『.......援護、します』
アンジャナフが一歩後退した直後、空から幼い声が聞こえたかと思うと、舞い降りてきたのは小柄な何か。
仄かに蒼白く光る身体、その身体のあちこちでなびく幽膜。四本足に一対二本の翼は、どことなく黒龍ミラボレアスを彷彿とさせる異様な姿をしていた。
「(ゼノさん.....だと!?何故古代樹の森に.......)」
そんなことも言ってられず、了承の意思表示で俺はコクリと頷く。会話する時間も今は惜しい。
一度は後退したアンジャナフだったが、恐怖心よりも闘争本能が勝ったのか再び大きな咆哮をし、コチラへ突撃を始める。
「(.......さっきの熱線で、空中からパイセンの先にある地面を抉ってくれ。その間に俺は十八番の準備を始めておく)」
『パイセン......?でも、それなら任せてください』
何か___冥灯龍ゼノ・ジーヴァがパイセン呼びに困惑したものの、再び空へ飛ぶのを尻目に、俺は獰猛化アンジャナフの進路方向から避けるように四肢で大きく跳躍する。
アンジャナフは俺を狙っているのか、足を止め地面を抉りながら速度を殺し、再び突撃してくるその直後に___、
キィィィィィン!
俺は彼女の合図になるよう短めではあるが咆哮する。これは先程の指示には入れてないが、果たして分かってくれるのか......。
彼女は上手く理解してくれたようで、上空から先程よりも多少抑えられた熱線が放たれる。熱線はアンジャナフが踏み出そうとした先の地面を見事に抉り、おまけなのか小さな爆発を起こした。
「(ナイス!これで
俺は再び翼脚を前に向かせ、左右3つずつある龍気噴出口全てに龍気を充填する。アンジャナフは爆発で足を取られ転倒しダウンしているため、外すことはまず無い筈だ。......多分。
「(くらいな!
そんな叫び声と共に俺の翼脚から放たれたのは赤く光る
−◇−
私は熱線を放ったあとその後の戦闘を観察していましたが、物凄く特異だと言う事しかわかりませんでした。
最後に彼が放った光線は、私と同程度の威力を誇っているのがひしひしと感じ取れた。
『倒した、のですか?』
私は地面に降り、彼へと話しかけた。面構えは怖いところがあるが敵意がない事はわかっているため、比較的楽に声をかけられた。
「(そう....だな。獰猛化の証拠も消えてるし、問題ない筈)」
獰猛化?なんのことだろうか。
そのことを聞こうと思ったが、レクスやクリス、大団長たちが来たことで有耶無耶になってしまった。
はい、今回コラボとして紅龍鬼神さんの古龍の私が惚れられました♪♪と、睦月透火さんの狩人と舞う白銀の翼とコラボさせていただきます!
まさかお気に入りしてくださっている方とコラボできるとは.....!ありがたい限りです!
感想はいつでもお待ちしております!