仁王やってたりモンハン始めたりで遅くなりました。
……目を覚ました時、目の前に映るのは青い空と、今にも泣きそうな顔をしたセシリアだった。
と言うかコアガンダムの顔にポタポタと水滴が落ちてきている。
「セシリア……」
「気が付かれましたのね!?」
「つ、あ、揺らすな、気持ち悪い……」
「あ、ご、ごめんなさい」
「気を失ってたからこのままだったのか……」
またコアガンダムの状態で倒れていた様だ。
俺の意識が無いと解除が出来ない仕様上、命に関わる状況に陥った場合の事を考えるとゾッとする。
「どう、なった……?」
「あの後、一夏さんがアンノウンを切り伏せ、コアを破壊しましたわ」
「そっか……良かった」
「良くありません!!」
セシリアが怒鳴った。
普段とまた違う剣幕に驚く。
「セシリア……?」
「良くなんて、ありませんわ……どうして那由太さんが、そんなボロボロになる必要があったんですか」
「……何でだろうな」
あの時、最善は一夏に攻撃させることだった。
だから、俺は最悪スキさえ作れれば良かった。
「どうして平然と自分を犠牲にするのですか……貴方には、夢があるのではありませんの?」
「……何で、だろうな」
「那由太さん!」
「騒ぐな、大馬鹿者ども」
「あがっ」
蹴っ飛ばされた。
コアガンダム形態のまま転がされる。
誰だよ全く。
「お、織斑先生……」
待て待てこの人生身で全身装甲の俺のIS蹴っ飛ばしたぞ。
「いつまでここで寝ているつもりだ。さっさと戻れ。着替えたらすぐに職員室に来い。良いな」
「「は、はい……」」
――――――――――
職員室で通達されたのは、案の定緘口令だった。
今回のアンノウンに関する一切の口外を禁じる。
誓約書まで書かされてその上反省文も追加。
特に、アリーナのシールドを破壊した一夏は俺たちの倍をドン。
「あー……疲れた」
くたびれた一夏と共に、帰路に着いていた。
俺の怪我も大したことはなく……しばらく訓練も運動も禁止だけど。
「お互い、無事で良かったな」
「全くだ。そう言えば一夏、鈴音とはどうなったんだ?」
「どうって」
「仲直りだよ。したのか?」
「まあ、出来たよ」
「そうか」
「お前こそ、セシリアにちゃんと会ったのかよ」
「怒られたよ、めちゃくちゃな」
「そうなのか……なんか、アイツも変わったな」
「ん?」
「前は、自分の事に精一杯だったのに。誰かの為に怒れるなんてさ」
「……かもな」
人が変わるっていうのも、案外難しくないのかもしれない。
……なんて、感傷に浸ろうとしたら。
「那由太。俺凄い嫌な予感がする」
「奇遇だな。俺もだ」
寮の前に、長蛇の列が出来上がっていた。
「……どうする?」
「先生に事情を話して裏から入れてもらおう」
後々分かったが、あの列はアリーナで起こった出来事を知ろうとした集まりだったらしい。
全員後日漏れなく、当分の間デザート抜きだそうだ。
「耳が良すぎるのも考えものだな」
「うう、那由太君……そのプリン恵んでくれませんか」
「駄目だ」
「鬼ーっ!!」
そろそろ転校生✕2がやって来ますが、ポジションはどうしたものだろうか……。