IS~この世界の宙が見たくて~   作:塊ロック

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第十話「コアチェンジ、ドッキングゴー」

 

「コアチェンジ……ドッキング、ゴー!!」

 

落ちるだけだった体が、

 

「躱した!?」

 

コアガンダムが単体で空へ舞い上がる。

地に落ちていたアースアーマーがバラバラになり、俺に追従する。

 

「一体何を……」

 

アースアーマーがコアガンダムに次々と接続される。

シルエットが一回り大きくなる。

 

……ディスプレイに表示される名前が変わる。

 

”アースリィガンダム”

 

「アースリィ、ガンダム……!」

 

アースアーマーは、ただのサブフライトシステムでも、コアガンダムのアシスト兵装でも無かった。

コアガンダムの強化パーツだったのだ。

 

手足が延長され、シールドもビームライフルも大きくなる。

何より……翼の無かった背に、大きな翼が。

 

「俺と一緒に、飛んでくれ……!!」

「そんな、ややこしい事をしたって!」

 

ブルーティアーズのビットが飛来する。

拡大されたシールドでビームを防ぐ。

頼りなかった最初のイメージが一気に変わる。

 

ビームライフルの出力も格段に威力が上がっている。

セシリアが回避を優先するほどだ。

 

「まさか、初期設定も終わっていなかったとでも言うの……!?」

「うおおおおおおおおおお!!」

「しまー――――!?」

 

ビットを撃ち落す事に成功する。

更にもう一基。

 

慌ててセシリアが操作しようとするが、遅い!

 

出力全開、セシリアに肉薄する。

ビームサーベルを抜き放つ。

 

「食らええええええええええええええ!!」

「しま……とでも言うと思いまして!?お生憎様!!」

 

セシリアのブルーティアーズの腰に接続された両サイドのパーツが前を向く。

 

「もう二基ありましてよ!」

「くっ、うおおおお!」

 

自ら敵の弾道の中に飛び込んでしまった。

感覚が鈍くなっているのか、時間の流れが遅くなったような気がした。

 

終わりか、ここで!?

いや、終われない……!

 

そうだろう、コアガンダム!!

 

「ボルトアウトォォォォォォ!!!」

「なっ!?」

 

実弾タイプのビットだったらしく、ミサイルが発射される。

が、アースリィガンダムのパーツが全てはじけ飛ぶ。

 

アースアーマーが無くなり、小柄なコアガンダム形態に代わる。

そのおかげで、ミサイルがギリギリ足先を掠める。

 

「避、け……!」

「逃がさねええええええええええええええ!!!」

 

サーベルを振り下ろす。

入った……!

 

 

 

 

……刃が、唐突に消失した。

 

「えっ……」

「ぎゃん!?」

 

サーベルの柄が、セシリアの頭を思いっきり叩いた。

 

『星海那由太、エネルギー切れにより……勝者、セシリア・オルコット!』

 

「な、なんだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?!??!」

「あ……」

 

俺は、エネルギー切れになったコアガンダムと共に墜落した。

 

 

 

 

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